JFE商事エレクトロニクス、 台湾アンデステクノロジーと販売エージェント契約を締結
~次世代プロセッサ「RISC-V」で日本企業のAI対応・コスト削減を支援~
JFE商事エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:柳澤 孝彰)は、台湾の半導体設計大手アンデステクノロジー(Andes Technology)(台湾証券取引所:6533)と日本における販売エージェント契約を締結したことを発表いたします。この提携により、年平均成長率31.2%で急拡大する次世代プロセッサ「RISC-V(リスク・ファイブ)」技術を日本企業に提供し、AI対応製品を含めた製品開発とコスト削減を支援いたします。
プロセッサ(イメージ)
■背景:急成長するRISC-V市場と日本企業のニーズ
次世代プロセッサ「RISC-V」は、既存のアーキテクチャに代わる新しい選択肢として世界的な注目を集めています。市場規模は2024年の約1,400億円(9億2,000万米ドル)から、2029年には約5,400億円(35億9,000万米ドル)まで拡大する見込みで、年平均成長率31.2%という急速な成長を示しています。
日本の製造業では、AI技術への対応とコスト競争力の向上が急務となっており、従来の高額なライセンス料を必要とする技術に代わる、柔軟で経済的な解決策が求められています。
RISC-V
■アンデステクノロジーについて:RISC-V分野のリーディングカンパニー
アンデステクノロジー(Andes Technology)は、RISC-V技術の標準化団体「RISC-V International」の創設メンバーとして、20年以上にわたってプロセッサ技術を提供してきた台湾の半導体設計企業です。同社の技術は世界で160億個以上の製品に採用され、400社以上の企業が導入している実績があります(2024年時点)。
アンデステクノロジー
同社公開のニュースリリース https://www.andestech.com/en/?p=51847
■提携により提供される主なソリューション
AI対応高性能プロセッサ
包括的な開発支援
確かな実績と広範なエコシステム
コスト最適化と柔軟なライセンスモデル
豊富な設定・カスタマイズ機能
■今後の展望
このパートナーシップを通じて日本におけるRISC-V技術の普及を加速し、日本企業の国際競争力向上に貢献してまいります。
高効率MCUからAI向けNPUまで幅広いRISC-VIPソリューション
特に、AI・IoT・自動車・OA分野での活用を重点的に支援し、2026年度までに50社以上の日本企業への導入を目指します。
本件に関するJFE商事エレクトロニクス公開サイト
https://semicon.jfe-shoji-ele.co.jp/articles/partnership-andes-japanese