第11回ソーシャルプロダクツ・アワード2024各賞決定!大賞...

第11回ソーシャルプロダクツ・アワード2024各賞決定! 大賞は【「日本のジーンズの都」児島ジーンズストリート構想による 商店街再生・産業の活性化】と【Sustainable 防災 System】 展示販売会:大丸東京店(東京都千代田区)  5月1日(水)~5月7日(火)

デザイン・機能などユーザーベネフィットと 社会・環境問題の解決を両立させた商品・サービス

一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会(所在地:東京都中央区、会長:江口 泰広)は、デザインや機能などの「商品性」と、社会・環境問題を解決する「社会性」も兼ね備えた商品・サービスを「ソーシャルプロダクツ・アワード」として表彰しています。


11回目となる今年は『年度テーマ:地域を元気にする観光ソーシャルプロダクツ』、『自由テーマ:生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できる商品・サービス』を募集しました。


今回も、テーマごとに各業界のプロフェッショナルな審査員と、一般公募の生活者審査員による審査を行い、大賞・優秀賞・生活者審査員賞・環境大臣特別賞・ソーシャルプロダクツ賞を選出しました。

さらに、受賞商品を一堂に集めた展示販売会を、大丸東京店(東京都千代田区)にて、5月1日(水)から5月7日(火)まで開催いたします。「商品性」と「社会性」の両方を兼ね備えた受賞商品の数々を、実際に見てご購入いただけます。


受賞商品の一部


◆ソーシャルプロダクツとは

「エコ(環境配慮)」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。



◆ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)とは

SPAは、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。ソーシャルプロダクツ・アワードの過去の開催実績や受賞商品についてはこちらをご覧ください。

https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/


※ソーシャルプロダクツ・アワード2024受賞商品の詳細はこちらをご参照ください。

https://www.apsp.or.jp/spa_award_year/2024/



【年度テーマ審査員】

久保田 美穂子(亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科准教授)

竹林 昇( 株式会社DXA 代表取締役)

玉村 雅敏 (慶應義塾大学 総合政策学部 教授)

永岡 里菜(株式会社おてつたび 代表取締役CEO)

山田 雄一 (公益財団法人日本交通公社理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学))



【自由テーマ審査員】

エバンズ 亜莉沙(エシカルコーディネーター)

遠藤 祐子(株式会社メディアジーン 編集部者 執行役員、MASHING UP 編集長、Lifehacker Japan編集長 DIGIDAY [日本版] 統括編集長)

坂口 真生(日本エシカル推進協議会発起人・アドバイザー、GENERATION TIME代表)

スタニスロスキー スミレ( 東京国際大学 国際戦略研究所 教授)

高橋 義則(株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所 代表取締役社長、APSP 理事)

原田 さとみ(エシカル・ペネロープ株式会社 代表取締役/一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラム代表理事)

古谷 由紀子(一般財団法人CSOネットワーク代表理事、サステナビリティ消費者会議代表)

三柴 淳一(国際環境 NGO FoE Japan 理事)

矢島 里佳(株式会社和える 代表取締役/特定非営利活動法人 エル・コミュニティ 副代表)

※上記の有識者・専門家審査員のほかに、公募により選ばれた生活者審査員20名。



■展示販売会のご案内

場所:大丸東京店 9階 催事スペース

   〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1

日時:5月1日(水)~5月7日(火) 10時~20時

(営業時間は変更する場合があります。最新の情報は大丸東京店ウェブサイトでご確認ください。)


昨年度の展示販売会の様子


◆ソーシャルプロダクツ・アワード2024受賞商品の紹介

■大賞■

<年度テーマ>

【商品】

「日本のジーンズの都」児島ジーンズストリート構想による商店街再生・産業の活性化


【企業・団体】

児島ジーンズストリート推進協議会


【商品概要】

2009年11月、シャッター商店街となった味野商店街の活性化のため「児島ジーンズストリート構想」をスタートさせ、味野商店街の空き店舗にジーンズショップを中心に誘致。ジーンズを切り口に商店街の活性化、地場産業の活性化を目指し、活動を進めている。現在は48のショップが並び、年間25万人もの観光客が訪れるストリートに発展。児島の繊維産業が世界に注目され、地域全体で児島地区を盛り上げていこうという機運が高まっている。


