展覧会告知“FIXED CONTAINED”4月20日(土)より

東京・天王洲にアメリカの『今』のアートシーンが分かる、 7人の人気アーティストが集う

現代アートギャラリーKOTARO NUKAGAは、アメリカをベースに活躍する7人のアーティストのグループ展“FIXED CONTAINED”を開催する。参加アーティストはブライアン・アルフレッド(Brian Alfred)、フィレレイ・バエズ(Firelei Baez)、カルロス・ロロン(Carlos Rolon)、インカ・エッセンハイ(Inka Essenhigh)、ニール・ホッド(Nir Hod)、トニー・マテリ(Tony Matelli)、そしてゲストキュレーターでもある松山智一。会期は2019年4月20日(土)から6月29日(土)まで。


FIXED CONTAINED


「FIXED CONTAINED Curated by Tomokazu Matsuyama」

https://www.kotaronukaga.com/projects/fixed-contained/



本展で紹介するのは、今見るべきアメリカのコンテンポラリーアートシーンを代表する人気アーティストたち。大手ギャラリーに所属する者も多く、彼/彼女らの作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)やホイットニー美術館をはじめとする世界の美術館や有名コレクターによって所蔵されている。今回このような素晴らしいアーティストが一堂に会するのは、本展のゲストキュレーターであるアーティスト松山智一と、弊ギャラリー代表の額賀古太郎がテーマとして掲げた『現代アートにおける装飾美の可能性』にアーティスト達が共感してくれたため。展覧会タイトル“FIXED CONTAINED”は、これらのアーティストが歴史や文化、そして現代社会から様々な情報を抽出して編集(Fixed)し、その高密度の器(Contained)のような作品からは全く新しい表現が生まれるところから名付けられた。彼/彼女らの新しい表現は平面性や装飾性というアートのベーシックな作法を踏まえるが、そこには未知なる可能性が広がっている。


7人の作風を簡単に紹介すると、まずアルフレッドのペインティングは、平面性が特徴。抽象的な線を用いることで都市風景の骨格を浮き彫りにし、そこに見える社会構造を描写する。エッセンハイは動植物や建築物のフォルムを有機的に用い、まるでファンタジーのような、未知なる風景を生み出している。バエズは自身のルーツに因む文様を多層的に用いながら、文化的、歴史的な背景に根差した流動的で強い精神性を持つ女性の肖像を描き、未来の可能性を主張する。一方、マテリの造る立体作品は大理石や塗装された青銅などの素材を使い、古代の彫刻に果物などの日常にある儚いモノを組み合わせることで、アートと現実に横たわる矛盾や永遠性を考えさせる。ロロンは平坦な金箔や鏡を背景に、東洋絵画古来の花鳥画を思わせる花や模様を、まるで万華鏡を覗いたかのような整然としたカオスとして描写する。ホッドは自身で開発した画材により輝く鏡面を描写し、鑑賞者の姿をぼんやりと作品の中に投影することで、鑑賞者自身にアートの意味を自問させる。松山は日常的に氾濫している広告などのイメージソースと伝統的な図像と融合させ、異文化が混じり合う「今」を同時代的なビジョンを用いて創造する。


本展の開催に際し、4月20日(土)16:00より、来日する4人のアーティスト、アルフレッド、ホッド、ロロン、松山を交えたアーティストトークをギャラリー内にて開催します。オープニングレセプションは同日18:00から。多くの皆様にご参加いただき、そして展覧会をご高覧いただけますようお願い申し上げます。



■開催概要

展覧会名   :FIXED CONTAINED

キュレーション:松山智一(Tomokazu Matsuyama)

アーティスト :ブライアン・アルフレッド(Brian Alfred)、

        フィレレイ・バエズ(Firelei Baez)、

        インカ・エッセンハイ(Inka Essenhigh)、

        ニール・ホッド(Nir Hod)、

        カルロス・ロロン(Carlos Rolon)、

        トニー・マテリ(Tony Matelli)、

        松山智一(Tomokazu Matsuyama)


会期    :2019年4月20日(土)~2019年6月29日(土)

開廊時間  :11:00~18:00 (火・水・木・土)

       11:00~20:00 (金) ※日月祝休廊


アーティストトーク   :2019年4月20日(土) 16:00~

オープニングレセプション:2019年4月20日(土) 18:00~

プレスビュー:2019年4月18日(木) 11:00〜18:00、19日(金) 11:00〜20:00


HP    : https://www.kotaronukaga.com/2019/03/news5-jp/

Instagram: https://www.instagram.com/kotaro_nukaga/

Facebook : https://www.facebook.com/kotaronukaga.tennoz/



■会場概要

KOTARO NUKAGA

〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F


アクセス:東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩約8分

     東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」南口より徒歩約10分

     京急本線「新馬場駅」北口より徒歩8分

     品川駅港南口から都営バス(品91,98)で「天王洲橋」下車徒歩3分



■アーティスト概要

ブライアン・アルフレッド(Brian Alfred、1974年 - )

ニューヨーク在住。Haunch of Venison(ロンドン)、あいちトリエンナーレ、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、フリスト美術館(ナッシュビル)等で数々の個展・グループ展に参加。サンフランシスコ近代美術館、オールブライト=ノックス美術館(ニューヨーク)、ヒューストン美術館、ホイットニー美術館(ニューヨーク)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)等に作品が所蔵されている。


フィレレイ・バエズ(Firelei Baez、1981年 - )

サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス(ドミニカ共和国)生まれ、ニューヨークで活動中。ユタ現代美術館(ソルトレイクシティ)、ペリッツ美術館(マイアミ)、Gallery Wendi Norris(サンフランシスコ)、スペルマン大学美術館(アトランタ)、ウォーホール美術館(ピッツバーグ)等様々な場所で作品が展示されてきた。ブルックリン美術館、BNYメロンコレクション、サンノゼ美術館、ハーレム・スタジオ美術館等に所蔵されている。


インカ・エッセンハイ(Inka Essenhigh、1969年 - )

ニューヨーク在住。バージニア現代美術館、Miles McEnery Gallery(ニューヨーク)、アメリカ芸術文化アカデミーのビジュアルアーツ招待制展覧会、Baldwin Gallery(アスペン)、コロンバス芸術大学、カンサニ・センター(コロンバス)、Pace Prints(ニューヨーク)等で多くの展覧会に参加してきた。ノース・マイアミ現代美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、サンフランシスコ近代美術館、テート・モダン(ロンドン)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)等に所蔵されている。現在ニューヨークのドローイング・センターでインスタレーションが展示されており、Kavi Gupta Gallery(シカゴ)でも展示が予定されている。


ニール・ホッド(Nir Hod、1970年 - )

テルアビブ出身、ニューヨーク在住。マルティン・グロピウス・バウ(ベルリン)、バス美術館(マイアミ)、Makasiini Contemporary Gallery(トゥルク)、Gavlak Gallery(パームビーチ)、Michael Fuchs Gallery(ベルリン)、Paul Kasmin Gallery(ニューヨーク)、Jack Shainman Gallery(ニューヨーク)、テルアビブ美術館等で開催された多数の展覧会に参加してきた。ホッドの作品と芸術的手腕は、「ニューヨーク・タイムズ」、「インタビュー」等重要な新聞やカルチャー誌にしばしば取り上げられている。


カルロス・ロロン(Carlos Rolon、1970年 - )

シカゴ在住。ダラス・コンテンポラリー(テキサス)、バス美術館(マイアミ)、ポンセ美術館(プエルトリコ)、ニューオリンズ美術館、セントルイス美術館等で個展を開催。グループ展はバルティック美術センター(ゲーツヘッド)、シカゴ現代美術館、マルタ・ヘルフォルト美術館(ハーフォード)等。また、第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2007年)のウクライナ館代表も務めた。ブルックリン美術館、テグ美術館(韓国)、サンディエゴ現代美術館、ナーマン現代美術館(カンザスシティ)、ニューオリンズ美術館、プエルトリコ美術館(サンフアン)、ピンチューク・アートセンターに作品が所蔵されている。


トニー・マテリ(Tony Matelli、1970年 - )

シカゴ生まれ、ニューヨーク在住。Marlborough Contemporary(ニューヨーク)、アルドリッチ現代美術館(リッチフィールド)、セレスタ・ビエンナーレ、PERROTIN等の展覧会に多数参加。アーケン近代美術館(イスホイ、デンマーク)、クランブルック美術館(デトロイト)、FLAGアート・ファウンデーション(ニューヨーク)、MITリスト視覚芸術センター、ルートヴィヒ美術館(ケルン)等に作品が所蔵されている。


松山智一(Tomokazu Matsuyama、1976年 - )

岐阜県生まれ、ニューヨーク在住。ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所、アジアン・アメリカン・アートセンター(ニューヨーク)、アメリカン大学カツェン・アートセンター、ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)をはじめ、ギャラリーや各施設で展示を行ってきた。アジアン・アート・ミュージアム(サンフランシスコ)、マイクロソフト・コレクション、シャルジャ・バンク・コレクション、ドバイ王室、ポイント・レオ彫刻公園(メルボルン)、ナイキに作品が所蔵されている。



■展示作品一例

Brian Alfred

Sky Tree View

Acryric on canvas

2018

40.6 x 50.8cm


Firelei Baez

タイトル未定 (floating woman)

Acrylic on canvas

2019

109.2 x 115.6cm


Inka Essenhigh

タイトル未定

Enamel on canvas

2019

81.3 x 60.9cm


Carlos Rolon

Gild the Lily (Caribbean HybridII)

Oil, ink, and 24kt gold leaf on linen

2018

182.9 x 137.2cm


Nir Hod

THE LIFE WE LEFT BEHIND

Oil paint under chromed canvas

2019

228.6 x 160.2 x4cm


Tony Matelli

Bust

Concrete, painted bronze, painted urethane

2019

91.4 x 60.9 x 43.2cm


Tomokazu Matsuyama

Swell Being Yourself

Acrylic and mixed media on canvas

2019

261.5 x 185.5 x 4cm




<添付資料>

・展覧会プレスリリース(アカデミック版)PDF

https://www.atpress.ne.jp/releases/180603/att_180603_3.pdf

・展覧会プレスリリース(平易版)PDF

https://www.atpress.ne.jp/releases/180603/att_180603_1.pdf

・画像クレジット一覧

https://www.atpress.ne.jp/open_media_file/180603/147938123.xlsx



■About KOTARO NUKAGA

KOTARO NUKAGAは東京・天王洲のギャラリー集合ビルTERRADA Art Complex内に2018年秋に開廊。

一般化もしくは常識化された物事について、アートを通して改めて考えるきっかけを与えること、もしくはアートそのもののあり方について考えることをギャラリーの役割と考え、国内外の先鋭的なアーティストを紹介している。

https://www.kotaronukaga.com

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