特定非営利活動法人タイガーマスク基金のロゴ

    特定非営利活動法人タイガーマスク基金

    働きながら大学に通う児童養護施設出身の学生を応援  月々1,000円からの「進学サポーター」を8月31日まで募集

    告知・募集
    2023年7月19日 09:30

    児童養護施設で暮らす&巣立つ子どもたちを支援している特定非営利活動法人タイガーマスク基金(代表理事:安藤 哲也、東京都文京区本駒込3-10-3、以下:タイガーマスク基金)は、働きながら大学に通う児童養護施設出身の学生に返済不要の奨学金を届けています。

    41年ぶりの物価高騰の影響で、タイガーマスク基金「進学支援制度」に応募する学生の数が過去最高となったことを受け、物価高騰で困窮する学生たちの「学び」を支えるために、月々1,000円から参加できる「タイガー進学サポーター」を2023年8月31日(木)まで募集いたします。


    学生からのお礼状


    【支援が必要な背景】

    子ども家庭庁の発表によると、全高卒者の56%が大学等への進学を果たしている現在でも、児童養護施設出身者の進学率は22%程です。様々な事情により家族と離れ、社会的養護の下で育った子どもたちは、高校を卒業して施設を離れても、実家に頼ることはできず、その多くが18歳で自立を強いられます。

    身近に頼れる大人はおらず、生きるために働かなくてはならないために、進学を断念している若者も多くいます。タイガーマスク基金は、公的な奨学金にプラスして、働きながら大学に通う学生に公募により返済不要の奨学金(4年間で30万円)を届けています。


    進学率

    (令和5年4月「こども家庭庁」支援局家庭福祉課発表資料「社会的養育の推進に向けて」より)



    【物価高騰に深刻な影響を受けている学生たち】

    応募数の増加


    タイガー「進学支援制度」には、全国の児童養護施設出身者から毎年30名程の応募が届いていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、アルバイト収入が減少した学生たちからの応募が増加傾向にありました。コロナ禍の行動制限も解除され、応募数の増加も落ち着くという予想に反し、過去最高の68名から支援を求める申請書が届きました。41年ぶりの物価高騰が、学生たちの生活に大きな打撃を与えています。


    緊迫する世界情勢の影響を受けて、日用品や食品、光熱費の値上がりが続いています。親を頼ることができず、アルバイトで生計を支えている学生たちは、もともとギリギリの生活を強いられており、数十円・数百円単位の負担でも、日々の生活への影響は深刻です。


    タイガーマスク基金が活動を開始した頃には存在しなかった給付型奨学金制度により、児童養護施設の子どもたちの大学進学者が増えてきていることは喜ばしいことです。しかし、学費の制度はあっても、仕送りが全くない10代後半から20代の若者が、たった一人で生活していくことは、想像以上に困難です。


    「教師になりたい」「建築家になりたい」「保育士になりたい」「医師になりたい」など、子どもの数だけ夢があります。タイガーの支援金は、使途を学費に限定せずに、アルバイトを重ねながら勉学に励む学生たちのサポートに役立てられます。



    【月々1,000円から参加できる「タイガー進学サポーター」】

    定額(一口1,000円から)のご寄付を、口座振替でまずは1年間ご継続いただける「タイガー進学サポーター」を2023年8月31日(木)まで募集いたします。毎月5,000円で一人の学生をサポートでき、学生からは年に2回、近況報告のお便りが届きます。(5,000円以下の場合は、複数人で一人の学生をサポートします)

    学生の進級の状況に応じて、そのまま卒業まで継続してサポートいただける方が多く、2012年からこれまでに8,600万円の支援金を1,046名の学生に届けることができています。


    <募集中のサポーター>

    ・月々5,000円の進学サポーター様 30名

    ・月々3,000円の進学サポーター様 50名

    ・月々1,000円の進学サポーター様 150名


    単発のご寄付も受付中ですが、ご一緒に1年間学生を見守っていただければと考えております。卒業までの4年間サポートいただける方も大歓迎です。お申し込みはタイガーマスク基金ホームページをご参照ください。

    公式サイト      : https://www.tigermask-fund.jp/

    サポーター&寄付申込は: https://www.tigermask-fund.jp/donation.html


    寄付募集ページ

    進学支援実績


    【タイガーマスク基金について】

    漫画「タイガーマスク」の原作者 故・梶原一騎先生の奥様(故・高森篤子さん)が、2010年の年末に拡がった「タイガーマスク運動」を、ブームで終わらせてはならないと設立。漫画家の故・辻なおき先生のご家族や著作権を管理する講談社様のご協力を得て、漫画の主人公である伊達直人とタイガーマスクをアイコンに子ども虐待防止の啓発や進学支援を中心に活動しています。


    <沿革>

    プロジェクト開始         2011年3月1日

    団体発足 設立総会開催      2012年7月30日

    東京都へNPO法人設立申請      2012年8月17日

    特定非営利活動法人東京都認証取得 2012年11月22日

    登記完了 法人設立        2012年12月3日


    <組織>

    代表  :安藤 哲也 NPO法人ファザーリング・ジャパン ファウンダー

    理事  :久留島 太郎 植草学園短期大学 こども未来学科 教授

        :高祖 常子 NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク 理事

        :鈴木 俊 弁護士

        :田中 尚人 株式会社グランママ社 代表取締役

        :恒松 大輔 自立援助ホームあすなろ荘 ホーム長

        :中村 久美 児童心理治療施設 さくらの森学園 園長

        :吉成 麻子 ファミリーホーム吉成 代表(養育里親)

    監事  :家本 賢太郎 株式会社クララオンライン 代表取締役社長

    顧問  :草間 吉夫 新島学園短期大学 准教授

    名誉会長:高森 篤子 故・梶原一騎(『タイガーマスク』原作者)夫人



    Email   : info@tigermask-fund.jp

    公式サイト: https://www.tigermask-fund.jp/

    Twitter  : @tigermask_fund

    Facebook : https://www.facebook.com/tigermaskfund 

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら。
    プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

    特定非営利活動法人タイガーマスク基金

    特定非営利活動法人タイガーマスク基金