インフラ老朽化に挑む、赤外線点検業務のDXソリューション 「CRITIR(クリティア)」リリース

    ― 赤外線点検業務の新“基準”。解析から報告書作成まで一気通貫 ―

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    2026年5月8日 09:30

    株式会社ASOLAB.(本社:長野県松本市、代表取締役:原 数幸、以下「当社」)は、ドローンで取得した可視・赤外線画像の解析から報告書作成までを一気通貫で処理する業務統合型ソフトウェア「CRITIR(クリティア)」を、2026年5月6日に正式リリースいたしました。

    建物外壁や太陽光パネルなどの赤外線点検業務を主な対象とし、撮影データの取り込み・解析・劣化箇所の記録・立面オルソ生成・報告書作成の一連の工程を1本のソフトウェアに統合。インフラ老朽化と点検技術者不足が深刻化する中、点検業務の構造的な非効率を解消し、技術者が判断や提案、品質向上に集中できる環境の構築を支援します。


    CRITIR(クリティア)

    CRITIR(クリティア)


    ■開発背景・業界課題

    インフラの老朽化が進む一方で、点検・維持管理を担う技術者の確保は容易ではありません。橋梁、道路、公共施設、商業ビルなど、構造物の状態を把握し、写真や点群データ、図面、報告書として蓄積・共有していく仕組みは、自治体や建設企業、コンサルタントにとって重要性を増しています。

    近年、ドローンに搭載した赤外線サーモグラフィの活用により、足場設置や高所作業を抑えた点検が可能になりつつあります。一方で、撮影後のデータ処理においては依然として以下のような課題が残されていました。

    ・1物件あたり数百枚に及ぶ撮影データを1枚ずつ解析する手作業

    ・赤外線サーモグラフィのメーカー間で互換性がなく、画像形式の変換に費用や画質劣化、作業時間が発生

    ・解析結果と報告書作成が分断され、エクセル等への貼り付け作業に多大な時間を要する

    ・ドローンメーカー純正ソフトは外壁診断や点検業務に最適化されていない

    ・解析作業は熟練者ノウハウに依存し、属人化しやすい


    特に「撮影後」の解析と報告書作成工程は、現場における最大の負担となっており、本来削減されるべき手作業に高度な技術を持つ専門家が多くの時間を費やしてきました。


    ・奥田 哲也 株式会社ASOLAB. 事業統括マネージャー

    「撮影自体は1日程度で終わる案件でも、解析作業が煩雑で時間がかかることが開発の背景にあった。CRITIRは現場で取得したデータを、診断・報告・管理へとつなげるための基盤として位置づけている。」



    ■CRITIR の特長

    「CRITIR」は、赤外線点検業務に特化した業務統合型ソフトウェアとして、これらの課題を解決します。

    1. マルチメーカー対応

    DJI、FLIR、HIKMICRO等、計12機種の赤外線カメラに対応。メーカー間の画像形式変換が不要となり、既存のカメラ資産をそのまま活用できます。

    2. 可視画像×赤外線画像の統合表示

    可視画像と赤外線画像の同時閲覧により、診断精度を高めます。

    3. 立面オルソ機能

    建物の壁面全体を歪みの少ない立面オルソ画像として生成。点検画像上でマーキングした劣化箇所は立面オルソ上にも反映され、同じような窓や壁面が続く建物でも位置関係を見失いにくくなります。報告を受ける側にとっても位置の把握が容易になります。

    4. 解析業務の一元管理

    劣化抽出・記録・測定・集計を一体化。マーキングした劣化箇所の面積や距離を自動計算できるため、補修計画や積算の前段階でも活用しやすい設計です。

    5. 報告書作成機能の内蔵

    物件情報・撮影条件・機材情報・劣化箇所の画像・位置図などを入力するだけで報告書を出力。気象庁のアメダス情報を自動取得し、調査時の気象条件を報告書に反映する機能も搭載しています。

    6. 目視診断支援機能 (AI検知)

