「BIOSTYLE経営」の推進に向け、 第2回サステナビリティボンドを発行します。

 京阪ホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区、社長:石丸昌宏)は、環境・社会双方の持続可能性に貢献する事業の資金調達手段として、当社2回目となるサステナビリティボンドを2024年1月に発行いたします。
 京阪グループを取り巻く外部環境は、コロナ禍を契機にお客さまの価値観やライフスタイルが多様化したことに加え、自然災害の激甚化、少子高齢化・人口減少、デジタル化の進展等、変化が激しく、不確実性も増しています。こうした状況の中、経営ビジョンの実現に向け、改めて持続的に成長する基盤を構築するため、2023年度をコロナ禍への「緊急時対応」から「再成長軌道」フェーズに移行する転換点とし、2023年3月に長期経営戦略・中期経営計画を策定しました。
 京阪グループは、サステナビリティボンドの発行を通じ、長期経営戦略で掲げる「BIOSTYLE経営」を推進し、将来にわたって持続的に成長する企業グループとしての基盤を築くことを目指します。
「BIOSTYLE(ビオスタイル)」とは、“京阪版SDGs”として「人々の暮らしの価値を高めると同時に、社会課題解決に資する商品・サービス・事業」を創出する京阪グループの取り組みです。これを深化させ、経営や事業活動の軸に据え、社会的価値と経済的価値を両輪で創造していく経営を「BIOSTYLE経営」として掲げております。
1. 発行概要
社債の名称:京阪ホールディングス株式会社第37回無担保社債 (特定社債間限定同順位特約付) (サステナビリティボンド)
発行総額:100億円程度(予定)
発行年限:5年(予定)
発行時期:2024年1月(予定)
主幹事証券会社:大和証券、SMBC日興証券、野村證券
ストラクチャリング・エージェント:大和証券

※「ストラクチャリング・エージェント」とは、サステナビリティボンドのフレームワークの策定および外部評価(セカンドオピニオン)の取得に関する助言等を通じてサステナビリティボンドの発行支援を行うものを指します。
※その他詳細は、決定後にお知らせいたします。
2. フレームワークの策定および外部評価(セカンドオピニオン)の取得
サステナビリティボンドの発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)が定めるサステナビリティボンドガイドライン等に基づき、①調達資金の使途、②プロジェクトの評価と選定のプロセス、③調達資金の管理、④レポーティング等の方針を記載したサステナビリティファイナンス・フレームワークを策定しました。また、本フレームワークについて、株式会社格付投資情報センタヲ&I)より、サステナビリティボンドガイドライン等の原則との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しています。 
■サステナビリティファイナンス・フレームワーク
(URL:https://www.keihan-holdings.co.jp/ir/library/sustainability-bond/bond02/framework2023.pdf )
■サステナビリティボンドガイドライン等の原則との適合性に対する外部評価
(URL:https://www.keihan-holdings.co.jp/ir/library/sustainability-bond/bond02/second_opinion2023.pdf )
3. 調達資金の使途
本サステナビリティボンドにて調達した資金は、以下のプロジェクトに充当する予定です。

■枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業
第3工区 完成イメージ
第3工区 完成イメージ
 京阪グループでは、長期経営戦略における主軸戦略の一つとして「沿線再耕」を掲げており、その中でも枚方市駅および周辺エリアにつきましては、「えきから始まるまちづくり」の方針のもと、駅の魅力・価値向上と駅周辺への都市機能の集積、地域の特色を活かしたまちづくりの実現を目指し、枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業に参画しています。
 京阪グループが区分所有する第 3 工区においては、駅と一体となる大型商業施設、オフィス、ホテル、賃貸タワーレジデンス、行政等の機能を備えた複合施設の整備を推進し、2024年度の建物竣工を目指しています。
 また、再開発事業に合わせて、枚方市駅東改札口と高架下商業施設「京阪枚方ステーションモール」の一部を再開発施設と一体で整備し、「ウォーカブルなまちづくり」を促進します。
 大型商業施設、オフィス、ホテル、賃貸タワーレジデンスが駅と一体の複合施設は、全国的にも極めて稀で、京阪グループにとっても新しいまちづくりの挑戦となります。なお、再開発事業のメインとなる複合施設においては、DBJ Green Building認証を取得予定であり、環境および社会への配慮がなされた建物となる予定です。持続可能な社会の実現へ向けて、魅力的なまちの核となる拠点を形成していきます。

※「DBJ Green Building認証」とは、日本政策投資銀行による、「環境・社会への配慮」がなされた不動産とその不動産を所有・運営する事業者を支援する取り組みとして2011年に創設された認証制度です。


■「NEMOHAMO」「MARKET」における環境負荷軽減素材を使用した製品の調達・使用
写真1
写真1
写真2
写真2
 「NEMOHAMO」は、京阪グループの株式会社ビオスタイルが京都・四条河原町で運営する複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」から発信するオリジナルコスメブランドで、水や石油由来の原料を一切使うことなく、天然成分のみで製品化した完全自然派コスメです。脱プラスチック実現のため、バイオプラスチックなど可能な限り環境に配慮した容器、化粧箱、輸送箱を採用しています。2023年11月22日には関東初出店となる「NEMOHAMO新丸ビル店」をオープンいたしました。サステナブルを体現するブランドとして壁面に海洋プラスチックを再利用するなど、「NEMOHAMO」のこだわりが視覚的にも伝わる空間となっております。
 また、「GOOD NATURE STATION」内で展開する食の安全を意識した「MARKET」では、バタフライカップ等の紙製容器や、生分解性プラスチック由来のカトラリーを使用しています。
NEMOHAMO新丸ビル店
NEMOHAMO新丸ビル店
■「GOOD NATURE STATION」における実質再生可能エネルギー由来の電力調達
GOOD NATURE STATION
GOOD NATURE STATION
 「GOOD NATURE STATION」は、「BIOSTYLE」のフラッグシップ施設として、「人にも自然にもいいものを無理せず生活に取り入れるライフスタイル」を提案してきました。
当施設の建設にあたっては、建築や都市の環境における環境性能が評価され、2020年8月に「LEED認証」をシルバーランクで取得しています。照明・機械設備における高効率機器の採用、人感センサーによる節電、シャワーの水圧や節水基準の設定、発電・廃熱による給湯利用のほか、太陽光パネルによる発電等、エネルギー使用量の削減に取り組んでまいりました。
 2023年度には非化石証書の購入を開始し、GOOD NATURE HOTEL KYOTOを含む全館で使用する全ての電力を実質再生可能エネルギー由来の電力100%に転換いたしました。これにより当施設の使用する電力に関わるCO2排出が実質的にゼロになり、脱炭素を推進し、より「地球環境保全」に貢献するホテル・複合型商業施設として運営しています。
■SDGsを実現するライフスタイルを提案する 京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について
健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまにご提案しています。
規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していきます。
▶ 「BIOSTYLE PROJECT」について詳しくはこちら
https://www.keihan-holdings.co.jp/business/biostyle/
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経済(国内)
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