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「下水道展'15東京」特別企画「水素社会と下水道」 ~足元に眠る未利用資源「下水汚泥」をエコカー燃料に~ 東京ビッグサイトで7月30日(木)に開催

イベント
2015年7月9日 14:00
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 公益社団法人日本下水道協会(東京都千代田区、 http://www.gesuidouten.jp/ )は7月30日(木)13時から、東京ビッグサイトで、パネルディスカッション「水素社会と下水道」を開催します。下水道展'15東京(7月28日から4日間開催)の特別企画で、参加費は無料です。
特別企画「水素社会と下水道」


 化石燃料の枯渇や地球温暖化への影響から水素エネルギーが注目されています。水素は、さまざまな一次エネルギーから製造できる上、(1) 燃焼しても水しか生成せず、CO2を排出しない (2) 電力との相互変換が可能 (3) 圧縮することにより貯蔵・輸送が容易、といった特徴があるためです。
 こうした中、福岡市と九州大などは稼働中の下水処理場を使った実証実験「水素リーダー都市プロジェクト」を全国で初めて実施。下水汚泥から水素を取り出し、販売するとともに、燃料電池自動車(FCV)に水素を供給する「水素ステーション」を整備していく取り組みを始めています。
 下水汚泥は安定した資源にもかかわらず、バイオガスや汚泥燃料としてエネルギー利用されているのは、約1割と非常に低い状況にあります。下水汚泥からの水素製造は、下水処理場にある既存のメタンガス発酵施設(消化タンク)を活用することで初期投資を低減できる上、エネルギーの需要地である都市部で大量に発生する生活排水等を利用する「都市型エネルギー」のため、輸送コストが低減できるという優位性があります。
 こうしたことから、福岡市の実証実験は、「足元に眠る未利用資源“下水汚泥”のエネルギー利用」とFCV普及のネックとされてきた「水素ステーションの整備」の双方を促進する起爆剤として期待されています。今回は同プロジェクトのキーマンと自動車メーカーの担当者にご登壇いただき、講演とパネルディスカッションを通じて、水素社会にどう下水道が貢献できるかを考えていきます。


【開催概要】
◆「水素社会と下水道」
<第1部>基調講演
(1)「なぜ今、水素社会なのか!?」
~水素社会構築の意義から下水汚泥利活用まで~
講師:九州大学水素エネルギー国際研究センター客員教授 田島 正喜 氏

(2)「水素リーダー都市プロジェクト」
~下水バイオガス原料による水素創エネ技術の実証~
講師:福岡市 道路下水道局計画部 下水道計画課長 津野 孝弘 氏

(3)「水素社会に向けたHondaの取り組み」
講師:本田技研工業株式会社 四輪事業本部 事業企画統括部スマートコミュニティ企画室 主任技師 岡本 英夫 氏

<第2部>パネルディスカッション
テーマ「足元に眠る未利用資源“下水汚泥”をエコカー燃料に!その意義と展望、課題は?」
(パネリスト)
・九州大学水素エネルギー国際研究センター客員教授 田島 正喜 氏
・福岡市 道路下水道局計画部 下水道計画課長 津野 孝弘 氏
・本田技研工業株式会社 四輪事業本部 事業企画統括部スマートコミュニティ企画室 主任技師 岡本 英夫 氏

(コーディネーター)
国土交通省 下水道国際・技術調整官 石井 宏幸 氏

◆開催日時:平成27年7月30日(木) 13時00分~15時30分
◆会場  :東京ビッグサイト 会議棟 1F レセプションホールB
      http://www.bigsight.jp/general/access/index.html

◎アクセス◎
■臨海線  :「国際展示場」駅下車 徒歩約7分
■ゆりかもめ:「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分

◆定員:200名

なお、下水道展の開催期間中、会場内特設会場にて下記の通り、燃料電池自動車などの展示と乗車体験会を実施します。

【展示】(7月28日から4日間)
(1) 本田技研:FCXクラリティ(実車、ワインレッド)、パワーエクスポーター(実機)、水素生成に係る下水処理場内施設のジオラマ等
(2) 横浜市環境創造局所有のトヨタ「MIRAI(白)」の実車展示。下水道社会実現に向けた同局の活動を示すパネル等の展示

【乗車体験会】
(1) 「MIRAI(シルバー)」(7月30日、提供:トヨタ自動車)
(2) 「MIRAI(黒)」(7月28日~31日、提供:三菱化工機)
※事前申込の方法など詳細情報は下記の通りです。
http://www.gesuidouten.jp/event/index02.html

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