「定額プラン」があるプレスリリース配信サービスまとめと選び方

自社の認知拡大において、適切な情報発信は欠かせません。その中でも、プレスリリースは効果的な広報戦略を実現するために有効な手法です。

しかし、プレスリリース配信サービスがいくつもある中で、「自社にあったサービスはどれなのか?」「本当に記事掲載されるの?」「各サービスの違いって何?」、といった疑問を抱えている広報担当者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、多くのプレスリリース配信サービスの中でも、月額・年間費用を払って利用できる「定額プラン」が存在するプレスリリース配信サービスにフォーカスしてご紹介していきます。

自社に合うサービスを選ぶポイントも解説しますので、あわせてお役立てください。

プレスリリース配信サービスとは?

「プレスリリース配信サービス」とは、企業や組織・個人が、メディアやジャーナリスト、その先の読者に向けてプレスリリースを効果的に配信するためのサポートをするサービスです。

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定額制プレスリリース配信サービスを利用するメリット

予算を一定に抑えられる

定額制プレスリリース配信サービスを利用する一番のメリットは、毎月一定の料金を支払うことで利用できるため、予算を事前に計画しやすく、費用を気にせず配信回数を自由に調節できることが挙げられます。

繋がりが無いメディアにプレスリリースを届けられる

メディアリストを持っていない、リストの数が少ない、送りたいメディアの連絡先が分からないなど、なかなか繋がることが難しかったメディアに向けて、プレスリリースを配信することができます。

Webサイトに掲載されることで露出が増える

プレスリリース配信サービスを利用すると、利用サービスサイトとあわせて提携メディアにもプレスリリースが掲載されます。

Webサイトに掲載されると、検索でヒットしやすくなるメリットがあり、常に新しい情報を探している記者や編集者の目に触れやすくなるだけでなく、一般ユーザーの目に留まる可能性も高くなるため、より露出を増やすことが期待できます。

SNSでも拡散される機会が生まれる

昨今、一般消費者にとって欠かせないツールとなったSNSは、情報収集の手段としても多く活用されています。プレスリリースの内容が誰かの目に留まり、SNSで拡散された、なんてケースも少なくありません。

定額制プレスリリース配信サービスの選び方

提携メディア数

各社サービスによって、提携先メディアのジャンルや数が異なります。
提携メディア数が多ければ、当然多くのメディアの目に留まる確率は上がるため、サービス選定時の一つの指標になるでしょう。

しかし、提携メディア数が単純に多ければ良いという訳ではありません。自社のプレスリリースと親和性の高いメディアへ届けることができないと、いくら提携先が多くても期待する効果が得られない可能性があるため、注意が必要です。

サービス選定時は、提携メディア数とあわせて自社のプレスリリースとマッチするメディアがあるのかも、あわせてチェックしましょう。

サービス費用

各社プレスリリース配信サービスが提供している「定額プラン」の費用は、15,000円~100,000円程度と幅広いため、自社の配信頻度に応じて比較検討しましょう。

サポート体制&オプション機能

配信サービスによっては、「効果測定」や「レポート作成」など、より効果的な広報活動をサポートするためのオプションが利用できます。
広報初心者はもちろん、経験値のある広報担当者の助けになる、さまざまなオプションが用意されているため、自社の状況に合わせて有効に活用しましょう。

「定額プラン」があるプレスリリース配信サービス

NEWSCAST

出典元:NEWSCAST

NEWSCASTは、10,000 メディア、12,000 リストにプレスリリースの配信が可能です。

記事になりやすさNo,1を誇る@Press(記事化数は平均16記事と主要サービスの中でも最多)と同じ高品質なメディアにニュースを送ることができるのが特長で、リリース転載先は読売新聞やNewsweekなどの大手ポータルサイトから、BIGLOBE・exciteなどの各ジャンルの有名サイトまで、70以上のメディアと幅広く提携しています。

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出典元:NEWSCAST

また、昨今ではメディアにプレスリリースを送るだけではなく、SNSを使って直接消費者にニュースを届けることがとても重要になってきていますが、NEWSCASTのX(Twitter)でのエンゲージメント数(いいね数+リツイート数)は主要プレスリリース配信サービスの中でNo.1を誇っており、SNSでの情報発信にも強いのが特長です。

その他にも、NEWSCASTのX(Twitter)アカウントから自動的に広告出稿ができるSNSオートプロモート機能や、広告価値換算機能が付いたウェブクリッピング機能など、自社で対応しようと思うと少し手がかかる業務も、月額料金の範囲内で簡単に実施できるため、広報業務をサポートする役割を担ってくれるサービスと言えるでしょう。

料金体系

予算やニーズに併せて、以下3つのプランから選択可能な料金体系になっています。
無料で利用できるSTARTUPプランでも、機能や利用回数は必要最低限ですが、NEWSCAST上へのニュース掲載や、ウェブクリッピングなどの機能が利用可能です。

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出典元:NEWSCAST

PR TIMES

PRTIMES

出典元:PR TIMES

PR TIMESは、上場企業利用率53%超を誇る、国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービスです。

