モリンダ社  イリドイド含有飲料の抗糖化作用を発表

― イリドイド含有飲料を飲むと8週間で体内年齢約4才下がるという結果に ―

モリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州プロボ、社長:ジョン・ワズワース)は、2014年12月29日発行の食品科学に関する研究論文誌『International Journal of food science』においてイリドイド(※1)の抗糖化作用を示唆する3つの研究から構成された論文「イリドイド含有飲料の抗糖化作用」を発表しました。

試験管研究結果
試験管研究結果

発表内容は以下の通りです。

1.試験管研究(イン ビトロ)
ノニに含まれるDAA(脱アセチルアスペルロシド酸)、サンシュユに含まれるロガニン酸、糖化反応阻害剤のアミノグアニジン(※2)を比較した際、それぞれ通常の濃度の場合では、アミノグアニジンのAGE阻害率が最も高いが、一定の濃度を超えた場合、DAA、ロガニン酸のAGE阻害率がアミノグアニジンを超えることがわかった。
(参照: http://www.atpress.ne.jp/releases/56218/img_56218_1.jpg )

2.疫学研究
対象者3,913名のアンケートにより「イリドイドを日常的に摂取している人」とそれ以外の人に分け、TruAgeスキャナー(※3)で体内年齢を測定。その結果、前者群の方が後者群に比べ体内年齢が平均2.79歳若い測定結果が出た。また、喫煙者であるか否かはこの結果に優位な影響を及ばさなかった。

3.臨床研究
インドネシア大学(ジャカルタ)のDr.Samuel Oteroとの共同研究。対象者34名(女性20名、男性14名の健常者)が8週間毎日、イリドイド含有飲料を60~240cc、の量を飲み、AGE Reader(※4)によるScore(AGE値)を8週間前と後で比較した結果、対象者のScore平均値が12(体内年齢に換算すると約4才程度)下がり、統計的な優位差が出た。


<研究記事>
International Journal of Food Science Volume 2014 (2014), Article ID 276950, 8 pages
Antiglycation Activity of Iridoids and Their Food Sources
http://www.hindawi.com/journals/ijfs/2014/276950/


※1 イリドイド
主に有用植物に含まれる成分のグループの1つであり、植物が他の生物から食べられないように防御する働きがあります。ポリフェノールやカロテン、リコピンなどもその一種ですが、これらの植物栄養素以上に、人間の体を整える働きがあることが研究によりわかってきています。

※2 アミノグアニジン
金属キレート形成作用によりAGE形成を阻害する医薬品。

※3 TruAgeスキャナー
オランダの医師アンドレ・J・シュミット医学博士により開発されたAGE測定器。皮膚・皮下の血管壁に蓄積されるAGEを検出し、その積分データをAGE値・体内年齢として算出します。

※4 AGE Reader
オランダ・ダイアグノプティクス社製のAGE測定器。皮膚・皮下の血管壁に蓄積されるAGEを検出し、その積分データをAGE値scoreとして算出します。


<ご参考>
・AGE(終末糖化産物)とは
AGEとは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)、すなわち「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のこと。老化を進める原因物質とされています。

・糖化とは
糖化は余分な糖がタンパク質や脂肪と結合する反応で、糖化が進むとAGEが作られます。AGEが体内に溜まると肌のタンパク質であるコラーゲンが破壊され、たるみや黒ずみなどの原因となります。


<モリンダ ワールドワイド インクについて>
モリンダ インク(本社:米国ユタ州プロボ、1996年創業)は、「ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)」の健康への恵みを世界に初めて紹介した研究主導型企業です。世界中の人々がより健康で生き生きとした生活をおくれるよう、ノニをはじめとする有用植物を世界中から厳選し、健康・美容関連製品の研究・開発・製造を行っています。モリンダ ワールドワイド インクは、モリンダ インクの製造する製品の輸出入・販売業務を行っています。詳細は http://morinda.com をご覧ください。

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
技術・テクノロジー

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。