アリスタネットワークス  新製品 Arista 7300シリーズ・Arista 7200シリーズ 発表

性能や遅延に対する要求の厳しいクラウド・アプリケーションのために、 リーフとスパインを一体化  一階層のネットワークで、運用コストと資産コストを40%削減

カリフォルニア州サンタクララ発 - アリスタネットワークスジャパン合同会社(本社:豊島区)は、2013年11月14日(木)、Arista 7300シリーズとArista 7200シリーズを、同社のSDCN(Software Defined Cloud Networking)向けスイッチ製品群Arista 7000ファミリに追加しました。

Arista 7250QX
Arista 7250QX

新製品のArista 7300シリーズとArista 7200シリーズは、耐障害性の高いアーキテクチャで、拡張性の高いプログラマビリティや、仮想ネットワークを制御する機能を備えながらも、電力効率を向上させ、様々なクラウドやデータセンターでの導入に最適な価格/性能比を実現しています。また、Arista EOS(R)を搭載することで、最適な価格、プロビジョニングの自動化、より信頼性の高い、スケールアウトするアーキテクチャを提供します。

これらはオープンエコシステムパートナー各社(補足資料に記載)によって推薦されています。


■スプライン(Spline(TM))一階層設計により、ユニバーサル・クラウド・ネットワークは新世代へ
アリスタが先駆者として構築してきた、Arista 7500Eと7x50シリーズによるリーフ/スパインの二階層のネットワークと同様に、ケーブリングの簡素化、サーバの統合、物理ネットワークから仮想ネットワークへの移行、IPストレージ、ビッグデータやその他のビジネスアプリケーションの制御などを、スプライン・ネットワーク上でも行うことが可能となります。性能や遅延に対する要求の厳しいクラウド・アプリケーションのために、リーフとスパインを一体化させて一階層のネットワークとすることで、運用コストと資産コストを40%削減することができます。この一階層ネットワークは、最大2,000ホストを一つのクラスタに接続して確定的な性能を提供します。

Gartner,Incの副社長兼上級アナリスト(VP Distinguished Analyst)であるマーク・ファビ氏(Mark Fabbi)は、2013年3月に発表した「エンタープライズにおけるデータセンター・ネットワークの適正サイズ化(Rightsizing the Enterprise Data Center Network)というレポートの中で次のように述べています。「筐体サイズの小さな、新たなコア・デバイスの採用によって、従来のシャーシ型製品を使った場合と比較して、ネットワーク管理者は、設備コストを30%から70%、運用コストを30%以上削減することが可能となります。企業はボックス型筐体のスイッチとシャーシ型のスイッチとを設備コストのみで比較すべきではなく、電力消費量や保守費用のような運用コスト(opex)にも目を向けるべきであり、その運用コストは少なくとも30%は削減できます。」

Arista 7300シリーズとArista 7200シリーズは、新たなレベルの性能とポート密度を、耐障害性の高いコントロール・プレーンとともに提供しつつ、次世代のデータセンター向けに最適化されかつリニアなコストモデルで、スプライン・アーキテクチャという、新しい設計モデルを実現します。


■アプリケーションの迅速性とプログラマビリティ
データセンターの中心部において、アリスタは、オープンなクラウド・アプリケーションのために設計・開発された、Arista EOSという単一バイナリ・イメージのネットワークOSを提供します。Arista EOSの独自な基盤は、ミッション・クリティカルなネットワークでの使用に最適化された、状態主導型のマルチプロセッシング・オペレーティング・システムです。

Arista EOSの主な機能には、ネットワークへの導入を簡素化するゼロ・タッチ・プロビジョニング、F5と連携して稼働時間と有用性を最大限に引き上げるスマート・システム・アップグレード、OpenStack、Microsoft System Center、VMware NSXの環境においてオーケストレーション、仮想化、プロビジョニングツールに統合するためのオープン・ワーク・ロード、Arubaとの無線/有線での統合、パロアルトネットワークスとのスケール・アウト・セキュリティ、SplunkやRiverbedとのネットワーク・テレメトリなどがあります。変更の加えられていないモジュール型Linuxカーネルと標準CLIの組み合わせは、他のいかなるネットワークOSよりも、立証され、オープンで、拡張性があり、機能に富み、大幅に運用コストを節約する能力を備えています。


