<自転車事故報道を受けての消費者意識実態調査>ルール・マナー...

<自転車事故報道を受けての消費者意識実態調査> ルール・マナーのみならず、自転車自体の安全性についても意識が向上。 自転車購入の基準は“価格”から“安全性”へ! BAAマークをはじめとした、“安全基準マーク”も意識される結果に

自転車の交通ルール違反や、自転車が起こした事故をめぐる問題、道路交通法改正など、自転車に関する様々な情報が報道されています。そこで、自転車の安全利用促進委員会では、6月9日~10日に、自転車との向き合い方について、515名の回答を集計いたしました。

グラフ1:自転車の製品事故についての一連のニュースを見て思ったこと
グラフ1:自転車の製品事故についての一連のニュースを見て思ったこと

●一連の自転車に関する事故についての報道をきっかけにルール・マナーへの意識が向上!さらに、半数以上が自転車自体の安全性についても意識し始める結果に
●自転車の購入基準に大きな変化!最も重視する項目は“価格”から“安全性”へ!BAAマークをはじめとした、“安全基準マーク”も意識される結果に
●半数以上が自転車専門店以外で自転車を購入!インターネットでの購入者も5.2%


今回の調査の結果、“ルールやマナーへの意識”だけでなく、“購入時の自転車の選び方”“普段のメンテナンス”についても消費者の注目が集まり始めていることがわかりました。

特に自転車の購入基準については、国による明確な安全基準が設けられていないこともあり、BAAマークをはじめとした“安全基準マーク”に対する注目度が報道後に大きく上昇する結果となりました。当委員会で以前行った調査では、タイヤの空気圧が低いだけで、ブレーキがかかりにくい、スムーズな走行がしにくいということが明らかになっています。もしも交差点で車や歩行者と接触しそうになった場合、わずか30cmの制動距離の違いが事故になるかならないかの境目になるかもしれません。「安全な自転車」に乗ることは、自分の命だけでなく他人を傷つけるリスクも減らすことにつながります。ブレーキがかかりにくいなど目に見えない危険性はなかなか切迫感を感じられないものです。普段のメンテナンスで、この大きな30cmの違いを防ぐことにつながります。

当委員会ではルール・マナーはもちろん、自転車に安全に乗れることも重要視されるべきであると考えています。そのためのBAAマークをはじめとする“安全基準をクリアした自転車”を購入することも重要だと感じています。


【一連の自転車に関する事故についての報道をきっかけにルール・マナーへの意識が向上!さらに、半数以上が自転車自体の安全性についても意識し始める結果に】

2015年に入り過熱する自転車事故の報道を受け、消費者の意識がどのように変化したのかを調査いたしました。
今回の調査を受け、ルールやマナーなどの“運転時の意識”だけでなく、“購入時の意識”についても、消費者の注目が集まり始めていることが明らかになりました。

Q:自転車の製品事故についての一連のニュースを見て思ったことにチェックをつけてください。
https://www.atpress.ne.jp/releases/67307/img_67307_1.png

“運転時の意識”としては、ルール・マナーについて、62.1%が「守ろうと思った」と回答。道路交通法改正などを受けて、意識が変化していることがわかりました。
“購入時の意識”として、「選ぶ際に安全性に気をつけようと思った」(55.0%)、「安全基準(BAAマークなど)を意識しようと思った」(32.4%)、“乗車前の意識”として、「定期的にメンテナンスをしようと思った」(42.3%)などの回答が得られました。


【自転車の購入基準に大きな変化!最も重視する項目は“価格”から“安全性”へ!BAAマークをはじめとした、“安全基準マーク”も意識される結果に】

消費者がどのようなことを意識して自転車を購入しているのか、昨今の自転車に関する報道前後での意識の変化を調査いたしました。

Q:自転車の購入基準で最も重視する点は何ですか?
https://www.atpress.ne.jp/releases/67307/img_67307_2.png

今回の調査を受け、報道前後で消費者の購入時に重視する基準が“価格”(50.7%⇒18.8%)から、“安全性”(18.2%⇒61.9%)に変化していることがわかりました。
報道前を振り返り、最も意識する購入基準を調べたところ、“価格”(50.7%)“安全性”(18.2%)“デザイン”(13.2%)の優先順で選ばれていたという結果となり、“価格”を他の購入基準の3倍以上の人が重視していたことが明らかとなりました。しかし、現在最も意識する購入基準を聞いたところ、“安全性”(61.9%)“価格”(18.8%)となり、“価格”と“安全性”が逆転する結果となりました。
国による明確な安全基準が設けられていないことを知ることで、BAAマークをはじめとした“安全基準マーク”に対する注目が高まったようです。


【半数以上が自転車専門店以外で自転車を購入!インターネットでの購入者も5.2%】

自転車を購入する方法が多様化する中、消費者がどのような場所で自転車を購入しているのか実態を調査いたしました。

Q:自転車をどこで購入していますか?
https://www.atpress.ne.jp/releases/67307/img_67307_3.png

調査の結果、消費者の半数以上が“大型サイクルショップ”“街の自転車屋”以外で自転車を購入しているという実態がわかりました。
消費者の約半数が“大型サイクルショップ”(25.6%)“街の自転車屋”(23.1%)で購入している一方、“ホームセンター”(21.4%)のように自転車専門店以外で自転車を購入している消費者がいることが明らかとなりました。
また、購入場所として、これらの自転車の専門家が常駐している施設以外の、“インターネット”(6.0%)“リサイクル店”(1.0%)で購入している消費者が一定数いることがわかりました。


▼調査概要
調査方法  : インターネットリサーチ
回答数   : 合計515名
調査日   : 2015年6月9日(火)~2015年6月10日(水)
調査主体  : 自転車の安全利用促進委員会
ホームページ: http://jitensha-anzen.com
ご注意   : 図表の構成比は四捨五入しているため、
        構成比の和が100%にならない場合があります。

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