三菱重工業のホームユースロボットにMontaVista Linuxが搭載

報道関係各位
平成15年4月22日

三菱重工業のホームユースロボット『wakamaru』(ワカマル)に
MontaVista Linuxが搭載
~『wakamaru』が北米展示会でも紹介~


米サンフランシスコ、Embedded Systems Conference発―2003年4月22日―MontaVista
Software, Inc.(以下、モンタビスタ)は、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工
)が、次世代のヒューマンサイズのホームユースロボット、『wakamaru』(ワカマル
)にMontaVista™ Linux®を採用したことを発表しました。
  wakamaruは、2003年4月23日~25日、米サンフランシスコ、Moscone Centerで開
催されるEmbedded Systems Conferenceのモンタビスタブース(#2210)にて展示され
ます。
wakamaruは、家族と一緒に生活し、留守番や、家族に異常が起きたときは予め指定さ
れたところに連絡を取るなどの機能を備えた人型のホームユースロボットです。通信
ネットワークとの常時接続を活用して、「留守番」「見守り」「異常時の通報」「健
康管理」の4つの機能を持たせています。ロボットのオーナーの対象としては、一人
暮らしの高齢者、潜在的な健康不安を持っている人を想定しており、ますます高齢化
していく日本の社会に対応した日常生活に密着したロボットです。wakamaruは、身長
1m、体重30kgのバッテリ駆動で、車輪で動き、バッテリが不足してくると自動充電
します。
三菱重工業株式会社、新製品・宇宙部ロボットグループ主席技師、大西献氏は以下の
ようにコメントしています。
 「当社は、この革新的なロボット、wakamaruを開発するためのオペレーションの基
盤としてMontaVista Linuxを採用している。MontaVista Linux上で開発したのは、高
性能なソフトウエアベースとそのすぐれたネットワーク機能により、この最新ロボッ
トを人との親和性を有するような複雑なプログラミングに専念できるようにするため
である。堅牢なオペレーティングシステムは、wakamaruを1日24時間家庭での世話を
するための重要な役割を担当することになる。」
モンタビスタのCEO兼社長であるJim Readyは以下のようにコメントしています。
「電子機器は極めて複雑でインテリジェントなネットワーク機器へと進化しており、
そのような豊富な機能をサポートするソフトウエアは、高性能と堅牢さを兼ね備える
必要がある。MontaVista Linuxは、このようなニーズに応えるパワフルなシステムソ
フトウエア・プラットフォームであり、そのような先進の製品をより迅速に製品化す
るために役立つものである。当社は、三菱重工様がwakamaruのような独創的な製品を
開発することをご支援できることを非常に光栄に思う。」

wakamaruの発売について
wakamaruは、2004年中に、まず日本市場に向けて、約100万円で発売予定です。

MontaVista Linux Professional Editionについて
MontaVista Linux Professional Edition (Pro)は、高性能な組込みOSと開発環境で
、消費者が求める高性能でリアルタイム性能、サービスの信頼性を提供し、先進のコ
ンスーマエレクトロニクス製品における広範囲に渡って強化された双方向型の機能を
サポートします。
  Proは、業界一の多種の組込みプロセッサ・アーキテクチャ、CPUボード、ソフト
ウエア・コンポーネントをサポートしています。それは、8つの業界をリードするア
ーキテクチャから25種類のプロセッサをターゲットとし、80種類以上のボードをサポ
ートすることで、開発者に対して、その開発環境の各要素の選択肢を大幅に広げ、実
際に、コストを抑えながら開発期間を短縮し、最先端の製品をより迅速に開発するこ
とを可能とします。

モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、組込
みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです
。リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ(James Re
ady)によって 1999年に設立され、通信インフラからコンスーマ機器までの幅広いア
プリケーション分野を対象とし、MontaVista™ Linux® Professional Edit
ion、MontaVista™ Linux® Carrier Grade Edition、およびMontaVista
482; Linux® Consumer Electronics Editionを提供しています。さらに、モンタ
ビスタでは、顧客の特定のニーズに対応するため、パワフルなJava開発環境やグラフ
ィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供しています。モンタビスタソフトウ
エアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の100%日本法人として2000年
7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービ
スを提供しています。

米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy Ventu
res, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、IBM、Intel Capital
、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corporationなどの主要投資企
業より出資を受けた私有企業です。MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWebサ
イト(www.mvista.com (英語)、www.montavista.co.jp (日本語))をご参照くださ
い。


Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Software, I
nc. の商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス
マークです。

【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:坪田
TEL: 03-5469-8840  Email: akemi_tsubota@montavista.co.jp

カテゴリ:
企業動向
タグ:
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