■従来製品に比べ、10倍以上の拡張性、性能、電力効率を実現
Arista 7300シリーズには3種類のシャーシがあり、Arista 7304は4スロット、7308は8スロット、7316は16スロットのラインカード・スロットをそれぞれ備えています。これらの3モデルには共通の耐障害性の高いアーキテクチャが採用されており、40Tbpsのスループットは、40GbEでは512ポート、あるいは10GbEでは2,048ポートまでワイヤースピードでスケール・アップすることを可能としています。Arista 7300用のXシリーズのラインカード・モジュールは、10GBASE-T、SFP、QSFPに対応しています。前面吸気/後面排気または後面吸気/前面排気の選択が可能な冷却エアフローと、最高クラスの電源モジュールの組み合わせは、電力効率の向上と、ミドル・オブ・ロー(MOR)でのスプライン構成を可能とします。

2台のArista 7316を、42RUのラック1本に搭載することができ、10GbEを4,000ポート以上提供します。10GbEポートあたり3W以下という低消費電力と、2マイクロ秒以下という遅延を備えた7300シリーズで、従来の他社製品に比べて、10倍以上の拡張性、スループット、遅延の改善、電力効率の向上を実現することができます。

Arista 7200シリーズのArista 7250QXは、コンパクトで電力効率のよい2RUのボックス型筐体に、ホットスワップ可能な冗長電源とファンモジュールを搭載し、40GbEを64ポート、あるいは10GbEであれば256ポートを提供することができる、高ポート密度のスイッチです。

Arista 7300シリーズのXシリーズとArista 7200シリーズの7250QX主な機能

●ユニファイド・フォワーディング・テーブル
MACテーブルとIPルーティングテーブルは、用途に応じてダイナミックに拡張することが可能で、それぞれ最大288,000MACエントリ、144,000ルートまでサポート

●新しい40GbEオプティクス
アリスタのLRL4 QSFPオプティクスは、1ペアの光ファイバ上で使用することが可能で、これまでの40GbEオプティクスと比較して、必要とするファイバを四分の一に削減

●ネットワークテレメトリ
ネットワークの輻輳やバッファの管理状態、業界標準のsFlowをリアルタイムに可視化することによるトラフィック解析

●物理 - 仮想 - クラウドネットワーク
Arista VM TracerによるプロビジョニングとVXLANのネイティブサポート、マルチ・ハイパーバイザ環境におけるワイヤースピードでのワークロードの可搬性と移動


<提供開始時期>
2013年11月14日(木)より販売開始

<価格>
Arista 7300シリーズ:10GbEポートあたり $500
Arista 7200シリーズ:40GbEポートあたり$1,500


・米国発プレスリリース
http://www.aristanetworks.com/en/news/pressrelease/642-pr-20131104-01

・製品に関するページ
Arista 7300シリーズ
http://www.aristanetworks.com/en/products/7300-series
Arista 7200シリーズ
http://www.aristanetworks.com/en/products/7200-series


■アリスタネットワークスについて
http://www.aristanetworks.com/
アリスタネットワークスは、大規模なデータセンターとコンピューティング環境に特化したSDCN(Software Defined Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るAristaの先進の10/40/100ギガビット・イーサネット・スイッチは、従来の概念を覆すスケーラビリティ、堅牢性、価格性能比を備え、全世界で2,000社を超えるユーザに採用され、100万ポートを超えるクラウドネットワーキング用のポートを出荷しています。アリスタのプラットフォームの中核となるのは、世界屈指のネットワーク・オペレーティング・システムであるEOSです。アリスタネットワークスの製品は、販売パートナー、システム・インテグレータ、リセラーを通じて、世界各地でご利用いただけます。

*Arista EOSは、Arista Network Inc.の登録商標です。
*本文中に記載の社名、製品名はすべて各社の商標または登録商標です。

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