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    マクロビジョンとモンタビスタがLinuxベースのコンスーマ機器向けのデジタル・ライト・マネジメントをサポート

    企業動向
    2003年1月10日 15:00

                    


    平成15年1月10日
                 
    マクロビジョンとモンタビスタがLinuxベースのコンスーマ機器向けの
    デジタル・ライト・マネジメントをサポート

    モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
    マクロヴィジョン ジャパン アン アジア株式会社

    米ラスベガス、CES 2003発―2003年1月9日―デジタル・ライト・マネジメント(DRM
    )テクノロジを提供するリーディングプロバイダであるMacrovision Corporation(
    以下、マクロビジョン)とMontaVista Software, Inc.(以下、モンタビスタ)は、
    マクロビジョンがメディア保護のDRMソリューション、MacroSafe™をMontaVist
    a™ Linux®に移植し、両社が、コンスーマ機器開発に特化したモンタビス
    タの新製品である、MontaVista Linux Consumer Electronics EditionでDRM機能をサ
    ポートするために協業していくことを発表しました。
    MacroSafeは、従来のPCに加えて、STB、PDA、携帯エンターテイメント機器およびデ
    ジタル家電アプリケーションといったノンPC機器に対する、ビデオ、オーディオ、グ
    ラフィックス、その他のマルチメディアアプリケーションの安全な配布と管理のため
    のマルチレイヤ・ソフトウエアソリューションです。
    マクロビジョンのビデオテクノロジ・ディビジョンの上席副社長、Carol Flahertyは
    以下のように述べています。
    「モンタビスタとのパートナシップにより、組込みおよびコンスーマエレクトロニク
    ス市場において、MacroSafeのDRMテクノロジの採用と導入が促進されていくであろう
    。DRMの実装と組込みLinux機器の双方は、コンテンツとテクノロジのコミュニティに
    とってますます重要になってきている。両社のソリューションを組み合わせることで
    、組込みのコンスーマエレクトロニクス製品の開発をスピードアップし、リスクを低
    減することができる。」
    モンタビスタのマーケティング担当副社長、Sheila Bakerは以下のようにコメントし
    ています。
    「Linux搭載のコンスーマエレクトロニクス製品が急増している。加えて、機器メー
    カは、開発製品により競争力を付けるためにDRMを積極的に導入している。組込みLin
    uxはコンスーマエレクトロニクスの分野で急成長することが見込まれ、モンタビスタ
    では、この市場のニーズに対応するため、マクロビジョンのような戦略的なパートナ
    との協業により、DRMのような付加価値を付けたソリューションを提供し続けていく
    。」

    MacroSafeについて
    MacroSafeは高い価値のコンテンツの電子配信のための完全なセキュリティ・ソリュ
    ーションです。その透過な構造は既存のコンテンツ作成ワークフロー、電子配信イン
    フラストラクチャ、そして、視聴者の使用経験を変更する必要はありません。MacroS
    afeは業界基準のプログラミング言語、インタフェース、およびプロトコルに基づく
    ので、組み込みデバイス、家電セットトップボックスそして、既存の電子商取引と配
    信システムに迅速に、費用効率よく統合することができます。