    PR TIMESの強みは、なんといっても圧倒的な配信力にあります。全11,787媒体の配信ネットワークから最大300媒体に配信が可能であり、月間PV数1億超の12サイト含む計230媒体超の中から、最適な20媒体以上をPR TIMES内のスタッフが選定して原文を転載します。

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    出典元:PR TIMES

    また、PR TIMESのX(Twitter)のフォロワー数が450,000人以上、Facebookページはいいね数が128,000以上あり、X(Twitter)・Facebook共にカテゴリ別にすべてのリリース情報を投稿しているので、SNSで広まりやすいのも特徴です。

    料金体系

    PR TIMESは、1件3万円の従量課金プランの他に、以下定額プランを提供しています。

    • 月契約:80,000円/月
    • 半年契約:75,000円/月
    • 年間契約:70,000円~/月
    PRTIMES_pricelist

    出典元:PR TIMES

    さらに、PR TIMESでは、会社設立から2年を経過(諸条件あり)するまで毎月1回プレスリリースが無料で配信できるスタートアップチャレンジが用意されており、スタートアップ企業の広報活動をサポートしています。

    ValuePress!

    valuepress

    出典元:Valuepress!

    ValuePress!は、業界最多の74,000社以上に選ばれているプレスリリース配信サービスです。

    ValuePress!の特長は、概要を入力するだけで、専属のプロライターがリリース原稿を作成・添削をしてくれるサービスや、リリースの内容に合致したメディアを最大10媒体選定し、リリース配信から1週間、専任スタッフが記者へ個別コンタクトを取り記事掲載をフォローしてくれるなど、プレスリリース初心者にとって心強く有難いサービスが充実しています。

      また、記者の好みのジャンル、カテゴリ、キーワードを確認し、記者が興味のあるプレスリリースのみを配信しているため、記事になる確率も比較的高めです。

      料金体系

      ValuePress!では、フリープランと従量課金制プラン(30,000円/件)の他に、以下2つの定額制プランが用意されています。

      • スタンダード:35,000円/30日ごと
      • ビジネス:70,000円/30日ごと

      2つのプランの大きな違いは、前述した記者への個別コンタクトの有無のみのため、必要に応じて自社にあったプランを選択しましょう。

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      出典元:Valuepress!

      Dream News

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      出典元:Dream News

      Dream Newsのセールスポイントは何といっても「価格帯の安さ」です。

      30日間回数無制限でプレスリリース配信が可能で、利用料金は業界大手では最安値の15,000円で提供しています。

      低価格だからと言って侮れず、新聞、雑誌、フリーペーパー、ニュースサイト、テレビ、ラジオなど全国7,000以上のメディアに配信可能であり、有力な提携メディアへの掲載保障もあります。

      あまり予算はかけられないものの、しっかり広報活動の費用対効果を上げたい企業には有難いサービスです。

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      出典元:Dream News 

      料金体系

      料金体系は、前述の30日プラン/15,000円の他に、360日プラン/150,000円も提供されており、1年以上利用する予定がある場合は360日プランが2か月分お得です。

      どちらのプランもサービス内容に違いはなく、共に配信回数無制限で利用が可能です。

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      出典元:Dream News

      また、以下オプションサービスも提供しているため、配信費用自体は最低限に抑えつつ、+αのサポートを利用して効率的なプレスリリース配信が可能なのも魅力です。

      • FAXプレスリリース配信(リリース構成は1,000円/回、配信は80円/媒体)
      • Webプレスリリースクリッピング(8,000円/1プレスリリース)
      • 原稿作成代行(30,000円/件)
      • 原稿添削・校正(5,000円/件)

      Digital PR Platform

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      出典元:Digital PR Platform

      Digital PR Platformは、これまで紹介したプレスリリース配信サービスとは性質が異なり、「PRオートメーション」を使用した国内初の機能を多数採用したクラウド広報・PRツールであることが大きな特長です。

      具体的には、企画調査やリスト管理、アプローチ歴管理や分析、レポート作成など、時間がかかる作業を「PRオートメーション」によって自動化できます。

      また、PR業務を見える化することで、ホットメディアに最適なタイミングでアプローチを行ったり、リリース配信後の分析も自動化できるため、なるべくプレスリリースに割く工数を削減したい、という企業の方にお勧めのサービスです。

      プレスリリース配信本数に制限はなく、全国紙4紙をはじめとした22媒体へも転載されるため、確実な情報発信が可能です。

      料金体系

      料金体系については「月額10万円(税抜)から」提供されており、取得データ量やアクセスユーザー数などに応じ、企業の課題や目的、規模に合わせた料金プランが用意されています。

      人の手ではなかなか管理が難しい業務まで自動化されている分、作業工数の大幅削減も期待できるため、業務の効率化にお悩みの企業は検討してみる価値があるでしょう。

      さいごに

      本記事では、定額プランを提供しているプレスリリース配信サービスをご紹介しました。

      各社によって、料金や提供サービス、サポート体制はさまざまでしたが、予算感を始め、ターゲットと提携メディアがマッチしているか、サポートしてほしい範囲などを見極め、自社に合ったプレスリリース配信サービスを活用しましょう。

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