    可視画像をベースとしたクラック・欠損の検出機能を搭載。赤外線診断にとどまらない通常点検にも応用できます。

    7. 完全オフライン運用

    ライセンス認証時およびアメダス情報取得時を除き、完全オフラインで動作。セキュリティ要件の厳しい現場でも利用可能です。



    ■適用範囲の広がり

    「CRITIR」は外壁の赤外線診断にとどまらず、可視画像を用いた通常点検にも応用できる設計です。今後は以下の分野への展開も視野に入れています。

    ・橋梁・トンネル等のインフラ点検

    ・太陽光パネルの異常発熱(ホットスポット)検出

    ・商業ビル・公共施設等の建物維持管理

    ・経年比較・劣化進行管理



    ■中長期戦略 ― デジタルツインへの発展

    当社はこれまで、ドローン測量、3Dモデリング、防災分野の技術活用に取り組んでまいりました。「CRITIR」はその延長線上にあるソリューションであり、点検業務の効率化にとどまらず、ドローンで取得した画像、点群データとAI解析データを将来的にデジタルツインプラットフォームと組み合わせることで、構造物の状態を継続的に管理する仕組みへと発展させていく構想です。

    これにより、構造物の劣化状態をデータベース化して共有し、デジタルツインによって未来の状態まで可視化することで、計画的な維持管理と投資判断につなげていくことを目指してまいります。



    ■開発協力体制

    「CRITIR」は当社が自社の点検業務における実務課題をもとに開発した「実務主導型開発」を基本としています。

    加えて、開発過程においては、赤外線建物診断技能師制度を運営する一般社団法人街と暮らし環境再生機構(TERS)による開発協力のもと、同機構会員である熟練診断技術者からの実務知見を反映し、現場で本当に使える製品としての完成度と信頼性を高めています。



    ■販売・展開戦略

    「CRITIR」は当社直販に加え、業界パートナーとの連携を通じて広く展開してまいります。

    ・当社webサイト( https://critir.jp )を通じた直接販売

    ・一般社団法人街と暮らし環境再生機構(TERS)による販売代理(同機構会員様および赤外線建物診断技能師資格保有者向け)

    ・TERSが開催する赤外線建物診断技能師の養成講習における標準ソフトウェアとしての採用

    ・ドローン販売事業者およびドローンスクール運営企業を通じた販売展開



    ■価格体系

    「CRITIR」は用途に応じた2つのサブスクリプションプランと買い切り型を提供します。


    プラン  : Light(年払い)

           PRO(年払い)

           買い切り

    価格(税抜): 240,000円 / 年

           460,000円 / 年

           1,150,000円(一括)

    内容   : 解析機能 + 簡易報告書(PDF)

           全機能 / 追加ライセンス無制限

           全機能を永続利用可 / 任意年間更新料 100,000円/年


    ※ 全て税抜表記です。

    ※ 別途、オンボーディング(50,000円~130,000円・税抜)をオプションとしてご用意しています。

    ※ 2週間の無料トライアルをご利用いただけます(サンプル画像セット同梱)。



    ■代表取締役コメント

    原 数幸 株式会社ASOLAB. 代表取締役

    「赤外線点検の現場では、高度な技術を持つ専門家が、本来削減されるべき手作業に多くの時間を費やしてきた。『クリティア』は、その構造的な非効率を解消し、技術者が判断や提案、品質向上に集中できる環境の一助となればうれしい。」



    ■製品概要

    製品名  : CRITIR(クリティア)

    カテゴリ : 赤外線点検業務支援ソフトウェア

    リリース日: 2026年5月6日

    対応OS  : Windows 10 / 11 (64bit)

    対応カメラ: DJI(6機種)/ FLIR(5機種)/ HIKMICRO(1機種)計12機種

    ライセンス: Named User方式・完全オフライン運用可

    開発・販売: 株式会社ASOLAB.

    販売代理店: 一般社団法人街と暮らし環境再生機構(TERS)

    製品URL  : https://critir.jp



    ■株式会社ASOLAB.について

    株式会社ASOLAB.(アソラボ)は、長野県松本市を拠点に、ドローン測量、3Dモデリング、AI解析、デジタルツイン技術等を活用した教育・産業支援を展開するスタートアップです。建築物・構造物の点検業務を、現場作業からデータ活用へ広げ、計画的な維持管理と投資判断につなげる仕組みづくりに取り組んでいます。



    本リリースに記載の価格・仕様はリリース時点のものであり、予告なく変更する場合があります。

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