「ローカル5G」のオープンラボにバーチャル接客を提供

FUN'S PROJECT

大日本印刷株式会社(DNP)が運営するDNPクリエイター共創サービス「FUN'S PROJECT」は、株式会社オプテージ(大阪市中央区)の「ローカル5G」実験試験局でのオープンラボ『OPTAGE 5G LAB』に、「DNPバーチャル接客サービス」を提供しました。当施設は、株式会社オプテージの本社オプテージビル3階および21階にて、6月17日(水)に開設されています。
施設では、映像伝送・遠隔操作などのデモを通して「ローカル5G」環境を見学できるほか、実際に稼働している5G用の無線基地局や5G端末(モバイルルータ)などが展示され、これを使用した双方向コミュニケーションを体験できます。その体験コンテンツのひとつとして、「DNPバーチャル接客サービス」が設置されています。
バーチャル接客サービスは、ビル3階に設置されたディスプレイにキャラクターが映し出され、21階からバーチャルキャラクターを操作して来場者への案内を行います。スムーズなキャラクターとのコミュニケーションを通して、5Gの「高速・大容量」「低遅延」と最新のVR技術を体験いただけます。

DNPバーチャル接客サービスについて

DNPバーチャル接客サービス開発の背景

近年小売業界では、人手不足が深刻な課題となっており、店舗で接客を行う販売員の雇用確保が難しくなっています。また多くの生活者が電子商取引(EC)を利用するなか、リアルな店舗の売場では、実際の商品に触れたり、試したりするような“コト体験”を生活者に訴求し、ECとの差別化を図ることなどが求められています。

こうした課題に対してDNPは、最近ソーシャルメディア(SNS)等に投稿される動画で、製品やサービスなどを紹介するバーチャルキャラクターが人気となり、ネット上やリアルなイベントでも多く活用されていることに着目し、このバーチャルキャラクターを遠隔操作して小売店舗や商業施設などで接客やデモンストレーションを行うサービスのプロトタイプを、株式会社エクシヴィ(東京都中央区)の開発したVR技術を用いて共同開発しました。

サービスの概要と特長

本サービスは、VR(仮想現実:Virtual Reality)技術でバーチャルキャラクターと、これを操作する人物の動きをシンクロ(同期)させ、オフィスや自宅などの遠隔地からキャラクターを操作し、ディスプレイに表示し、商品紹介などの接客やデモンストレーションを行います。

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今後の展開

DNPは、小売業界や金融機関、日用品・食品メーカーなどと共同で、店舗での検証やマーケティング調査を行います。

新型コロナウイルスの影響により、企業が営業活動のオンライン化を推進するなかで、DNPバーチャル接客サービスは、感染リスク防止と業務効率化をサポートできることで注目を集めています。5Gをはじめとした通信環境の向上、映像表現技術とデバイスの進化と普及を見据えながら、DNPは「新しい生活様式」における「働き方の新しいスタイル」を提案するサービス体制を強化していく予定です。

『OPTAGE 5G LAB』概要について

オプテージビル21階では、実際に稼働している「ローカル5G」の周波数帯・28GHzおよび2.5GHzの無線基地局で構成した「ローカル5G」環境を見学できます。また、併設のセミナールームでは、「ローカル5G」を実現したネットワーク構成の仕組みや電波特性・通信性能の測定など技術的な知見を深めることができます。

オプテージビル3階にも、5G用の無線基地局と5G端末が展示されています。これらで構成された「5Gリアルタイム4K映像伝送・遠隔操作」は、「ローカル5G」の特長である「高速・大容量」通信や「低遅延」を体験できます。展示は3階受付スペースに設けられているので、待ち合わせの間などで自由に体験できます。
詳しくは株式会社オプテージのリリースをご覧ください。

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