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    ハイブリッド・ソリューションでユビキタス・コンピューティング基盤拡大

    企業動向
    2003年3月18日 15:00
    2003年3月18日

    T-Engineと組込みLinuxのハイブリッド・ソリューションで
    ユビキタス・コンピューティング基盤が拡大
    ~組込みLinuxのデファクトスタンダードMontaVista™ Linux®がT-Engine
    上に移植~


    T-Engine(ティーエンジン)の規格推進団体T-EngineフォーラムとMontaVista Softwar
    e, Inc.(以下、モンタビスタ)は、T-Engineソフトウェアアーキテクチャで定義され
    るT-Linuxとして、MontaVista™ Linux®を移植し、対応させることで合意
    しました。
      T-Engineは、ユビキタス・コンピューティング環境を構築することを最終目標と
    した、組込型リアルタイムシステムの標準アーキテクチャで、2002年6月に発表され
    ました。T-Engineアーキテクチャは標準化されたCPUボード、リアルタイムオペレー
    ティングシステムT-Kernel(ティーカーネル)、セキュリティアーキテクチャeTRON(
    イートロン)を中核とし、アプリケーションソフトウェアを開発する部品となる多様
    なミドルウェアを流通させることを目指しています。T-EngineはeTRONと呼ぶ暗号機
    能を備えた特殊チップを搭載し、無線通信やインターネットのようなセキュリティの
    弱い通信路を利用してもセキュリティが確保される機能を持っているのが特長で、次
    世代携帯電話やPDAのようなモバイル機器、家電製品、オフィス機器など、あらゆる
    組込み機器を対象としています。すでにT-EngineはSH、ARM、MIPS、M32R、FRと全世
    界の主要な組込み用マイクロプロセッサすべてに対応しており、流通ミドルウェアと
    しても全世界組込み実績No.1のTRONの資産を背景に続々と対応ソフトが登場しており
    ます。
    一方、組込みLinuxは既に、携帯電話、STB、PDA、PVR、インターネットラジオ、VoIP
    等、多数のモバイル機器や家電製品に搭載されています。MontaVista Linuxでも、昨
    年1年間で、世界で450以上のデザインウインを獲得しています。
    T-EngineとLinuxとの組み合わせにより、これらの市場におけるあらゆるアプリケー
    ションにおいて、双方のメリットを最大限に活用した次世代の機器開発が可能となり
    ます。すなわち、これまで開発されてきた資産である、TRONのアプリケーションコー
    ドと、UNIX、Linuxで作られてきた豊富なミドルウェアやアプリケーションの双方が
    利用できることになります。
      このハイブリッド・アーキテクチャ*では、リアルタイムオペレーティングシス
    テムとして、TRONの進化形であるT-Kernelを使用し、MontaVista Linuxは、T-Engine
    のT-Linuxのパートを受け持ち、Linuxのアプリケーションを実行できるプログラミン
    グサービスを提供します。このソリューションにより、ユーザは、 MontaVista Linu
    x上で、豊富なUnix互換のネットワーク環境、アプリケーションを利用することがで
    きます。      (*:参考資料1. として添付)
      T-Engineフォーラムは、T-Engineの規格推進団体として、昨年6月に発足し、既
    に国内外の企業104社が加入しています。モンタビスタも、今後のT-Engineの対応の
    ため、T-Engineフォーラムに加入しました。モンタビスタは、T-Engineフォーラムに
    て、T-EngineとT-Linuxのインターフェイスの仕様策定に参加し、T-Linuxの開発・検
    証を行う予定です。


    関係者からのコメント
    T-Engineフォーラム会長
    東京大学 教授 坂村 健 
    「2002年6月に発足したT-Engineフォーラムが提供する、T-Engineは新しいユビキタ
    ス・コンピューティング時代に向けたオープンな開発プラットフォームとして、全世
    界100社以上の賛同をうけ、フォーラム方式で制定されるオープンな事実上の標準と
    しての地位を獲得しつつあります。今回、組込みLinuxの分野で世界No1のモンタビス
    タと協力することにより、標準化されたT-Engineアーキテクチャの上で、T-Kernelの
    リアルタイム性能をLinuxから使えるという、複雑な組み込み機器開発の分野でも最
    強力な環境が実現します。
    ジム・レディ氏とは、昔からの知り合いであり、今回世界のユビキタス・コンピュー
    ティング分野の発展に、協力して進む体制ができたことは誠に嬉しく思っております
    。」

