昆布食文化の継承に取り組む「苦楽園こんぶ処永楽」、汐昆布など...

昆布食文化の継承に取り組む「苦楽園こんぶ処永楽」、 汐昆布など全商品を5月から完全無添加に切り替え

~創業約60周年の老舗昆布店、 食生活や嗜好の変化に応え、自然な味覚を追求~

「苦楽園こんぶ処永楽」(所在地:兵庫県西宮市南越木岩町、運営会社:株式会社なにわ屋、代表取締役:藤橋 健太郎)は、2016年5月より定番の汐昆布など昆布加工商品を、添加物完全無添加に切り替えます。

汐昆布釜
汐昆布釜

【添加物完全無添加への切り替えについて】
これまでも保存料・合成着色料無添加など、安全にこだわったものづくりを追求してきましたが、今回の商品リニューアルでは、化学調味料(うま味調味料)・人工甘味料・人工酸味料不使用に踏み切ります。これは、食に対する意識や嗜好が変化する中で、安心・安全で質のよいものを求める消費者の声に応え、未来を担う子どもたちに昆布本来の自然な「うま味」を語り継ごうとするものです。


【環境と調和した健康的な食生活と味覚を、未来を担う子どもたちに贈りたい】
「酸味」「塩味」「甘味」「苦味」に「うま味」を加えた五味は味覚の基本。当社では2014年より、昆布のもつ「うま味」を体感するワークショップ活動を精力的に行っています。しかし、東京歯科大学が2014年におよそ350人の子ども(小学1年生から中学3年生まで)を対象に行った研究では、約3割の子どもが味覚を正確に認識できていないという調査結果もあり、化学調味料による濃い味付けのものを日常的に食べ続けることによる味覚への影響が懸念されています。今回の商品リニューアルは、従来の佃煮昆布や汐昆布の加工製造につきものだった化学調味料や人工甘味料・人工酸味料を排除し、醤油や砂糖といった基本的調味料のみで炊き上げる昔ながらの製法に戻ることで、昆布本来のうま味と栄養をそのままお届けすることを目的としています。


【日本古来の昆布食文化に、現代の健康志向を反映】
会社創業当時より現在にいたるまで、当社は時代とともに変化する味覚・嗜好に合わせて、製品の味付けのマイナーチェンジを繰り返してきました。「ごはんが進む」しっかりした味付けが求められた時代から、今では「素材そのものの美味しさを味わう」ことが求められる時代。だしソムリエでもある三代目若手社長のもと、くどく口中に残る味でなく、うま味がありながらスッと後口も心地よい商品をめざして試行錯誤しながら完成させました。


【苦楽園こんぶ処永楽 店舗概要】
1957年 初代・田中 長次郎、大阪梅田1丁目にて創業
1985年 運営会社として、株式会社なにわ屋を設立
2004年 兵庫県西宮市の苦楽園に、本店をオープン
2011年 藤橋 健太郎が株式会社なにわ屋三代目代表取締役社長に就任
    姉妹店「梅田永楽」(大阪駅前第4ビル内)と合わせ2店舗を運営中

公式ホームページ: http://www.eiraku-konbu.co.jp/


【こんぶ処永楽の取り組み】
■体験型ワークショップ開催
だしソムリエである代表自らが講師となり、約10~15人程度の少人数で、昆布食の歴史や、昆布の品種、生育環境について学ぶとともに、品種ごとに異なるだしの風味のききわけを体験していただきます。また、料理研究家とコラボしたセミナーなども積極的に実施し、消費者と昆布との接点を増やす活動に力を入れています。

■生産者との交流
昆布の生産地・北海道に足を運んで、昆布漁に関わる人々との交流を深めるとともに、生産地のリアルな姿を消費者に伝えることをめざしています。また、今後は生産地の関係者と連携し、新たなものづくりにも取り組んでいく予定です。

■社会貢献活動
贈答用昆布詰め合わせを購入された方に、同じ商品の小袋をプレゼントするギフトサービス「ともにセット」を、2014年からスタート。昆布を介して小さな幸せのシェアが生まれることを願って、この売上の一部を、世界の貧困地域で食糧対策に取り組むNPO法人TABLE FOR TWOに寄付しています。初代・田中 長次郎が掲げた、「昆布を通じて社会に尽くす」という理念を守り、今後も社会で必要とされるための努力を行っていきます。

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。

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