    MontaVista Linux Consumer Electronics Editionについて
    MontaVista™ Linux® Consumer Electronics Edition 3.0 (CEE)は、携
    帯電話、デジタルTV、STBおよびテレマティックスのようなコンスーマエレクトロニ
    クスアプリケーションに特化して開発された初のLinuxオペレーティングシステムと
    クロス開発環境です。CEEは、ダイナミック・パワーマネジメント、家電向けの豊富
    なネットワークサポート、家電製品の品質レベルの信頼性を追加することにより、Li
    nuxを強化した製品です。CEEは、コンスーマ機器に特化したプロセッサをターゲット
    としており、まずはTI OMAP 1510/5910およびIBM社のPowerPC 405LPがサポートされ
    、その他のプラットフォームについても今後サポートしていく予定です。CEEは、主
    要なモバイル機器、コンスーマ機器、車載システムのバーティカルマーケットにおけ
    るソフトウエアパートナから提供される豊富なソリューションの根幹となっています
    。また、低消費電力、メモリサイズ制限、および起動/再起動時間の短縮が要求され
    る、極めて制約の厳しいモバイル機器の条件にも対応するようチューニングされてい
    ます。CEE 3.0は、ファイルシステムの強化、パフォーマンス、システムタイミング
    、およびメモリサイズを計測する新しいツールを統合しています。また、ストリーミ
    ング・メディアの最適化と共にカーネルとアプリケーションのXIP(eXecute In Plac
    e)をサポートしています。さらに、CEEでは、J9 Javaバーチャルマシン、Trolltech
    社のQt/EmbeddedまたはモンタビスタのMontaVista Graphicsのようなグラフィックス
    パッケージなどのミドルウエアを統合しています。

    マクロビジョンについて
    マクロヴィジョン社 (本社:米国 カリフォルニア州サンタクララ、拠点;ロンド
    ン、東京、ソウル、台北、香港)は著作権保護技術(コピーガードならびにDRM)
    の開発とライセンスに特化した研究開発型ベンチャー企業です。 VHSビデオ、D
    VDビデオの所謂マクロヴィジョン方式、 オーデイオCDにおけるCSD方式(ミ
    ッドバー社の買収による)、CD-ROMにおけるSafeDiscと幅広い領域で
    業界標準のコピー防止技術のライセンス事業を展開するとともに、 PCソフトのD
    RMとしてのSafeCast、また B2B ソフトのDRMとしてのFLEXlmも既に
    市場で幅広く採用されつつあります。今回のMacroSafe事業は ビデオ、音楽、テク
    スト等のDRMソリューションとして位置付けており、これによりマクロヴィジョン社
    の技術レパートリーは一段と広がることになります。

    モンタビスタソフトウエアについて
    MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、組込
    みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです
    。リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ(James Re
    ady)によって 1999年に設立され、主力製品として、MontaVista™ Linux®
    Professional EditionおよびMontaVista™ Linux® Carrier Grade Editio
    nを提供しています。MontaVista™ Linux® Professional Editionでは、x8
    6/IA-32、PowerPC、StrongARM/XScale、MIPS、SH、ARM等のマイクロプロセッサアー
    キテクチャに最適化した、組込みシステム向けのLinuxのソースとバイナリのディス
    トリビューションを、クロス開発プラットフォームと共に提供しています。また、Mo
    ntaVista™ Linux® Carrier Grade Edition は、テレコムおよびキャリア
    グレードのアプリケーションに理想的なLinuxプラットフォームです。MontaVista Li
    nuxは、通信インフラからコンスーマ機器までの幅広いアプリケーション分野を対象
    として、組込み開発のためのオープンソースソリューションを提供します。さらに、
    モンタビスタでは、顧客の特定のニーズに対応するため、Java開発環境、ハイアベイ
    ラビリティ技術、GUIツールキット等、豊富なアドオン・パッケージも提供していま
    す。モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の1
    00%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそ
    れに関わるあらゆるサービスを提供しています。

    米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy Ventu
    res, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.,、IBM、Intel Capita
    l、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corporationなどの主要投資
    企業より出資を受けた私有企業です。MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWeb
    サイト(www.mvista.com (英語)、www.montavista.co.jp (日本語))をご参照くだ
    さい。

    Macrovision、MacroSafeは、それぞれMacrovision Corporationの登録商標および商
    標です。Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Sof
    tware, Inc. の商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、または
    サービス マークです。

    【問い合わせ先】
    マクロヴィジョン ジャパン アン アジア株式会社
    MacroSafe事業部 森田嘉彦
    TEL: 03-5774-6279
    Email: ymorita@macrovision.com

    モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
    マーケティング部 坪田
    TEL: 03-5469-8840  
    Email: akemi_tsubota@montavista.co.jp

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