    MontaVista Software, Inc.
    CEO兼社長 Jim Ready
    「TRONは、日本の家電や自動車産業において長年にわたり標準となってきたリアルタ
    イムOSであり、一方、Linuxはその独自の特長により、そのような市場にますます貢
    献してきています。T-Engineプロジェクトとモンタビスタが手を組むことで、機器メ
    ーカーは、この2つの強力なOSのメリットを存分に活用できることになり、より先進
    の機器開発を導くことと確信しています。」

    モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
    代表取締役社長 有馬 仁志
    「TRONのオープンテクノロジという考え方はLinuxに共通するものです。ここ数年の
    間に日本市場で急速に組込みLinuxが受け入れられてきたのは、TRONで馴染んできた
    土壌であったことも影響していると言えます。T-Kernelと弊社のMontaVista Linuxは
    競合OSと見られがちですが、T-EngineアーキテクチャとMontaVista Linuxが協調する
    ことで、組込み開発の選択の自由度を拡大することにつながります。このソリューシ
    ョンが実現することで、今後の日本の組込み開発に大きく貢献していくことを期待し
    ています。」

    T-Engineについて
    あらゆるものにコンピュータが入りネットワークでつながれるユビキタス・コンピュ
    ーティング環境の構築を目指した、 オープンなリアルタイムシステム標準開発環境
    を提供するため、TRONプロジェクトでは、 T-Engineプロジェクトを発足させました
    。 T-Engineは携帯情報機器やネットワーク接続型の家電機器などを効率良く短期間
    で開発するのに最適な開発環境を提供します。T-EngineはeTRONと呼ばれるTRONプロ
    ジェクトのネットワークセキュリティアーキテクチャに対応し、セキュリティの完全
    でないインターネットなどのネットワークを経由しても盗聴、改竄、なりすましを防
    御して安全に目的の相手に電子情報を送る機構を備えています。
      効率のよい開発をサポートするために、規格化されたハードウェア(T-Engineボ
    ード)、 標準リアルタイムOS (T-Kernel)を定め、ミドルウェアを流通させることに
    特に力を入れています。 また、T-Engineは半導体メーカー、ハードウェアメーカー
    、ソフトウェアメーカー、 システムメーカーの縦方向の連携を円滑にし、相互のビ
    ジネスを活発化し、開発期間や開発コストの低減により付加価値の高い製品を短期間
    で提供することができます。
      T-Engineは高度な半導体技術や実装技術、ソフトウェア技術を採用しており、他
    に追随を許さない先進的な応用製品の開発を行うことができます。すでにハードウェ
    ア/ソフトウェア/システムを開発するプレイヤー*が参加を表明し、2002年第二四
    半期より、マーケットにT-Engineプラットフォームならびに応用システムの具体的な
    製品の投入を開始いたしております。
    (*:参考資料2. として添付)

    MontaVista Linuxについて
    MontaVista Linuxは、高性能、低消費電力、スケーラブルでフレキシブルなアーキテ
    クチャ、リアルタイム性能、優れたネットワーキング機能といった特長を持ち、先進
    のインターネットアプライアンスを始めとした、ネットワーク型コンスーマエレクト
    ロニクス製品に要求される高度な機能をサポートします。MontaVista Linux Profess
    ional Editionは、通信機器から家電製品まで、広範囲な組込みアプリケーションに
    対応し、スマートモバイルフォン、ワイヤレスPDA、STB、車載システムといった、コ
    ンスーマエレクトロニクス市場の多種の組込みアプリケーションで既に多数の採用実
    績を持っており、クロス開発プラットフォームとして広く普及しています。また、モ
    ンタビスタの新製品、MontaVista Linux Consumer Electronics Editionは、携帯電
    話、デジタルTV、STBおよびテレマティックスのようなコンスーマエレクトロニクス
    アプリケーションに特化して開発された初のLinuxオペレーティングシステムとクロ
    ス開発環境です。さらに、キャリアグレード環境での製品展開に必要とされる高信頼
    性と高可用性を付加することで標準Linuxを強化した製品、MontaVista Linux Carrie
    r Grade Editionも提供しており、テレコムやデータ通信、その他極めて高度なサー
    ビスアベイラビリティを要するアプリケーションに対応しています。このように、モ
    ンタビスタでは、このようなコンスーマ機器からハイアベイラビリティが要求される
    通信装置まで、非常に広範囲な組込みアプリケーション開発に対応した標準プラット
    フォームとしてMontaVista Linuxの製品ラインを提供しています。



    T-Engineフォーラムについて
    T-Engineフォーラムは、以下の目的の実現を目指した活動を行っています。
    1.\
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