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<自転車の安全利用促進委員会レポート> 新年度前に自転車のルール・マナーをおさらい! 岡山県私立金光学園で中学校全生徒485名に 自転車の交通安全教室を実施

自転車のルール・マナー等の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する「自転車の安全利用促進委員会」と「一般社団法人自転車協会」は、新年度を前にした2019年2月19日(火)に、岡山県の私立金光学園にて中学生485名を対象に自転車の交通安全教室を開催しましたので、ご報告いたします。


自転車の交通安全教室の様子1


新年度を前にして春休みに入ると、生徒自身もいつもとは違う場所へ自転車で出かける機会も増えるため、自分の身を守れるよう、安全な自転車利用について意識することが重要です。また、昨今では中高生が被害者になるだけでなく、加害者になる例も散見されます。今回の交通安全教室では、自転車の安全利用促進委員会メンバーである遠藤まさ子氏が加害者・被害者にもならないためのポイントや整備の重要性、安全な自転車の選び方について講演しました。


講演では、遠藤氏が金光学園の通学路の危険地点をスライドで確認しながら、注意すべきポイントについて解説しました。また、遠藤氏は「皆さんの自転車は安全に走行できる状態になっていますか?メンテナンスも重要ですが、購入するときも、BAAマークが付いた安全な自転車を選ぶことがポイントです。」などと説明しました。


金光学園では、部活動内で交通安全のミーティングを生徒同士で実施するなど、交通安全の意識を高めています。

遠藤氏は、「自転車は、中高生にとっては非常に便利で身近な乗り物ですが、ルールを守らなかったり整備を怠ると、事故の加害者になる場合もあります。交通安全のミーティングや日頃のメンテナンスを通して、安全な自転車通学を心がけることを常に意識してほしいです。」とコメントしました。また、実物の自転車でチェックポイントを確認しながら、メンテナンスの方法や、約90項目のテストに合格した安全な自転車の目印であるBAAマークについても解説しました。



【交通安全教室後の生徒の感想】

・自分も自転車通学をしているので、よく通学指導は受けていたけれど、ここまで深く学んだことはなかった。ここから実践につなげることが大事だと思った。

・同い年くらいの学生が自転車事故を起こしていることは知っていたが、具体的な数字や重症度を聞いたことがなかった。今回聞いて、本当に注意しなければいけないと思った。



<参考資料>

●“BAAマーク”とは

BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した製品に貼られています。BAAマークの自転車安全基準は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。



●遠藤まさ子(えんどう・まさこ)

自転車の安全利用促進委員会メンバー、自転車ジャーナリスト。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い、各誌に寄稿している。テレビ・新聞・雑誌などの各種メディアでコメンテーターとして登場する機会も多い。

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