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<自転車の安全利用促進委員会レポート> 私立金光大阪学園にて全校生徒を対象に 自転車の交通安全教室実施  自転車事故件数ワースト1の大阪で 自転車通学のポイントを指導!

自転車のルール・マナー等の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する「自転車の安全利用促進委員会」と「一般社団法人自転車協会」は、2018年4月9日(月)大阪府の私立金光大阪学園 中学校・高等学校にて全校生徒1,180名を対象に交通安全教室を開催しましたので、ご報告いたします。


交通安全教室の様子(どうして事故が起きる?)


4月に入り、いよいよ新学期が始まりました。新入学生を中心に、この春から自転車通学を始める生徒も多いかと思います。慣れない通学路ではルートの危険箇所や交通ルールの確認をしっかりと行った上で自転車を運転することが重要です。また、昨今では中高生が被害者になるだけでなく、加害者になる例も散見されます。今回の交通安全教室では、自転車の安全利用促進委員会メンバーである遠藤 まさ子氏が加害者・被害者にもならないためのポイントや整備の重要性、安全な自転車の選び方について講演しました。


講演では、遠藤氏が金光大阪学園の通学路の危険地点をスライドで確認しながら、注意すべきポイントについて解説しました。また、遠藤氏は「皆さんの自転車は安全に走行できる状態になっていますか?メンテナンスも重要ですが、購入するときも、BAAマークが付いた安全な自転車を選ぶことがポイントです。」などと説明し、生徒からは「知らなかった。今まで気にしないで自転車を買っていた。」「自転車を買うときはデザインだけで選んでいた」などの声も聞かれました。


また遠藤氏は、「自転車は子供の頃から運転できるため、生活用品と思われがちですが、乗り物です。中高生は他の世代に比べ、加害者になることも多いため、自分が加害者にもなり得ることを理解して自転車通学をしてほしいです。」と訴え実物の自転車でチェックポイントを確認しながら、メンテナンスの方法や、約90項目のテストに合格した安全な自転車の目印であるBAAマークを確認することについても指導しました。



【交通安全教室の感想】

・「今まで、“自転車及び歩行者専用”の標識をしっかり確認せずに走っていたので、今後は標識を確認して走りたい。」

・「BAAマークは知らなかった。メンテナンスも全くしていなかったので、気を付けたいと思った。」



<参考資料>

・“BAAマーク”とは

BAAマークは、一般社団法人自転車協会が制定し、同協会が定める自転車安全基準に適合した製品に貼られています。BAAマークの自転車安全基準は全部で約90項目もあり、安全・安心な自転車の目印として認知されています。


・遠藤 まさ子(えんどう・まさこ)

自転車の安全利用促進委員会メンバー、自転車ジャーナリスト。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い、各誌に寄稿している。テレビ・新聞・雑誌などの各種メディアでコメンテーターとして登場する機会も多い。

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