CHANEL×i-D フレグランスの世界をバーチャルに体験できる インタラクティブな空間『Intangible Matter』を公開

Vice Media Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎吾)は、ファッションカルチャー誌「i-D magazine」の日本版である「i-D Japan」が、CHANELとの長期コラボレーションプロジェクト“IN PARTNERSHIP WITH CHANEL『THE FIFTH SENSE』”において、フレグランスの世界をバーチャルに感覚的に体験できるインタラクティブな空間『Intangible Matter』を公開することをお知らせいたします。

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https://lucyhardcastle-thefifthsense.i-d.co/jp/


デジタル・アーティストのルーシー・ハードキャッスル(Lucy Hardcastle)が作り出したこのオンライン空間は、CHANEL N°5 L'EAUからインスピレーションを得て創られた5つの部屋から成り立ち、ユーザーはそれぞれの部屋を巡ることで、香りをバーチャルかつ感覚的に体験することができます。「Molten」「Mist」「Beam」「Soft」と名付けられた4つ部屋と、それらが表現する要素が第5の部屋「Fifth Space」にて完結するという作り。各部屋には、作者のハードキャッスルが描いたスケッチが散りばめられ、クリックすると動きや音を放つというインタラクティブな仕掛けが施されています。

また、『Intangible Matter』の音楽は、プロデューサーのファティマ・アル・カディリ(Fatima Al Qadiri)とリー・ユーチュン(Li Yuchun)こと中国人歌手クリス・リー(Chris Lee)がタッグを組み、遠隔レコーディングにて作り上げられたオリジナル曲『Xiaoya - Blossoming Flowers / 小雅・裳裳者華』が起用されています。中国最古の詩篇であり、かつては中国の教育現場で用いられていたという『詩經(詩経)』。アル・カディリは、この曲に収められた詩のひとつ『小雅・裳裳者華』を現代に合わせてアレンジしています。

初のコラボレーションとなるふたり。プロデューサーとして、ビジュアル・アーティストとして広く評価を得ているアル・カディリと、中国の音楽界とファッション界において圧倒的存在感を放つリーは、それぞれが持つ類稀な才能をこのプロジェクトに注ぎ込んでいます。

そして、このプロジェクトに関わった女性たちをとり上げたライザ・マンデラップ(Liza Mandelup)監督のドキュメンタリー映像『Making Code』も公開。そこには、Deep Lab創始者のアディ・ワーゲンネヒト(Addie Wagenknecht)や、Chinternet Plusのクリエイターであるミャオ・イン(Miao Ying)、NOQTURNLのクリエイターであるフローレンス・トー(Florence To)といった、クリエイティブな作品を創造するために「コーディング*」の可能性を押し広げようとする女性たちの姿が描かれています。
*コーディングとは:コンピューター上でプログラミング言語を用いてプログラムを書くこと。


ルーシー・ハードキャッスルはチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(Chelsea College of Art and Design)を卒業し、現在はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(Royal Academy of Arts)に在学中。キャリアをスタートしたばかりであるにもかかわらず、彼女の作品はすでに世界各国で展示・公開されており、3Dを駆使してアイデアを優美に具現化するその才能が広く注目を集めています。現在までに、雑誌『Wallpaper』や『Frame』でも作品を取り上げられるなどの活躍を見せています。

今回、ルーシーがイメージしたフレグランスのビジョンを想像性豊かに具現化したのは、クリエイティブ・スタジオのスティンクデジタル(Stinkdigital)。様々な風合いやサウンド・デザイン、インタラクションといった最新のウェブ技術を用いて『Intangible Matter』を完成させました。

『Intangible Matter』は、セット・デザイナーのエス・デヴリン(Es Devlin)によるインスタレーション、映像作家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)によるマルチメディア写真・映像プロジェクトに続く、『The Fifth Sense』プロジェクトの第3弾です。


