写真を時系列に並べてみると、そこには・・・「親の介護3年間の記録」写真展、銀座アポロ昭和館YOHAKUにて開催

親が老いるとは?介護とは?生きるとは?死ぬとは?人生とは?自分とは?

その他
2025年8月14日 15:03
FacebookTwitterLine

フリーカメラマンの松美里瑛子が、自らの両親を介護した3年間を撮影した写真展「親の介護3年間の記録」を、2025年9月3日(水)から9月8日(月)まで、銀座アポロ昭和館YOHAKU(東京都中央区)にて開催します。コロナ禍に実家へ戻り、知識も覚悟もないまま介護に向き合った日々を122点余の写真で記録。介護の現実とそこに宿る絆を静かに伝えます。入場無料。

本展について

本展は、2025年5月に秋田市文化創造館で初公開され、来場者から大きな反響を呼んだ作品群を再構成して展示するものです。松美氏が「100人いれば100通りの介護がある。これは私の家族のかたち」と語る通り、介護の日々は他人事ではなく、誰もが向き合う可能性のある現実です。
展示されるのは、父と母を介護した3年間を追った写真122枚。動画と写真のショートムービーも予定しており、そこには疲労や葛藤だけでなく、ふとした笑顔や穏やかな時間も写し込まれています。自身の介護記録ではありながらも、いつの間にか見る人自身が体験しているような気持にもさせられる写真展です。

4年前、まだコロナ禍の頃、高齢親の介護のため実家に戻った。目の前の老いた父母といきなり同居しながらの介護の日々は、想像をはるかに超え大変だった。メンタル崩壊、自分が自分でなくなった。何度も逃げ出したくなった。でも父母と向き合った。この3年間に起きる出来事など、その時は知るよしもなかった。

介護ってなんだろう。人生ってなんだろう。今になって伝えられるメッセージ。親の介護を通じて感じた思い、学んだことなど、ケータイに撮り溜めていた写真をみながら振り返り、ありのままに伝えてみようと思う。100人いたら100通りの介護がある。たまたま私の場合はこうだった。それを見てもらうことで、今現在親の介護をされている方、すでに介護を終えられた方、そしてこれから介護と向き合われる方と、家族に対する思いや自分の生き方など、何か少しでも共有できたら嬉しい。

写真家プロフィール

松美里瑛子(まつみ・りえこ)
秋田県出身。フリーカメラマンとして新聞・雑誌等で活動。地域文化や暮らしをテーマに取材・撮影を行う。

展示概要

会期:2025年9月3日(水)~9月8日(月)
時間:11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
会場:銀座アポロ昭和館YOHAKU
 〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目12-20 地下1階
※エレベーター、エスカレーターはなく、階段のみとなります。
入場料:無料
主催:松美里瑛子

アクセス

• 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」:3番出口より徒歩1分
• 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「銀座駅」:A7出口より徒歩5分
• JR「有楽町駅」:中央口より徒歩10分
※会場は「銀座アポロ昭和館」地下1階にございます。

すべての画像

NLHME1jLY3cQL6Dw0ojS.png?w=940&h=940
E3Fzn6607ma5axMEXz9m.jpeg?w=940&h=940
p5vJGxfkeibTneGNqfAt.jpg?w=940&h=940