驚きも楽しさもおいしさも、すべて「やばい」でOK!?自分の語...

驚きも楽しさもおいしさも、すべて「やばい」でOK!? 自分の語彙力に自信のある人は3割未満! ~言葉の使い方に関する意識調査結果~

通信添削学習サービスの「ドラゼミ」を運営する株式会社小学館集英社プロダクション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築 伸一郎)は、現在小学生のお子さんをお持ちの保護者を対象に、「やばい」の用法をテーマとした言葉の使い方についての意識調査を実施しました。


「やばい」で表現したことのある状況や感情は?


【アンケート概要】

■調査目的:言葉の使い方についての意識調査。

■調査期間:2018年2月28日~3月1日

■調査対象:現在小学生のお子さんを持つ保護者224名

■調査手法:インターネット調査(※アンケートツール「Fastask」)



「やばい」という言葉には本来、以下のような意味があります。

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やば・い≪形容動詞「やば」の形容詞化≫

危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。

(小学館『大辞泉』より)

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■「やばい」という言葉で表現したことのある、状況や感情は?

第1位:あやしい (42.9%)

第2位:びっくりしている状態 (39.7%)

第3位:おもしろい (36.6%)

第4位:楽しい (22.8%)

第4位:おいしい (22.8%)

第6位:感動している状態 (20.5%)

第6位:緊張している状態 (20.5%)

第8位:意味がわからない状態 (20.1%)


<「やばい」は“あやしい”をあらわす!?>

1位は、「あやしい」に票が集まりました。「やばい」の本来の意味には「危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。」とあるので、「あやしい」から、身に危険が及ぶようなシチュエーションで使われたのでしょう。

2位は「びっくりしている状態」。びっくりしたとき・驚いたときは、胸がドキドキしたり、ハラハラ落ち着かない気持ちになったりするので、こちらも本来の「やばい」の意味に近いイメージが連想されるのかもしれません。

3位には「おもしろい」、4位には「楽しい」「おいしい」がランクイン。これらは本来の「やばい」が持つ否定的な意味とは反して、肯定的な意味合いで使われています。とてもおもしろい・とても楽しい・とてもおいしいなど、程度を強調する際にも「やばい」が使われていると言えそうです。

6位は「感動している状態」。前述の程度の強調と同様に、「(とてもうれしくて)感動した」「(とてもおいしくて)感動した」など、肯定的な意味での感情の高ぶりに対して「やばい」が使われることがあるようです。

同率6位には「緊張している状態」がランクイン。2位の「びっくりしている状態」と近い、ドキドキ・ハラハラした気持ちや、気持ちが落ち着かないイメージが連想されるのかもしれません。



■「やばい」で表すことについて、どのように思うか?

さまざまな状況や感情を「やばい」という言葉で表現することに対する抵抗感について聞きました。「おかしいのでやめたほうが良いと思う」が選択された言葉の上位7位は下記のとおりです。

第1位:軽い (86名)

第2位:長い (84名)

第3位:短い (83名)

第4位:小さい (82名)

第5位:重い (80名)

第6位:好き (79名)

第7位:大きい (77名)


<「やばい」では意味が伝わりづらいケース>

「おかしいのでやめたほうが良いと思う」の上位には、重量や長さ、大きさなどを表す言葉が占める結果となりました。

「やばい」だけでは、それが重いのか軽いのか、長いのか短いのか、意味が伝わらないため、これらを表現する際に「やばい」を使うことは、言葉の乱れとして認識する人が多いようです。


<「やばい」で表現することが受け入れられているケース>

一方、「そこまで抵抗感はなく、あまり気にならない」「まったくおかしいとは思わない」を合計した場合の上位7位は、下記のとおりです。

第1位:あやしい (185名)

第2位:(食べ物が)まずい (175名)

第3位:緊張している状態 (172名)

第4位:びっくりしている状態 (170名)

第5位:かっこわるい (169名)

第6位:だるい(疲れた状態) (168名)

第7位:おもしろい (162名)


1,3,4位には、前述した「やばい」の元の意味に近い、身に危険が及ぶようなイメージや落ち着かない気持ちの描写といった内容の選択肢「あやしい」「緊張している状態」「びっくりしている状態」、2,5,6位には、「まずい」「かっこわるい」「だるい」など否定的な内容の選択肢がランクイン。やはり、「やばい」の本来の意味がネガティブな内容であるため、否定的な内容を表現する際に「やばい」を使うことにはあまり抵抗感が生まれないのかもしれません。

7位には、「おもしろい」がランクイン。バラエティ番組等におけるタレントやお笑い芸人による「やばい」の使用も、影響しているのかもしれません。



■あなた自身の「語彙力」に自信はある?

続いて、自身の語彙力に自信があるかどうかを聞きました。

ある       :8.5%

ややある     :18.3%

どちらともいえない:31.2%

あまりない    :30.4%

まったくない   :11.6%


「ある」「ややある」の合計は26.8%。「どちらともいえない」「あまりない」「まったくない」の合計は73.2%となりました。自信があるとまでは言い切れない方が大半のようです。



■「語彙力」があると、どのような場面で役に立つ?

