第19回日本情報オリンピック(JOI 2019/2010)　 本年度から予選を二段階化　7月申込開始

特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、本年度から日本情報オリンピック予選を一次予選3回と二次予選1回の二段階化することを発表いたします。

【予選二段階化概要】

「第19回日本情報オリンピック(JOI 2019/2020)」から、これまで以上に多くの方に参加していただけるよう、予選を二段階化します。これまでの予選は、3時間で6問の課題を出題していました。本年度から100分3問の一次予選と、3時間で5問の二次予選の二段階方式となります。

いずれの予選もオンラインで開催されますが、一次予選は3回実施し、そのいずれかで一定以上の成績を収めた方は、二次予選に招待されます。また、前年度の日本情報オリンピックで、一定以上の実績を残した方なども二次予選に招待されます。なお、一次予選3回は、一度参加申込みをすると、それ以降の一次予選の全てに参加可能です。

【予選日程】

・一次予選(第1回)：2019年 9月21日(土) 14:00～15:40

　　　　　(第2回)：2019年10月27日(日) 14:00～15:40

　　　　　(第3回)：2019年11月16日(土) 14:00～15:40

・二次予選　　　 ：2019年12月 8日(日) 13:00～16:00

・実施概要URL： https://www.ioi-jp.org/

【予選二段階化の意図】

特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会は、設立以来、数理情報科学教育の振興に寄与することを目的として、広く一般市民を対象に活動を行ってきました。2020年度から全面実施される小学校プログラミング教育に続いて、2022年度入学者から、全ての高校生がプログラミングを含む情報科学を学ぶようになります。日本情報オリンピックをこれまで以上にプログラミング初学者にとって、参加しやすい大会にしたいと考えました。

昨年度の日本情報オリンピック予選では、繰り返しを含む基本的なプログラムを適切に書くことができる者をBランクとして、原則としてBランクの基準点を全6問中2題分の配点である200点と定めていました。これまでの予選は、2題分が初学者の目標となるものであると同時に、約千名の参加者から、本選に招待される70名前後のAランクを競う競技でもありました。

本年度からは、参加機会の増大を図るため、初学者がBランクを目指す一次予選(合計3回実施)と、本選進出を目指す二次予選(1回のみ実施)の二段階方式の予選となります。一次予選で一定以上の成績を収めると二次予選に招待され、Top70を競うことになります。

第18回日本情報オリンピック(JOI2018/2019)　本選

【付記】

情報オリンピックは、高等学校3年に相当する学年以下の生徒・学生が集まり、数理情報科学の能力を競う智の競技会です。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められます。

「第19回日本情報オリンピック(JOI 2019/2020)」は、一次予選、二次予選を経て、 本選で競い合い、金・銀・銅メダルを含む成績上位者約20名が表彰されます。この約20名は、春季トレーニング合宿に招待され、その中から 2020年7月に開催予定の「第32回国際情報オリンピック(IOI2020シンガポール大会)」の日本代表選手4人が選出されます。日本代表選手の国際情報オリンピックへの派遣は、特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会が行っています。

【日程】

・参加申込受付期間

1回目受付：2019年 7月 1日(月) 12:00～ 9月19日(木) 24:00

2回目受付：2019年 9月23日(月) 12:00～10月24日(木) 24:00

3回目受付：2019年10月28日(月) 12:00～11月14日(木) 24:00

・一次予選(第1回)　　 ：2019年 9月21日(土) 14:00～15:40

・一次予選(第2回)　　 ：2019年10月27日(日) 14:00～15:40

・一次予選(第3回)　　 ：2019年11月16日(土) 14:00～15:40

・二次予選　　　　　　：2019年12月 8日(日) 13:00～16:00

・本選　　　　　　　　：2020年 2月 8日(土)・2月9日(日)

・春季トレーニング合宿：2020年 3月19日(木)～3月25日(水)

【応募資格】

参加資格は、次の2つの条件を満たすことが必要です。

1. 2020年2月9日(日)の第19回日本情報オリンピック本選競技実施時点で、高等学校、高等専門学校、中等教育学校、中学校、義務教育学校、小学校、特別支援学校に在学し、学年が高等学校2年以下(中等教育学校や高等専門学校などの在校生は高等学校2年に相当する学年以下)であること。なお、日本国内において学校以外の初等・中等教育機関に所属している人及び日本国外の初等・中等教育機関に所属している日本国籍を有する人は個別に相談。

2. 生年月日が2000年4月2日以降であること。

ただし、一次予選はどなたでも参加できます。

【参加料】

無料

【参加申込方法】

参加申込は、情報オリンピック日本委員会のウェブサイト https://www.ioi-jp.org/ よりオンラインで受付けます。

また、学校の教員がクラス単位、学校単位、あるいは 部・委員会・サークル・同好会単位等で一括して申請して登録することができます。