高速、高密度な地上型3Dレーザースキャナーの 最上位モデル『CR-P1』シリーズを発売
最大200万点/秒、従来機比約16倍の高速スキャン 現場の生産性を革新
株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO:江藤 隆志)は、建設現場における3次元計測の需要がますます高まる中、最大200万点/秒と従来機比で約16倍の高速スキャンを実現した地上型3Dレーザースキャナーの最上位モデル『CR-P1』シリーズを発売いたします。
活用シーン
近年、国土交通省が推進する「i-Construction 2.0」や、建築分野におけるBIM(Building Information Modeling)の普及により、建設現場での3次元データの取得・活用が、工程の効率化や品質向上、生産性の飛躍的な改善に直結する技術として注目され、3Dレーザースキャナーの導入ニーズが急速に高まっています。
CR-P1本体
さらに、建設業界では深刻な人手不足が続く中、少人数でもスピーディに高密度な3Dデータを取得し、設計・施工・維持管理といった各工程において情報の一元化・共有化を図ることが求められています。『CR-P1』シリーズは、このような業界の課題解決に向け、現場の作業効率を飛躍的に向上させ、3次元データによる施工・管理の省力化や効率化を図れる地上型3Dレーザースキャナーです。
当社はこれからも、建設現場のニーズへ柔軟に対応し、ICTを活用してさらなる働き方改革や生産性の向上を図り、業界の課題を解決する建設現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献しています。
フィールドイメージ
【主な特長】
■高速・高密度・高精度
当社従来機が誇る長距離・高精度の特長はそのままに、「高速」「高密度」なフラッグシップモデルです。最大200万点/秒というスキャンスピード(従来機比約16倍)を実現しています。
■最大スキャン範囲:400m*
最大400mのスキャン範囲により、一度の計測で広範囲をカバー。高所建造物や高圧電線など、遠距離・高所にある対象物も確実に計測できます。
* 『CR-P1 L』の場合。
■4.4kgの軽量ボディ
高い計測性能を備えつつ、本体重量は4.4kgと軽量設計。三脚との着脱が容易なクイックリリース機構により、高い機動力を発揮します。山間部や高低差のある法面など、機器の盛り替えが多い現場でもストレスなく運用できます。
■選べる計測スタイル
解析を現場で完結させたい場合には『Collage Site』を、オフィスで高密度点群を活用した高度な解析を行う場合には『Collage Office』を使用。目的に応じて、2つの計測スタイルを使い分けることが可能です。
■選べるカメラセンサー
色再現に優れた内蔵カメラと、撮影速度を重視した外付けパノラマカメラ*から選択可能。外付けカメラによる撮影は、わずか約2秒で完了します。
*外付けカメラはオプション
■光と音でステータスを確認
本体に搭載されたライトと音により、スキャンや撮影のステータスをリアルタイムで把握可能。遠隔操作時でも機体の動作状況を視覚と聴覚で確認できるため、安心して計測作業を行えます。
【その他】
発売時期 :2025年7月
国内標準価格(消費税込み):CR-P1 S(スキャン範囲100m)8,250,000円(税込)
CR-P1 M(スキャン範囲200m)9,350,000円(税込)
CR-P1 L(スキャン範囲400m)12,100,000円(税込)
【株式会社トプコン概要】
代表者 : 代表取締役社長 CEO 江藤 隆志
設立 : 1932年9月1日
資本金 : 16,891百万円(2025年3月末現在)
売上高 : 2,160億円(2025年3月期)
上場取引所: 東京証券取引所プライム市場〔証券コード:7732〕
従業員数 :(連結)5,327名(2025年3月末現在)
事業内容 :
「医・食・住」に関する社会的課題をDXで解決するグローバル・ソリューションプロバイダー
・医(ヘルスケア):眼健診(スクリーニング)の仕組みづくりによる眼疾患の早期発見
・食(農業):「農業の工場化」による食料の安定的な生産
・住(建設):「建設工事の工場化」による安心・安全で住みやすい街づくり
に貢献するDXソリューションビジネスを推進