SAフォーラムがアプリケーション・インタフェース仕様を発表

SAフォーラムがアプリケーション・インタフェース仕様を発表

報道関係各位


サービス・アベイラビリティ・フォーラムが
アプリケーション・インタフェース仕様を発表

~オープンでモジュール型のキャリアグレード製品開発のための仕様を提供~


オレゴン州ポートランド(現地時間2003年4月14日発)-トップクラスの通信および
コンピュータ関連企業が参画するサービス・アベイラビリティ・フォーラム(Servic
e Availability™ Forum、以下、SAフォーラム)は、アプリケーション・イン
タフェース仕様(AIS)を発表しました。これはSAフォーラムが提唱する2番目のオー
プンなインタフェース仕様であり、ハイアベイラビリティ(HA)サービスに必要なク
リティカルな要素を提供するための、キャリアグレードのプラットフォーム、ミドル
ウェア、アプリケーションを可能とします。

SAフォーラムの代表であるTimo Jokiaho氏は次のように述べています。
「アプリケーション・インタフェース仕様の発表は、コスト効率の良い、キャリアグ
レードのインフラ・ソリューションを提供するための次のステップです。このアプリ
ケーションレベルのハイアベイラビリティ・インタフェース仕様と、2002年10月に発
表されたSAフォーラムのハードウェア・プラットフォーム・インタフェース(HPI)
の組み合わせにより、独立系ソフトウエアベンダ(ISV)やミドルウェアベンダは、
オープンなハイアベイラビリティ・フレームワークの中で、サービス・アプリケーシ
ョンやアベイラビリティ・マネジメント・ミドルウェアソリューションを開発するこ
とができます。」

ネットワーク装置メーカ、テレコム装置メーカ、OEMは、コストや開発期間の削減の
ため、独自なものからオープンで標準ベースの市販の開発環境へと展開しています。
独自の開発手法から標準ベースでモジュール型の開発に変更しようとしている企業に
向けて、SAフォーラムは、ソフトウェアベンダ、ハードウェアベンダがネットワーク
装置、通信装置のメーカとの開発仕様の策定に参加することを可能とします。

このアプリケーション・インタフェース仕様は、SAフォーラム準拠のハイアベイラビ
リティ(HA)ミドルウェアと顧客のアプリケーションとの間のインタフェースを標準
化するものです。このアプリケーション・インタフェース仕様はサービスアベイラビ
リティのハイアベイラブル・ミドルウェアとサービス・アプリケーションの実装に使
用するためのキーとなる基準を定めたもので、アベイラビリティ・マネジメント・フ
レームワーク・チェックポイント、イベント通知、メッセージ、クラスター・メンバ
ーシップ、ディストリビュート・ロッキングなどを含んでいます。

IBMのインダストリ・ソフトウエア開発、VP、Mark Tempelmeyer氏は次のように述べ
ています。
「IBMはSAフォーラムの創始メンバーとして、time-to-market短縮、コストの低減、
キャリアグレード・ソリューションの革新をリードするオープンスタンダードの確立
に参画しています。当社は市場にオープンスタンダードのメリットをもたらすことに
強い関心を持っています。」

独自のキャリアグレード・ソリューションの開発にかかる膨大なコストは、様々な重
複するサブシステムやアプリケーションと相互操作するためのインタフェースの開発
に注がれています。通信業界は、SAフォーラムやPICMGやOSDL(PICMG:PCI Industri
al Computer Manufacturers Group、OSDL:Open Source Development Lab)といった
その他の標準化団体による、キャリアグレードの既製ソリューションの開発によって
、コストやリソースを低減するための対応を行ってきました。SAフォーラムはPICMG
やOSDLと密接に協業してきており、標準ベースのネットワーク装置コンポーネントの
採用を推進してきました。

OSDLのLabディレクターであるTimothy D. Witham氏は次のように述べています。
「SAフォーラムのアプリケーション・インタフェース仕様は通信アプリケーションの
オープンなソリューションを実現するための重要なステップです。この仕様とOSDLの
キャリアグレードLinuxワーキンググループが規定したLinux追加機能の組み合わせは
、キャリアグレード・アプリケーションにとってコスト効率の良いソリューションを
実現するでしょう。」

SAフォーラム アプリケーション・インタフェース仕様の入手
アプリケーション・インタフェース仕様は2003年4月14日より、http://www.saforum.
org/specificationからダウンロードできます。無償の「仕様ライセンス(Specificat
ion License)」にサインすることで、リリースされているSAフォーラムのすべての仕
様をダウンロードし、実装することができます。最初に、開示のための自己認証プロ
グラム「Self-Certification Program with Disclosure」が仕様の効率的な実装を導
くために役立ちます。

昨年10月にリリースされたSAフォーラムのHPIは、オペレーティングシステムやハー
ドウェアプラットフォームと、HAミドルウェア間のインタフェースを規定したもので
、テレコム装置のスタック内のHAハードウェア/ソフトウェアをモジュール化するよ
うにデザインされています。それがリリースされて以来、フォースコンピュータ、富
士通シーメンス、GoAheadソフトウェア、IBM、インテル、Mission Critical Linux、
モトローラ、ノキア、ラディシス、エターナルシステムズ、ソリッドインフォメーシ
ョンテクノロジ、UXCommを含むSAフォーラムのメンバ企業が、このSAフォーラムハー
ドウエア・インタフェース・プラットフォーム(HPI)を採用しています。


SAフォーラムについて
サービス・アベイラビリティ(SA)フォーラムは、キャリアグレードのインフラ装置
やアプリケーションをより迅速に、コスト効率良く市場に投入するための仕様の開発
を行う業界団体です。業界をリードする通信やコンピュータ関連企業により創設され
、当フォーラムの規定する仕様は、ネットワークアプリケーションをスタンダード化
により素早く容易に接続するためのオープンなキャリアグレードのプラットフォーム
やミドルウェア・インタフェースといった、装置標準化のエコシステムの中で欠くこ
とのできない重要な役割を成しています。現在のメンバは、Alzato、 China TMN、Co
ntinuous Computing、Eternal Systems、Force Computers、Fujitsu Siemens、GNP、
GoAhead Software、Hewlett-Packard Company、IBM、Intel、Mission Critical Linu
x、MontaVista Software、NEC、Nokia、Oracle Corporation、QNX、RadiSys、Samsun
g、Sun Microsystems、Solid Information Technology、TimesTen Performance Soft
ware、UXCommです。SAフォーラムは、今後のアベイラビリティのための仕様の構築に
参画するメンバ企業を募集します。SAフォーラムの詳細は、www.saforum.org をご
覧ください。


広報窓口:
Porter Novelli, Seattle\

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