「建築学部(通信教育課程)」(仮称・設置構想中) 令和7年(2025年)4月、開設予定 通学不要、安価な学費で一級建築士受験資格を取得可能

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    2023年9月6日 15:00
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    近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和7年(2025年)4月に、「建築学部(通信教育課程)」の開設を予定※しています。
    コロナ禍を経て通信制大学の入学者数は増加傾向にあり、社会の高度化・複雑化によって社会人のリスキリングやリカレント教育の必要性も高まっています。新たに開設予定の「建築学部(通信教育課程)」では、歴史と実績ある本学の建築学部と通信教育部の知見をもとに、全国の建設業従事者を主な対象として、通学不要、安価な学費でキャリアアップの場を提供します。なお、大学の通信教育課程で「建築学部」は本学が初となります。

    【本件のポイント】
    ●令和7年(2025年)4月に「建築学部(通信教育課程)」を開設
    ●全国の建設業従事者を主な対象として、リスキリングやリカレント教育の場を提供
    ●通学不要、安価な学費で、一級建築士受験資格を取得可能

    【新学部概要】
    名称  :建築学部(通信教育課程)(仮称)
    通称  :建築学部オンライン学士プログラム
    開設時期:令和7年(2025年)4月
    入学定員:1年次入学100人、3年次編入学500人
    収容定員:1,400人
    学位  :学士(建築学)
    ※ 設置計画は予定であり、変更になる場合があります。

    【本件の内容】
    本学は、昭和38年(1963年)に理工学部建築学科開設、昭和40年(1965年)に工学部建築学科開設、昭和41年(1966年)に第二工学部建築学科(現 産業理工学部建築・デザイン学科)開設、平成23年(2011年)には理工学部建築学科を学部に発展させて日本初となる建築学部を開設しました。国土交通省が平成16年(2004年)以降発表している大学ごとの一級建築士輩出数の累計において、本学は1,508人と、西日本1位、全国5位の数を誇り、建築業界を牽引する人材を多数輩出しています。また、通信教育部は、昭和32年(1957年)の開設以来、全国に45,000人以上の卒業生を送り出し、関西の大学通信教育の草分け的存在といえます。
    この歴史と実績ある建築学部と通信教育部の知見をもとに、建築業従事者を主な対象として、学士(建築)の学位(大卒)と一級建築士受験資格が得られる「建築学部(通信教育課程)」を、令和7年(2025年)4月に開設します。オンライン学習を軸に、仕事をしながらであっても、いつでもどこでも学べる環境を安価な学費で提供します。また、1年次入学のほか、3年次編入学も受け入れることで、短期大学を卒業した方が大卒を目指す、専門学校を卒業して就職した方がそれまでのキャリアで培った実践知を大学での学びに還元するなど、時代が求める幅広い学びのニーズに応えます。

    【開設の背景】
    日本国内の通信制大学の入学者数は、平成30年度(2018年度)から増加傾向にあり、令和3年度(2021年度)には前年比4,000人以上も増加しました※1。コロナ禍でオンライン環境が整備され、幅広い地域で通信制大学を受容する土壌ができたことも理由の一つであると考えられます。また、社会の高度化・複雑化によって、ライフキャリアにおいて知をアップデートし続ける必要性が生じており、リスキリングやリカレント教育が国を挙げて推進されています。
    建設業では、常用雇用・一般労働者のうち高卒が全体の約50%を占め、人数にして100万人超、専門学校卒・高等専門学校卒・短大卒も全体の13%程度、約29万人とされます※2。大卒でも営業担当、事務職など建築士以外の業務従事者が多数存在し、建築学部での学び直し需要は高いと考えられます。さらに、一級建築士の社会的責任は時代とともに増加していますが、建築士事務所に所属する一級建築士の約65%は50代以上と高齢化※3 し、一級建築士事務所の登録人数も減少しており※4、新規資格取得者の需要が高まっています。

    ※1 出典:文部科学省 令和3年度学校基本調査
    ※2 出典:厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査
    ※3 出典:国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会・建築基準制度部会住宅局資料「建築行政に係る最近の動向」
    ※4 出典:国土交通省 webサイト「一級建築士免許の登録等について」
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000010.html

    【「建築学部(通信教育課程)」の特色】
    「実学教育」という本学の建学の精神に則り、従来の「つくる」ことを主たる目的とした建築学に加えて「守り・育てる」建築学を学ぶ場を提供することで、現代社会の課題を読み解き、その解決に向けた新しい建築を創造する人材を育成します。そして、21世紀における社会の変化の中で建築のあり方を継続的に探求できる人材を輩出するため、以下の能力を養成します。
    (1)「建築図面を読み描きする能力」をベースに、都市や建築を形成していく広範なデザイン能力を身につける。
    (2)「つくり・守り・育てる」建築学を理解し、幅広い建築関連分野で活躍できる専門知識・技術を修得する。
    (3)社会の課題や問題を、建築学の専門知識・技術にもとづき、高い倫理観をもって創造的に解決する能力を身につける。

    【取得可能な受験資格・目指せる資格】
    <取得可能な受験資格>
    一級建築士、二級建築士、木造建築士

    <目指せる資格>
    一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、二級土木施工管理技士、一級造園施工管理技士、二級造園施工管理技士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、商業施設士、宅地建物取引士、カラーコーディネーター検定、色彩検定、図書館司書

    【学費】
    自ら苦学した経験をもつ創設者 世耕弘一の「学びたいものに学ばせたい」という理念に基づき、「建築学部(通信教育課程)」では学費を安価に設定しています。1年次入学の場合、4年間の学費の総額は1,254,000円、3年次編入学の場合、2年間の総額は682,000円です。

    【卒業単位と学習方法】
    <卒業単位>
    1年次入学 :必要単位数 124単位(うち面接授業32単位以上)
    3年次編入学:必要単位数 126単位(最大60単位を認定)(うち面接授業32単位以上)

    <学習方法>
    ・通信授業科目と面接授業科目を組み合わせた授業構成
    ・通信授業科目(テキスト学習)は、期末試験を含む全ての授業を自宅で受講可能
    ・面接授業科目は、オンデマンド授業(動画配信)やオンライン授業(リアルタイムでの遠隔授業)を組み合わせ、全ての授業を自宅で受講可能
    ・対面での面接授業を希望する学生には、複数の会場にて短期集中方式のスクーリングを実施
     (東京会場、大阪会場、福岡会場を予定)
    ・いつでもどこでも学べる環境を整備し、通学不要のため、働きながら学習を進めることが可能

    【通信教育部の概要】
    <近畿大学通信教育法学部法律学科>
    開設  :昭和35年(1960年)4月
    学位  :法学部 学士(法学)
    入学定員:2,000人
    収容定員:8,000人
    学生数 :5,249人 (正科生1,538人、科目等履修生3,711人)
         ※ 令和5年(2023年)5月1日現在

    <近畿大学短期大学部通信教育部商経科>
    開設  :昭和32年(1957年)4月
    学位  :短期大学士(経営学)
    入学定員:2,000人
    収容定員:4,000人
    学生数 :2,551人 (正科生1,806人、科目等履修生745人)
         ※ 令和5年(2023年)5月1日現在

    【関連リンク】
    建築学部オンライン学士プログラム
    https://www.kindai.ac.jp/tsushin/architecture/

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