■The Fifth Senseについて
『The Fifth Sense』とは、i-DがChanelとのパートナーシップのもと作り出した新たなプラットフォーム。ファッションとフレグランスの世界に革命を起こしたクリエイター、ココ・シャネルの精神に呼応するかのように、アートやカルチャーで活躍する女性たちをエディトリアルやビデオで表現するプロジェクトです。ドキュメンタリーや写真、インスタレーション、短編映画など様々な分野からコントリビューターを招き、それぞれのアート手法を存分に駆使し作品を作り出してもらうと同時に、ミレニアル世代の女性をインスパイアし、フレグランスが放つ美と感情を自己表現の手段として表しています。
イギリス、アメリカ、フランス、日本、中国にて公開中です。


■ルーシー・ハードキャッスルについて
ルーシー・ハードキャッスルは、ジャンルを超えて様々な領域で作品を手掛けるデザイナー/デジタル・アーティスト。デジタル作品や彫刻、セット・デザイン、映像に触知性と視覚的イリュージョン、官能性を生み出しています。物理世界とバーチャル世界の間に生まれる衝突を浮き彫りとするのが、彼女の作品の特徴的であり、ユーザーは、そこに浮かぶ象徴的モチーフやメタファーを通し、改めて物理的な現実世界との繋がりを体感したことを認識します。現在は、高度なデジタル世界と物理世界を橋渡しする体験型作品を制作中です。
ハードキャッスルは現在、情報体験デザイン専攻でロイヤル・アカデミー・オブ・アーツに通うかたわら、フリーランスのイメージメーカー及びクリエイティブ・ディレクターとして、ロンドンを拠点に活動しています。


■i-D メディア概要
1980年代、ロンドン。新しいスタイルのファッション誌『i-D』が創刊され、既存のファッション誌に対する概念が刷新されました。『i-D』は瞬く間に世界のファッション&ユースカルチャーの第一線に躍り出て以来、35年間、オリジナルであることを信念に、インスピレーションの揺るぎなき源であり続けています。2012年、VICEと手を携えて以来、i-Dは新たなファッション・カルチャーをリードする11カ国に展開するデジタル・メディアになりました。革新的なビデオ・コンテンツを軸に、i-Dはファッションの未来を形成します。日々新しいトピックを配信し、世界のユースカルチャーと対話を続けています。『i-D』は、プレミアムなコンテンツを制作し、全世界に配信することで、ユースのファッション、ライフスタイル、カルチャーに対する意識を改革します。

<i-D Japan Magazine>
刊期   :年2回発行 3月(春夏号) 9月(秋冬号) ※予定
コンテンツ:本国コンテンツ6割 日本制作コンテンツ4割
発行部数 :3万部

<i-D Japan Digital>
URL  : http://i-d.vice.com/jp
公開日: 2016年4月19日
現在、日々記事を更新しております。


■VICE MEDIAについて
VICEは、地上波、衛星放送に続き、インターネットで観る「第三のテレビ」として、独自の映像コンテンツを世界37カ国を拠点に展開するデジタルメディアです。基幹ウェブ媒体であるVICEの他に、ニュースに特化したVICE News、世界の音楽シーンを扱うNoiseyなど関連媒体は10を超え、VICE MEDIAのコンテンツを視聴している人は2億5,000~3億人を上回ります。
VICEが扱うのは、音楽、ファッション、アート、スポーツに代表されるエンターテイメントから、時事、政治、戦争、イデオロギーに至るあらゆるトピックです。どのメディアよりも自由に、タブーなく取材し、従来のマスに広く伝えることありきではなく、個人個人に深く突き刺さることを前提とした映像コンテンツを、日々提供しています。また、ネット発のメディアとして初めてエミー賞を受賞。今や全米の若者の間では「もっとも信頼できるニュース」ともいわれています。2016年現在、エディトリアル中心のメディアとして世界ナンバーワンのアクセス*を誇り、日本では2012年よりサービスを展開しています。
*Alexa調べ。ポータルサイトを除く純メディアのランキング。

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