第1位:自分の考えや気持ちを表現するとき(57.1%)

第2位:人の話や文章を理解するとき(53.6%)

第3位:わからない人に向けて物事を説明するとき(53.1%)

第4位:知性や教養を示したいとき(34.8%)


<語彙力は「表現力」「読解力」「理解力」にも繋がる>

「語彙力」の活用場面について聞いたところ、1位は「自分の考えや気持ちを表現するとき」がランクイン。「表現力」と「語彙力」は、切っても切れない関係にあると言えます。この「表現力」は、2020年の教育改革でも重要になると言われています。

2位は「人の話や文章を理解するとき」。こちらは、「読解力」や「理解力」とも言い換えられそうです。いくら理解しようとしても、そもそも使われている言葉の意味がわからなくては、話になりません。

3位は「わからない人に向けて物事を説明するとき」。わからない人に向けて説明をする際には、難しい言葉をかみ砕いて表現したり、相手に合わせて言葉を選んだりすることも必要になってきます。その際にも語彙力は欠かせません。

4位は「知性や教養を示したいとき」。語彙力があることは、自身の能力をアピールすることにも繋がると考えられているようです。



■お子さんに「語彙力」をつけてほしいと思う?

思う       :58.9%

やや思う     :21.4%

どちらともいえない:14.3%

あまり思わない  :0.9%

まったく思わない :4.5%


「思う」「やや思う」と答えた方の合計は80.3%。自身の経験もあるのか、当然お子さんにも語彙力をつけてほしいと願う親は多いようです。



■お子さんが語彙力をつけるには、どうすればよい?

第1位:本や新聞などいろいろな文章を読む(71.0%)

第2位:わからない言葉があったら、すぐに辞書で調べる習慣をつける(56.2%)

第3位:親子の会話を増やす(48.7%)

第4位:新しく覚えた言葉を会話の中で積極的に使う(30.8%)

第5位:しりとりやなぞなぞ、かるたなど、言葉を使ったゲームで遊ぶ(25.4%)

第6位:日記をつける(19.6%)

第7位:わからない(10.3%)


<語彙力をつけるために必要なのは、インプットとアウトプット>

お子さんが語彙力をつけるための方法について聞きました。

1位は「本や新聞などいろいろな文章を読む」。若者の活字離れが叫ばれていますが、まずは活字を読む機会・量を増やすことが大事、と考える親は多いようです。

2位は「わからない言葉があったら、すぐに辞書で調べる習慣をつける」。大人はスマートフォンで調べがちですが、リビングなど手の届くところに辞書を置いておくと、お子さんも自分で気軽に調べる習慣をつけられるようです。

3位は「親子の会話を増やす」、4位は「新しく覚えた言葉を会話の中で積極的に使う」がランクイン。覚えた言葉を会話の中で積極的に使うと、語彙は定着していきます。

5位は「しりとりやなぞなぞ、かるたなど、言葉を使ったゲームで遊ぶ」。親子や友達同士で楽しく取り組めば、遊びながらぐんぐん語彙力をつけていけそうです。

6位は「日記をつける」。自分の言葉でその日にあった出来事を綴ることによって、書くことに抵抗が無くなりますし、書くことが楽しくなれば、しだいに言葉の選び方や表現の仕方もお子さん自身で工夫するようになるので、語彙力アップにつながりそうです。

7位は「わからない」。どうすればお子さんに語彙力がつくのか、やり方がわからないと悩む親は多いようです。



言葉は、時代とともに移り変わっていくもの。本来もっていた意味からあらわす内容が広範囲になっていったり、そもそもは無かった意味をもつようになったり、ということは、しばしばあることです。

そして今回の調査で取り上げた「やばい」のように、本来の意味から離れていたとしても、その言葉がふだんの生活に浸透していくにしたがって、抵抗感なく受け入れられていく例も少なくないようです。


ただし、「やばい」だけでは表現しきれないようなさまざまな感情や状況をひとまとめにして一つの言葉で片付けていると、しだいに新しい言葉を獲得していく機会は減り、語彙力も表現力も乏しくなっていってしまいます。


「本を読む」「わからない言葉はすぐに調べる」「親子でたくさんおしゃべりする」など、ふだんの生活の中でできる工夫をしていくことが、親にとってもお子さんにとっても、語彙力アップ・表現力アップに繋がっていくと言えそうです。


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小学一年生コース 51作品(主要教科書の平均は18作品)

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小学三年生コース 63作品(主要教科書の平均は19作品)

小学四年生コース 70作品(主要教科書の平均は17作品)

小学五年生コース 65作品(主要教科書の平均は12作品)

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■関連リンク

・小学館の通信添削学習ドラゼミ

https://www.shopro.co.jp/dora/

・ドラゼミが選ばれる3つの特長

https://www.shopro.co.jp/dora/dorazemi/feature/

・株式会社小学館集英社プロダクション

https://www.shopro.co.jp/



■会社概要

会社名 : 株式会社小学館集英社プロダクション

所在地 : 〒101-8415 東京都千代田区神田神保町2-30 昭和ビル

代表  : 代表取締役社長 都築 伸一郎

設立  : 1967年(昭和42年)6月26日

創業  : 1967年(昭和42年)9月1日

資本金 : 4億9,900万円

従業員数: 421名(男性 192名 女性 229名)

URL   : http://www.shopro.co.jp/

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