アイティーエム、さくらインターネットと 脆弱性管理クラウド「yamory」を活用した実証実験を完了 ~「さくらのレンタルサーバ」への導入が決定し、 脆弱性管理体制の強化を実施~
デジタルインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社のグループ会社でMCSSP(Managed Cloud & Security Service Provider)事業を展開するアイティーエム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:河本 剛志、以下「アイティーエム」)は、2024年4月よりさくらインターネット株式会社(以下、さくらインターネット)と株式会社アシュアード(以下、アシュアード)が提供する脆弱性管理クラウド「yamory(ヤモリー)」を活用して、「さくらのレンタルサーバ」のサービス開発におけるセキュリティ対策強化と、開発スピード向上の両立を行うための実証実験を行い、2025年5月27日に完了いたしました。
本実証実験を通して、「yamory」を利用することで、これまでの脆弱性管理に要する工数と比較して開発者の負担が軽減でき、開発生産性の向上に寄与することを確認しました。これを受け、さくらインターネットにより「さくらのレンタルサーバ」へ「yamory」の導入が決定されました。
お客さまにより安心してサービスをご利用いただくため、当社はこれからも脆弱性の情報収集および管理の体制を整え、セキュリティ対策を実施してまいります。また、さらに品質を高め、より堅牢なセキュリティを実現するため、開発ライフサイクル全般におけるセキュリティ対策の高度化を目指します。
■各社によるコメント
さくらインターネット株式会社 執行役員 堀本 照
「さくらのレンタルサーバ」をはじめとするデジタルインフラは、ビジネスの基盤を支える社会インフラに含まれるようになり、よりセキュアなサービスが市場より求められています。
アイティーエムさまと共同で実施した本実証実験により、脆弱性管理クラウド「yamory」を導入することで「さくらのレンタルサーバ」をよりセキュアにお客さまへ提供できることが可能にできたため、「yamory」の導入を決定しました。今後も引き続き、さくらインターネットグループは、お客さまの「『やりたいこと』を『できる』に変える」ためのサービスを提供してまいります。
アイティーエム株式会社 代表取締役社長 河本 剛志
社会がデジタル化に向かう昨今、ITプロセスやシステムの安全性を確保し、お客さまにとって重要なデータを保護する重要性は益々高くなっております。
そのような中、脆弱性管理サービスの提供を通じて「さくらのレンタルサーバ」におけるサービス開発の運用管理体制強化の一翼を担えることは光栄かつ大変価値のある取り組みだと考えております。
今回の知見を基に、より実用的な脆弱性管理モデルと管理プロセスの構築を行い、今後もデジタル社会の安心と安全に貢献してまいります。
■製品・サービスの概要
<「yamory」について>
「yamory」は、ITシステムに潜む脆弱性を自動で検知し、管理および対策ができるクラウドサービスです。独自で構築した脆弱性のデータベースを使い、危険度のレベルを算出し、対応の優先度を自動で判断するオートトリアージ機能※を搭載しています。
※脆弱性自体の深刻度に、脆弱性が存在するシステムの使用状況と攻撃コードの有無を加味し、リスクの大きさに応じて自動で分類する機能のこと。特許取得済み。
<「さくらのレンタルサーバ」について>
さくらのレンタルサーバは、個人や企業、学術系など幅広いお客さまに利用されているクラウドサービスです。初めてレンタルサーバーをご利用の方にも安心してご利用いただけるよう、サポートコンテンツの充実も図っております。アップデートを重ねながら、2024年にサービス提供20周年を迎えました。
■アイティーエム株式会社 会社概要
代表者: 代表取締役社長 河本 剛志
本社 : 東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル
設立 : 2017年1月4日
URL : https://www.itmanage.co.jp/
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