「渡辺おさむ かわいいお菓子のミュージアム」  愛媛県歴史文化博物館で7月12日から開催  愛媛の魅力をテーマにした初公開作品も登場

    ― スイーツで彩られたアート空間が出現! ―

    イベント
    2025年7月11日 15:00

    本物そっくりのホイップクリームやマカロン、フルーツを素材に、カラフルで精巧な“スイーツアート”を手がける現代美術作家・渡辺おさむ。その唯一無二の作品世界を体感できる展覧会「渡辺おさむスイーツアート かわいいお菓子のミュージアム」が、愛媛県歴史文化博物館で開幕します。


    Sweet Dragon

    Sweet Dragon


    本展では、《お菓子の森》《お菓子の水族館》《お菓子の美術館》など、夢のようなスイーツ空間をめぐるように、記憶と想像の旅へと誘います。動物や建造物をキャンディやホイップでデコレーションした代表作のほか、愛媛の魅力をテーマにした初公開の新作インスタレーションも登場。常設展示スペースにも作品が展示され、博物館全体が甘く幻想的な空間へと変貌します。


    写真が撮れるスポットも多数ご用意!

    “かわいい”のなかに潜む「記憶」や「感情」を、五感で味わっていただける展覧会です。



    ■展覧会の見どころ

    ・初公開!愛媛オリジナルの新作インスタレーション


    ・4m50cmのお菓子のドラゴンなど巨大な作品を展示。


    ・作品の世界に没入できる、お菓子の水族館やお菓子の森などの展示空間。


    ・写真撮影OKな展示&記念フォトコンテストも開催!


    ・ワークショップやギャラリートークなどイベント盛りだくさん。


    お菓子の水族館

    お菓子の水族館


    Coffee Cup Ocean

    Coffee Cup Ocean


    ■関連イベント

    ●渡辺おさむギャラリートーク

    展示を鑑賞しながら、作品について解説します。

    (1) 7月12日(土)13:00~

    (2) 8月3日(日)13:00~

    ※30分程度

    会場 :企画展示室

    参加費:無料(ただし、特別展観覧券が必要です)


    ●渡辺おさむワークショップ ※要予約

    「スイーツデコで牛鬼ブーヤレをつくろう」

    (1) 7月12日(土)14:00~

    (2) 8月3日(日)14:00~

    講師 :渡辺おさむ

    定員 :各回 20名

    材料費:1,600円(税込)

    協力 :宇和島名産即売所


    「スイーツデコでお菓子の家をつくろう」

    (1) 8月2日(土)14:00~

    (2) 8月3日(日)10:30~

    講師 :渡辺おさむ

    定員 :各回 20名

    材料費:1,500円(税込)


    ●渡辺おさむスイーツアート展 ぬりえコンテスト

    《応募期間》

    (1) 7月12日~7月27日(応募締切 7月31日必着)

    (2) 8月1日~8月17日(応募締切 8月23日必着)


    ●渡辺おさむスイーツアート展 フォトコンテスト

    《応募期間》

    2025年7月12日~8月17日


    ※ワークショップの予約方法、コンテストの応募方法は愛媛県歴史文化博物館のホームページをご覧ください。

    https://www.i-rekihaku.jp/exhibition/special/2025/0712/



    ■渡辺おさむコメント

    お菓子には、誰しもがひそかにしまっている、やさしくあたたかな記憶があるのではないでしょうか。

    色とりどりのマカロン、ふんわりとしたホイップクリーム、繊細に飾られたケーキたち。私は、そうした記憶の断片がふと蘇るような、心に甘く触れる作品をつくり続けてきました。


    幼い頃、母が開いていたお菓子教室の傍らで育った私は、部屋に漂う甘い香りと、目の前で生まれていくお菓子たちの光景を、五感のすべてで受け取っていました。その記憶の延長線上に、現在の表現があるのだと思います。


    25年前、私がはじめて“スイーツ”をモチーフにアート作品をつくりはじめた当時、「スイーツデコアート」という言葉も概念も、美術界にはまだ存在していませんでした。しかし時を経て、2000年代後半に日本で巻き起こったデコ文化や、海外での食品サンプルへの注目が追い風となり、私の作品もまた、日本独特の文化のエッセンスとして受けとめられるようになりました。気づけば私は、「洋菓子」を通じて、「日本文化の幻想」を表現していたのかもしれません。

    けれど、甘さを突き詰めれば突き詰めるほど、その対極にある“ビター”の存在が見えてきます。たとえば、お菓子そのものを正確に再現しても、それはかえって「おいしそう」には見えないという逆説。そこで私は、色や艶を誇張し、誰もが心に抱いている“理想のスイーツ”をかたちにしようと試みてきました。記憶の中の風景が美しく脚色されているように、作品もまた、現実より少しだけ甘く、少しだけ切ない虚構の世界を映し出します。

    本展では、フェイクのクリームやスイーツによって、森や水族館といった風景がつくり出され、常設展示のエリアにも作品が広がり、博物館そのものが甘い記憶に満たされます。虚構の中に浮かび上がる現実。あるいは、現実を超えてしまう虚構。そのあわいに漂いながら、「フェイク」と「リアル」、「スイート」と「ビター」の間に揺れる不確かな感覚を楽しんでいただけたらと思います。


    本物よりも、記憶にあるものの方が美しく、甘く感じられることがある。そんな“甘い記憶の中のお菓子”で彩られたこのミュージアムは、私たちの記憶と現実のあいだを、そっと問い直す場所でもあるのです。

    スイートでハッピー、だけど少しだけ儚いお菓子のミュージアムへようこそ。皆さまの五感が、記憶の奥に眠る“ほんとうに美しいもの”に出会えますように。



    ■渡辺おさむについて

    渡辺おさむ(わたなべ おさむ)/2003年東京造形大学デザイン学科卒。

    スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等、多くのメディアに取り上げられています。その作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼んできました。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や笠間日動美術館など国内10ヶ所の美術館に作品がコレクションされています。


    渡辺おさむホームページ: http://watanabeosamu.tokyo



    ■開催概要

    会期  :2025年7月12日(土)~8月31日(日)

    開館時間:午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)

    休館日 :7月14日(月)


    観覧料:大人1,200円[900円] 65歳以上800円[550円]

        小・中学生600円[500円]

    ※[ ]内は20名以上の団体料金

    ※ 未就学児は無料

    ※ 特別展観覧券で常設展もご覧いただけます。


    主催  :愛媛県歴史文化博物館

    協力  :渡辺おさむアトリエ

    企画協力:M&M COLOR

    後援  :愛媛県市町教育委員会連合会、愛媛新聞社、南海放送、テレビ愛媛、

         あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、ケーブルネットワーク西瀬戸、

         八西CATV、西予CATV、宇和島ケーブルテレビ、FM愛媛、FMがいや

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    Sweet Dragon
    お菓子の水族館
    Coffee Cup Ocean
    鏡の間
    チョコレートの館
    I'm thinking
    甘く儚いお菓子の街
    お菓子の家
    クレープ少女
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