【審査員評価】

国産ジーンズの発祥地から着想した独自性、ジーンズストリート自体の商品力、地域再創造の実績などすべての面で高く評価出来る取り組み。時代の変遷に合わせ産業と地域を何度も再創造してきた児島地区の再生力が、このジーンズストリートに結実したというストーリーも素晴らしい。後継者がなく消滅に向かう伝統的な産業がありながら手を打てない、なんとか興したいという想いは全国に数多くあるが、児島の事例にみられる粘り強い継続力と実績は、先進モデルとして各地を勇気づけるものになるであろう。ジーンズというプロダクツ自体が持つ魅力もあるが、伝統産業を現代的な感覚で磨き上げて目的地とした功績は大きく、地方の可能性や日本のクリエイティブを取り戻すきっかけを発信している。


年度テーマ大賞『「日本のジーンズの都」児島ジーンズストリート構想による商店街再生・産業の活性化』


<自由テーマ>

【商品】

Sustainable 防災 System


【企業・団体】

株式会社グリーンデザイン&コンサルティング


【商品概要】

7年間長期保存ができ、調理不要でそのまま食べられるレトルトごはんや保存水、クッキー、パン、おかずなどを企画、それらを官公庁、自治体、数千に及ぶ企業、学校、病院、空港などに納めている。また、入れ替え時に、備蓄されていた保存製品を無駄にしないため、必要とされる地域や人々にリユースするシステムの構築に力を入れており、多くは、全国に多数存在するフードバンクや子ども食堂へリユースされ、食の問題の解決に取り組んでいる。


【審査員評価】

防災食で幅広いアレルギー対応、ハラール認証の取得から、言語対応まで、SDGsの掲げる「誰一人取り残さない」目標の達成に大きく貢献できるプロダクト。調理不要で種類が多く、保存期間が技術改良でさらに延びただけでなく、水を必要としないものになっているなど、商品としての先進性が多々見て取れる。またYouTubeを通して、生産改善の背景や社会性などを積極的に発信している点も大いに評価できる。フードロス削減にも貢献しながら食料が必要な人の元へ届けていく、という活動の今後にも大いに注目したい。


自由テーマ大賞「Sustainable防災System」


■優秀賞■

<年度テーマ>

【商品】

長良川流域SDGs×探究旅行


【企業・団体】

長良川流域観光推進協議会/特定非営利活動法人ORGAN


【商品概要】

世界の持続可能な観光地トップ100選にも選ばれた、長良川流域。その川が育んだ伝統的生業を1000年以上受け継ぐ“野生の起業家”達に出会い、話し、歩き、体験するという新たなツーリズム。美濃和紙職人、提灯和傘職人、刀匠、川漁師、鵜匠等、彼らが行っている伝統の継承はイノベーションの連続であり、文化的サスティナビリティを担う大きな役割を持つもの。SDGsと起業家精神を学べるカスタマイズ型学習・研修旅行となっている。


年度テーマ優秀賞「長良川流域SDGs×探究旅行」


<自由テーマ>

【商品】

視覚障害者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」


【企業・団体】

錦城護謨株式会社


【商品概要】

屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット。白杖で叩いたときの床面との音や質感の違い、足裏から伝わる感触の違いによって、視覚障がい者を目的地まで安全に誘導する。表面に凹凸がなく周囲がスロープ形状のユニバーサルデザインのため誰のバリアにもならない。車いす利用者、肢体不自由者、高齢者、キャリーバッグ、ベビーカー、かかとの高いヒールなど、すべての人が安全で自由に移動できる空間づくりに貢献できる商品。


自由テーマ優秀賞『視覚障害者歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」』


■生活者審査員賞■

公募によって選ばれた生活者20名が、商品を実際に見ながら、社会性と商品性の審査を実施し決定しました。


<年度テーマ>

【商品】

電気自動車を活用したサステナブルツーリズムへの取組み


【企業・団体】

日産自動車株式会社


【商品概要】

走行中の排出ガスゼロの環境に優しい電気自動車(EV)普及促進による脱炭素化や観光の活性化等を目的とし、EVで主要な観光地に訪れた際に駐車場の無料化や有料道路代金の割引等の特典を受けられるEV優遇策。EVを簡単に認識できるよう、スマホの画面上でEVを証明できる「ブルー・スイッチカード」を新設。現在、阿蘇市、佐世保市、環境省のゼロドラ対象公園の駐車場、日本観光自動車道協会の道路、千葉県南房総エリア、相模原市で利用可能。今後も順次地域を拡大予定である。


