GfKジャパン調べ:2017年上半期 電動アシスト自転車の販...

GfKジャパン調べ:2017年上半期 電動アシスト自転車の販売動向

販売は前年から1割伸長。バッテリー容量16Ahなど高付加価値商品がけん引

 GfK ジャパン(東京:中野区)は、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。


【概要】

  ・2017年上半期の電動アシスト自転車販売は、台数、金額共に前年から1割増加。

  ・バッテリー容量16Ah以上モデルが販売台数の2割強へ。高付加価値商品の好調により平均価格は上昇基調。


【2017年上半期は10%超の伸長】

 2017年上半期(1-6月)の電動アシスト自転車販売は、台数前年比11%増、金額前年比12%増となった。5月を除く全ての月で前年の販売実績を上回った。最大需要期である3月、4月が共に台数前年比11%増と好調であったことに加え、閑散期にあたる6月も初売り時期である1月並みの販売を記録したことがプラス成長に大きく寄与した(図1)。

  市場の金額規模面では、平均価格の高いチャイルドシート設定車が、販売ピークの3月以降も平均価格を落とすことなく好調に推移したことが貢献した。なお、チャイルドシート設定車は金額ベースで市場の40%を占めるまでに拡大した。チャイルドシート設定車だけでなく、学生をターゲットにしたシティー車などにおいても、デザイン面などで高付加価値化が進んだ。結果、電動アシスト自転車の税抜き平均価格は約101,000円と前年同期から約1,000円上昇した。


【スペックの進展とデザインの多様化で高付加価値化】

  バッテリー容量は電動アシスト自転車の代表的なスペック目安の一つであるが、大容量化が再び進んでいる。16Ah以上を搭載したモデルの販売台数構成比は、1年前では数パーセントであったが、2017年上半期には24%へ拡大した(図2)。また、2017年上半期には20Ah以上のモデルも登場した。充電の手間を減らせる大容量バッテリーはニーズが高く、今後の進展が注目される。

  スペック値では表せない商品コンセプトの多様化・繊細化も、電動アシスト自転車の販売を後押ししている。チャイルドシート設定車は、軽自動車と同様に乗り手のライフスタイルを反映したコンセプトとデザインが施され、カゴなどのオプションも一層多彩になっている。また、次世代ターゲットである通学需要の取り込みに向けて、軽さやスタイリッシュさなど男子学生、女子学生それぞれに響くコンセプトの商品が増えている。

  需要の増加と高付加価値化により電動アシスト自転車市場は、改めて成長期を迎えようとしている。


本プレスリリースのURL:
http://www.gfk.com/jp/insights/press-release/1729electricassistbicycle/

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