東京都立田園調布高等学校で「gacco(ガッコ)」の大学講座...

東京都立田園調布高等学校で 「gacco(ガッコ)」の大学講座と 独自の動画を組み合わせた反転授業を実施!

 株式会社ドコモgacco(本社:東京都港区、代表取締役:伊能 美和子、以下 ドコモgacco)が運営する大規模公開オンライン講座「gacco(R)(ガッコ)」において、東京大学大学院情報学環反転学習社会連携講座(FLIT)が「日本中世の自由と平等」(本郷 和人 東京大学教授)講座を高校生向けにカスタマイズし、東京都立田園調布高等学校(校長 海發 真一)の反転授業の教材として採用されることが決定しました。過去にも高校の授業でgaccoの講座が反転授業に採用されたことはありましたが、カスタマイズされた講座を授業に採用するのは初めてです。

 今回の取り組みでは、「日本中世の自由と平等」の歴史学に関する動画に、明治時代の様々な人物史を紹介した複数の動画を追加し、「それぞれの明治時代」という講座として提供します。個々の生徒が自分の興味で選んだ人物史の動画と歴史学の動画を組み合わせてgaccoで予習し、実際の教室ではディスカッション等の発展的な学習(反転学習)を行って高次能力を育成するという流れです。本講座は、日本史Bの幕末から明治初期の単元を履修している高校生を対象に6月中旬に行う予定です。また、田園調布高等学校では、アクティブ・ラーニング型の学習形態やICT機器の活用を進めており、本講座はその取り組みの一環と位置づけています。

 大学講座(MOOC)を反転授業の教材として採用した上で、高校のカリキュラムや高校生の興味に合わせてカスタマイズすることについて、反転学習について研究している東京大学大学院情報学環 山内 祐平 教授は「複数の動画を用意し、個々人の興味に合った事前学習を設計できる点も反転学習の強みである。MOOC講座の動画は高校生にとって高度なものもあるが、高校生の興味やレベルを考慮した動画と組み合わせて反転学習を行うことで、高度な教育目標の達成がより容易になるだろう」とコメントしています。

 ドコモgaccoは、今後も大学や高等学校での大学講座(MOOC)を活用した反転学習形式の授業の普及・促進に取り組んでまいります。


■「大規模公開オンライン講座:MOOC」とは? http://gacco.org/
 一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認のサービスで、MOOC(Massive Open Online Courses)を翻訳した名称。インターネット上で誰でも無料で参加可能で、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から3,500万人以上が受講している。

*「gacco」は株式会社ドコモgaccoの登録商標です。

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