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ジボダン社、 セントロフローラグループ ニュートリション部門を買収

ナチュラルエキスのグローバル展開の強化

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、2020年に向けての5か年計画の一環として、ナチュラルエキスのグローバル展開の強化とブラジルでのさらなるプレゼンス向上を目指し、セントロフローラグループのニュートリション部門を買収すると発表しました。


ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ



セントロフローラグループのニュートリション部門(以下 Centroflora Nutra)は、食品、飲料、コンシューマー製品向けの植物エキスやドライフルーツを製造しています。世界の様々な地域の多種多様な野菜エキスを提供しており、ブラジルの豊かな生物多様性から得られるエキスに特に重点的に取り組んでいます。本社と製造施設をブラジルのボトゥカトゥに置く同部門は、約116人の従業員を擁し、世界各国に製品を輸出しています。



ジボダン社CEOのジル・アンドリエは次のように述べています。

「セントロフローラ社のニュートリション部門の買収は、ナチュラル製品の事業拡大を目指す私たちの2020年に向けての5か年計画と合致しており、サステナビリティに関する目標にも沿ったものです。この買収は、ジボダン社のフレーバー、フレグランス、化粧品事業のためのナチュラル原料の調達基盤を強化するまたとない機会となります。セントロフローラ社の包括的な持続性管理プログラムにより、環境保護、調達元であるコミュニティの人々の健康増進、長期的な資源保護に対する私たちの貢献が促進されることでしょう。」



ジボダン社フレーバー部門プレジデントのマウリツィオ・グレーバーは次のように述べています。

「ナチュラル資源を保護しながらナチュラル製品に対する消費者のニーズとのバランスをとることは、ジボダン社の最優先事項です。セントロフローラ社のナチュラルエキスのポートフォリオと同社の持続可能性に対するリーダーシップ、そして長い歴史のある当社のナチュラルと持続可能な調達におけるとが組み合わさることにより、ブラジルはもとより世界中のお客様、従業員、コミュニティに非常に多くの恩恵がもたらされることでしょう。」



買収条件は非開示ですが、Centroflora Nutraの事業により、ジボダン社の2017年の売上高は概算で約17百万スイスフラン増加する計算となります。ジボダン社は今回の買収を手元資金で行う計画です。買収は2018年初めに完了する見込みです。



■ジボダン社について

ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2016年の売上高は4,663百万スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、95を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で10,000名を超えます。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com/ をご覧ください。



■ジボダン社のフレーバー事業について

ジボダン社は、各国の様々なフレーバーについての幅広い知識とグローバルな拠点、戦略的な洞察力により、世界中のお客様と緊密なパートナーシップを結んでいます。フレーバー事業部は、それぞれのお客様に合わせた取り組みにより製品を創造し、新鮮で独自のアイデアとソリューションによってお客様や消費者を驚かせる知識やイノベーション、創造のための原動力を備えています。ジボダン社は飲料、菓子、セイボリー、スナックなど主要分野全般にわたり、持続するフレーバーと味覚体験を創造しています。そして人々に感動をもたらし、製品分野にかかわらず、食品と飲料製品をおいしくすることに情熱を傾けています。「あなたの感性を魅了する」体験にお招きします。フレーバー事業部の詳細は https://jp.givaudan.com/flavours をご覧ください。



■セントロフローラグループについて

セントロフローラグループは60年にわたり、健康、栄養、パーソナルケア産業に対し植物エキスの開発と商品化を行っています。同社はブラジルにおける大規模なナチュラル由来の医薬品材料の製造会社で、70を超える国々に向けて輸出しています。世界の様々な地域の多種多様な野菜エキスを提供しており、ブラジルの豊かな生物多様性から得られるエキスに特に重点的に取り組んでいます。4つの製造ユニットでは約260人の従業員が働いており、Partnerships for a Better World(より良い世界のためのパートナーシップ)プログラムを通じたサステナビリティへのコミットメントを明言しています。このプログラムは、家族経営による有機農業や持続可能なハーブ収穫を推進することにより、消費者と農村との統合を目指したもので、生物多様性の保護、倫理的バイオトレード、クオリティオブライフ(QOL)のさらなる向上に貢献します。さらにセントロフローラグループ( http://centroflora.com.br/en/ )は健康、環境、地域開発についての社会環境教育イニシアチブを展開しているFloravida Institute( http://floravida.org.br/english )を通じた社会的責任を推進しています。



■注:GHG(温室効果ガス)プロトコルによるGHG排出スコープ1、2、3の定義

<スコープ1:GHG直接排出>

GHGの直接排出は、企業が所有または管理するソースから発生するものです。例えば、所有または管理下にあるボイラー、加熱炉、車両などによる燃焼や、所有または管理下にある処理装置における化学薬品の製造による排出が挙げられます。


<スコープ2:電力使用に伴うGHG間接排出>

スコープ2は企業が使用する購買電力の発電時に排出されるGHGから構成されています。購買電力とは、購入あるいは企業組織内に持ち込まれた電力のことです。


<スコープ3:その他のGHG間接排出>

スコープ3は、企業活動の結果排出されるものですが、企業の所有あるいは管理下にないソースから発生します。その例として、スコープ3の活動には購入した原料の抽出や製造、購入した燃料の搬送、販売した製品やサービスの使用が挙げられます。

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