子どもたちの未来に、日本の自然や文化を残そうとする市民活動、...

子どもたちの未来に、日本の自然や文化を残そうとする市民活動、 「プロジェクト未来遺産2018」を7月20日まで募集中

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟は、100年後の子どもたちに日本各地に存在する美しい自然や文化をまもり伝えていくために、農村景観や里山、町並みの保全、地域の祭りや民俗芸能の次世代への継承に取り組む活動を「プロジェクト未来遺産」として登録し、応援しています。2009年よりスタートしたこの活動は今年で10年目を迎えました。現在、新たな「プロジェクト未来遺産」を募集しています。ふるってご応募ください。


葵祭に使用されるフタバアオイを境内で育成する“葵プロジェクト”(京都府京都市)


■プロジェクト未来遺産とは

日本の素晴らしい文化や自然は、長い歴史の中で先人たちの知恵や工夫によって育まれてきた、今の時代を生きる私たち日本人一人ひとりの財産です。その大切な財産を子どもたちへ残し、未来へ向けて文化や自然を守り、継承していく市民の活動が“未来遺産”です。

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟では、失われつつある豊かな自然や文化を、子どもたちの未来に残そうとする活動を『プロジェクト未来遺産』として登録し、地域から全国へ発信し、日本全体で応援するプロジェクトを推進しています。


1. 募集対象

(1)市民が主体となって地域の文化(建造物や遺跡等の有形、演劇・技術・祭り等の無形文化)を守り継承するプロジェクト。

(2)市民が主体となって自然(自然景観や生態系等)を守り継承するプロジェクト。

(3)自然災害からの自然・文化の復興をテーマとするプロジェクト。


2. プロジェクト未来遺産に登録されると

<1>顕彰

(1)「プロジェクト未来遺産」として登録された活動の顕彰、登録証の授与。

(2)「プロジェクト未来遺産」登録時に応援金20万円を贈呈。


<2>活動・PR支援

(1)各団体は、地域における市民活動の担い手として、「プロジェクト未来遺産」のPRができます。

(2)当連盟のホームページや、パンフレット等に登録された活動を掲載いたします。

(3)ご後援いただいている読売新聞等に活動を掲載いたします。


3. プロジェクトの審査基準 下記の諸条件を中心に審査いたします。

(1)【メッセージ性】地域の文化や自然を未来へ継承するという明確なメッセージをもつもの。

(2)【モデル性】類似する課題を抱える他の地域へのモデルとなり、他地域への波及が見込まれるもの。

(3)【次世代育成】次世代を担う子どもや若者を巻き込んでいるもの。

(4)【地域活性化】第三者(個人・企業など)が参加できる仕組みがあり、地域の活性化に寄与するもの。

(5)【独自性】先進性や創造性等独自性がみられるもの。


4. 応募団体の要件(すべてを満たす必要があります)

(1)地域の人が主体となって運営していること。

(2)特定の宗教や政治に偏らない非営利団体(公益法人・任意団体)であること(ユネスコ協会、国・地方公共団体、自然・文化関連団体などの各種団体からの推薦を得られること)。

(3)2年以上の団体活動実績があること。

(4)特定の政治、宗教活動を目的とする団体ではないこと。


※小・中・高等学校・大学等教育機関・企業からの申請はできません。ただし、地方公共団体が出資している第三セクターの企業等からの申請は検討いたします。


5. 応募について

(1)受付期間 2018年4月27日(金)~7月20日(金)必着

(注意)受付期間を過ぎた書類はお受けできません。また応募書類や添付資料は返却いたしません。

(2)応募書類について

・未来遺産運動ホームページ( http://www.unesco.or.jp/mirai/news/2018/10061827003004.html )より、所定の応募シートをダウンロードしてください。

・規定枠内に入るように必要事項をご記入の上ご提出ください。

・応募シートはパソコンで作成したもののみ受け付けます。

・1団体1プロジェクトの応募に限ります。



【応募必要書類】

以下のデータを添付の上、郵送にてご応募ください。

(1)「プロジェクト未来遺産2018」応募シート

(2)申請される活動の様子がわかる写真(2枚程度)

(3)ユネスコ協会、国・地方自治体、自然・文化関連団体などからの推薦書(書式自由)

(4)2018年度事業計画書、2017年度収支決算書、定款もしくは会則


※(2)の写真は、未来遺産運動に関連する説明・広報等に使用します。使用制限のない写真をご提出ください。

※(2)の写真は、CD-ROMやUSB等でご提出ください。

※原則として、上記(1)~(4)の応募書類をもとに審査をいたします。



【応募書類送付先】

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟事務局内 未来遺産運動事務局

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル12F

電話 : 03-5424-1121

FAX : 03-5424-1126

Email: mirai@unesco.or.jp


※公益社団法人日本ユネスコ協会連盟は、「個人情報の保護に関する法律」および関連する法令を遵守し、細心の注意を払って情報の保護に努めています。



6. 選考について

申請されたプロジェクトは、未来遺産委員会によって、下記の段階を経て決定されます。

●募集開始

2018年4月27日(金)


●募集〆切

2018年7月20日(金)

※書類選考を通過したプロジェクトに対し、現地調査を実施いたします。


●未来遺産委員会:最終選考

2018年12月上旬(予定)

「プロジェクト未来遺産」の決定


●プロジェクト登録地において登録証伝達式開催

2019年1月以降


※書類選考の結果は、すべての応募団体に書面にて通知いたします。



【未来遺産委員会メンバー】

西村幸夫(委員長) 神戸芸術工科大学教授

齊藤裕嗣     東京文化財研究所無形文化遺産部客員研究員

酒井暁子     横浜国立大学大学院環境情報研究院教授

鈴木佑司     公益社団法人日本ユネスコ協会連盟理事長

土屋誠      琉球大学名誉教授

名越章浩     日本放送協会解説委員

西山厚      帝塚山大学文学部文化創造学科教授

西山徳明     北海道大学観光学高等研究センター長

橋本卓史     住友ゴム工業株式会社CSR推進室室長

原口隆則     読売新聞東京本社社会部長

日野正夫     東日本旅客鉄道株式会社常務取締役

矢野和之     株式会社文化財保存計画協会代表取締役

鷲谷いづみ    中央大学理工学部人間総合理工学科教授


(五十音順、敬称略 2018年4月1日現在)

プレスリリース添付資料

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報