【プレスリリース初心者向け】プレスリリースの雛形大解説!

初めてプレスリリースを書く時、「どのように書けば良いのだろう?」と悩む方も多いかと思います。
実はプレスリリースには「雛形」と呼ばれる定型文が存在しています。

今回は初めてプレスリリースを書く方に向けて、プレスリリースを構成する要素について解説します。

なぜ“雛形”が大切なのか

厳密にいうと、プレスリリースには「これ」といった決まりはありません。
レイアウトや記載内容などは発信者側が自由に決めることができます。

しかし受け取るメディアによっては“お作法”に則って書かれているプレスリリース以外は読まないというところがあるだけでなく、メディアは1日に500~1,000件以上のプレスリリースを受け取るとされているため隅々までプレスリリースを読んでいる時間がないのが実情です。

そのため、短時間で目を通しても分かりやすいよう、長年の経験と実績から作られたのがこの雛形です。

プレスリリースの基本的な8つのポイント

「商品発売」「イベント開催」「業績報告」など、プレスリリースで発信する情報は様々ですが、プレスリリースで「これだけは必要」という項目はいくつか決まっています。
それが下記の図の項目です。

ここでは「新商品発売」の例を用いて解説します。

記載必須項目
  1. タイトル
    メインタイトルは25文字×2行程度で収まる簡潔なものを!
    長過ぎるタイトルは要点が掴みづらくなってしまいます。
  2. 冒頭文
    「いつ・どこで・だれが・なにを・どうする」といった情報を含んだ、リリースの主旨を
    冒頭文に記載します。
    この部分だけを読んで記事にするか判断するメディアもあるのでしっかり書きましょう。
  3. 画像
    アイキャッチになりやすい画像を冒頭文の直下に入れることで視覚的アピールに繋がります。
  4. 背景
    「商品開発に至った背景」など、「なぜこの商品が生まれたのか」ということを
    消費者ニーズや業界事情なども織り交ぜながら書くと社会的な情報価値が上がります。
  5. 特徴(内容)
    類似商品と異なる部分など、「その商品ならでは」の特徴をピックアップして記載。
    多すぎても読みづらくなるため特にアピールしたい3~4つ程度に絞って書きましょう。
  6. 商品概要
    この部分を読んだだけで「発売日」「価格」「販売場所」「サイズ」など
    基本情報が分かるように情報をまとめましょう。
    メディア側が追加で情報を調べなくても記事に出来るように記載することがポイントです。
  7. 会社概要
    発信元の身元が分かると「信頼度の高いリリース」としてメディア側に
    受け取ってもらいやすくなりますので会社概要(団体概要)は記載するようにしましょう。
  8. 連絡先
    連絡先は「一般消費者向け」「報道関係者向け」の2種を用意しましょう。
    一般の方からのお問い合わせを受け付けていない場合は「報道関係者のみ」でも
    問題ありません。
    ※電話番号やメールアドレスを記載する時は必ず「すぐに連絡がとれるもの」を
     記載してください。連絡が取れないと取材の機会を逃してしまうことも…。

<その他>
冒頭に「報道関係者各位」「プレスリリース」「日付」「発行者名」を入力。
また継続的な配信によって視覚的に自社のことを覚えてもらうため、右上には企業ロゴを入れましょう。

さらに各項目には見出しをつけ、斜め読みしても「どこに何が書いてあるのか」がパット見で分かるようにすることも大切です。

伝えたいことは先に書く

普段、文章を書く際は「導入」「本論(本文)」「結論」というかたちで進んでいきますが、プレスリリースでは「結論」つまり「要点」が先にきます。
「短時間で情報を把握する」ということを重視しているため、プレスリリースの雛形では冒頭で「主旨が分かるように」なっているのが特徴です。

初めてプレスリリースを書く方の文章を読むと、結論が原稿の一番最後に来ているのを多く見かけますが、メディアがプレスリリースの最後まで目を通すとは限りません。
そのため大事な情報ほど、プレスリリースの前半で記載することが必要となります。

また冒頭に「平素よりご厚情をいただき、誠にありがとうございます。」といったご挨拶文を入れているパターンもありますが、基本的にプレスリリースは手紙とは異なるためご挨拶文は不要です。
本題から書くようにしましょう。

調べなくても分かる文章を

また、「詳細はプレスリリースを読んだ後に問い合わせてほしい」というパターンの原稿も時折見かけますが、これはあまり好ましくありません。

すぐに記事にしたい際、必要な情報がプレスリリース上に記載されていないとメディア側が1から調べなければならず、時間がかかってしまいます。
そうすると予定していたタイミングで記事を上げることが出来なくなるため、メディア側は「調べなくてもある程度記事がかける状態になっているもの」を優先して記事にしようとします。

新聞やテレビ、雑誌は「取材が前提」となっているメディアもありますが、WEBメディアは記事としてアップするまでのスピードを重視していますので、プレスリリースで情報を発信する時点で必要な情報は予め原稿内に盛り込んでおきましょう。

より詳細な書き方のポイントは以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

実際に雛形を見てみよう

PRHACKではプレスリリースの雛形と書き方のポイントをセットにしたお役立ち資料をご用意しています。
ここで紹介した商品発売以外の雛形もありますので、ぜひお役立てください。
初心者の方にはもちろん、「ずっと書き続けているけれどイマイチ成果が出ない」という方にもおすすめです。

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