ブレインパッド、大阪公立大学が主催する “関西発”の学生向けデータ活用コンペティション 「Osaka Data Quest」に技術協賛

産学官連携を通じ、次世代を担うデータサイエンス・AI人材の育成と、 若手人材の地域定着を目指す

企業動向
2025年8月7日 14:00
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 株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、大阪公立大学(所在地:大阪府大阪市住吉区、学長:櫻木 弘之、以下:OMU)が本年11月7日(金)に開催する、産学官連携による大学生・大学院生・高専生を対象としたデータサイエンス・データ活用に関するコンペティション「Osaka Data Quest(大阪データクエスト、略称:ODQ)」に技術協賛することを発表します。

 本コンペティションは、実ビジネスで生み出されたデータを学生自らが分析し、その分析を通じてビジネス課題の解決策を提案するものであり、これを産学官の連携の枠組みで推進する本コンペティションは、関西圏では真新しい、革新的な取り組みです。

 ブレインパッドは、長年データサイエンティストを育成してきた知見を活かし、本コンペティションを開催する上でのテーマ設定や、それを実現するためのデータ選定・データ加工の支援、学生の審査対応をメインに、ODQの企画・運営全般の支援を行っています。


● 「Osaka Data Quest」特設ページ  https://www.omu.ac.jp/las/jinzai/info/news1/entry-87911.html



■ 「Osaka Data Quest」の開催背景

 日本のデジタル国際競争力は年々低下しており、デジタル人材が圧倒的に不足することが予測されています。そのうえ、日本はIT産業だけが成長し、その他の産業は停滞しているという現状があり、日本の国際競争力を強化していく観点において、企業におけるデジタル人材の不足は大きな課題です。(別紙、参考資料1)

 特に関西圏においては、学生の首都圏への流出によりデジタル人材の確保が深刻な課題となっていることに加え、関東圏のような産学官連携でのデジタル人材を育成する取り組みが存在しません。学生にとっては、実ビジネスに直結する形でデータ分析スキルを学ぶ機会が限られている状況であり、次世代を担うデータサイエンス・AI人材の発掘・育成に向けた取り組みが急務です。(別紙、参考資料2)

 このような課題を共に認識するOMUとブレインパッドは、“関西発”の学生向けデータ活用コンペティションを共に企画し、「Osaka Data Quest」として開催するに至りました。両者は、大阪・関西圏の教育機関ならびに企業が手を取り合い、次世代を担うデータサイエンス・AI人材の発掘・育成を加速させるとともに、企業とデータサイエンスに長けた学生とのつながりを深め、若手人材の地域定着化の一助となることを目指していきます。


■ ブレインパッドが技術協賛する背景

 ブレインパッドは、Visionに「息を吸うようにデータが活用される社会を作る  “Data-driven as Usual”」を掲げており、データ活用を日常に根付かせるために、必要な人材と環境を広く提供することを目指しています。そして、本Visionの実現に向けて産学官連携による人材育成の取り組みが欠かせないと考え、本コンペティションに技術協賛する運びとなりました。協賛内容としては、本コンペティションのテーマ設定や、データ選定・データ加工の支援、学生から応募された内容の審査等を主軸に、ODQの企画・運営全般を支援しています。

 

■  「Osaka Data Quest」の開催概要

●  コンペティションのテーマ

『 データから描く大阪・関西での至高のひととき 』

  ~百貨店やスーパーの購買データから顧客の購買原理を分析し、大阪・関西での「楽しい」「うれしい」「おいしい」を実現する新しいリテール体験を企画しよう~


 メインパートナーであるエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社からご提供いただいた百貨店やスーパーの購買データ(マスキング加工済)を題材に、参加学生はデータ/AI活用を通じた課題解決に取り組みます。

 審査・評価ポイントは、データサイエンスの技術面だけではありません。データ/AI活用による課題解決力や、実際のビジネスにおける有効性・新規性の観点、学生自らが収集したデータやオープンデータ等を組み合わせることによる分析アプローチの独創性といった観点も、加点要素となります。


●  応募条件 大学生・大学院生・高専生・高校生


● 開催スケジュール

・2025年8月1日          応募受付開始

・2025年9月末日         応募締め切り

・2025年10月中旬   予選(書類審査)/予選通過者発表

・2025年11月7日    本選(プレゼンテーション)/表彰式(於:QUINTBRIDGE  https://www.quintbridge.jp/)  


■「Osaka Data Quest」協賛企業一覧(五十音順)



■  後援一覧

大阪府・大阪市・公益社団法人関西経済連合会・近畿経済産業局・大阪商工会議所

 

大阪公立大学 副学長 松井 利之氏のコメント

 未来社会の創成を担うデータ人材やAI人材が悲観的と言えるほど不足しています。特に関西域では、それを担う高度研究人材を養成する大学課程がいくつもありながら、将来の活躍の場を他の地域に移す若者が後を絶ちません。そこで本学は、将来を担う若手人材を産学官が連携し地域で育てることを目標に、産業界から生きたデータの提供を受け、それを新たな価値へと変革する価値創造プロセスを体験するコンペティションを開催します。関西圏の企業、大学、自治体およびデータ活用に関心の深い学生の参画を期待しています。


株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏のコメント

 日本においてデータ活用人材・AI人材の不足は深刻な社会課題です。首都圏以外にも日本が誇る素晴らしい企業と日本の未来を担う優秀な学生が数多く存在していますが、首都圏一極集中が両者のつながりを分断し、足かせになっています。日本経済の再浮上の鍵は地方経済の再活性化であり、そのためには、海外の好事例を見ても強固な産学官連携が重要です。「息を吸うようにデータが活用される社会を作る “Data-driven  as Usual”」をVisionに掲げる当社にとって、万博開催を機に注目を集める関西・大阪の地から新たに生まれるこのデータ活用コンペティションが、産学官連携によるデータ活用人材・AI人材不足解消に向けた力強い一歩となることを強く願っています。


■  ご参考情報

●  大阪公立大学について https://www.omu.ac.jp/

本校所在地: 大阪府大阪市住吉区杉本3丁目3番138号

設立:2022年4月

代表者: 櫻木 弘之 


  株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/

 ブレインパッドは2004年創業の日本を代表するデータ/AI活用のリーディングカンパニーです。近年は「分析/コンサルティング/SI」「人材育成・教育」「SaaS」の三位一体のビジネスモデルを武器に、企業の内なるIT力を高める「データ活用の民主化と内製化支援」に注力しています。支援実績は金融・小売・メーカー・サービスなど幅広い業種を対象に1,400社を超え、データの力をビジネス創造と企業価値向上につなげるお手伝いをしています。


本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ

上場市場:東京証券取引所  プライム市場(証券コード 3655)

設立:2004年3月

代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏

資本金:597百万円(2024年6月30日現在)

従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)

事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス


■ お問い合わせ先

●  製品・サービスに関するお問い合わせ

株式会社ブレインパッド

e-mail:info@brainpad.co.jp



*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。


以上  


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[  別紙 ]

 参考資料1  



参考資料2




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「Osaka Data Quest」協賛企業一覧
参考資料1
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