年度テーマ生活者審査員賞「電気自動車を活用したサステナブルツーリズムへの取組み」


<自由テーマ>

【商品】

WORLD CONNECT COLA


【企業・団体】

合同会社 知己


【商品概要】

地域ならではの素材を生かした、身体に優しいクラフトコーラ。connect(繋がる)をコンセプトとし、様々な産地や国、人を繋ぐ商品となっている。地場の有機の素材活用やフードロスの削減にもこだわっており、オリジナリティのある3つのテイストを展開している。ストーリーを伝えるラベルには、目を惹くデザインから老若男女問わず多くの方の関心を集め、「福祉のこと」「農業のこと」「なにわの伝統野菜のこと」を知ってもらいたいというメッセージを込めている。


年度テーマ生活者審査員賞「WORLDCONNECTCOLA」


■環境大臣特別賞■

<年度テーマ>

【商品】

父母ヶ浜協力金を活用した持続可能な観光地づくり


【企業・団体】

一般社団法人三豊市観光交流局


【商品概要】

香川県三豊市の父母ヶ浜(ちちぶがはま)は、2017年頃からウユニ塩湖のような写真が撮れるとSNSで人気となり、観光客が6年で約100倍、年間約50万人が訪れるようになった人気の観光地である。 2023年には、地域のボランティアが守り続けてきた美しい海岸の自然環境を守るとともに、来訪者が安全で安心に滞在できる環境を提供するためのオンラインによる協力金(寄付金)システムを設立。 地域と観光客が共に観光地を守り、共に創っていくことを目指している。


年度テーマ環境大臣特別賞「父母ヶ浜協力金を活用した持続可能な観光地づくり」


<自由テーマ>

【商品】吉野の森から始まる誰もが嬉しい循環活動


【企業・団体】株式会社テーブルカンパニー


【商品概要】

電気・ガスを使わずヒノキのおがくずの自然発酵熱のみを利用した温浴サービス『発酵温浴nifu』を都内を中心に9店舗展開。発酵後のおがくずは農業・畜産業・家庭の堆肥でアップサイクル。当初より奈良県吉野産ヒノキのみを利用しており、現在は現地に自社製材所も構えている。地元林業家と連携し、地域の課題である施業放置林の枝打ち、間伐、林地残材を利活用。その他、現地の素材を使用した商品開発や販売等も行う。山林に新たな価値を見出し、誰もが嬉しい循環を生み出している。


自由テーマ環境大臣特別賞「吉野の森から始まる誰もが嬉しい循環活動」


自由テーマ環境大臣特別賞「吉野の森から始まる誰もが嬉しい循環活動」


■ソーシャルプロダクツ賞■

年度テーマについては10の商品・サービス、自由テーマについては51の商品・サービスに授与しました。一覧にまとめておりますので別添資料をご参照ください。


<主催> 一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会

<後援> 経済産業省、環境省、消費者庁、復興庁、観光庁 、株式会社環境新聞社、一般社団法人エシカル協会、一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン、一般財団法人CSOネットワーク、サステナビリティ消費者会議


<協力>株式会社 大丸松坂屋百貨店、株式会社SoooooS.カンパニー、株式会社YRK and、ドリームパートナーズ株式会社



◆ソーシャルプロダクツ普及推進協会について

「ソーシャルプロダクツ」の普及・推進を通じて、生活者や企業などと共に、持続可能な社会の実現を目指す非営利の組織です。



<協会概要>

名称 : 一般社団法人 ソーシャルプロダクツ普及推進協会(APSP)

設立 : 2012年7月

所在地: 東京都中央区銀座5-12-5 白鶴ビル3F

会長 : 江口 泰広(学習院女子大学名誉教授)

URL  : https://www.apsp.or.jp

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