【BIOME】2026年1月宮本敏明「つくるひと」ポートレート展および、ギャラリー移転のご案内

    2019年から神戸市中央区山手でギャラリー設営、多くの展覧会をご紹介してきたBIOME(バイオーム)。中山手の地での最後の個展が2026年1月宮本敏明氏個展で締め括られます。また新しい場所のご案内もいたします。

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    2025年12月20日 12:01

    2025年12月吉日

    “アートギャラリーのようでギャラリーではない ―A gallery, but not a gallery.”
    BIOME(バイオーム)のKanjiru(Art)展覧会のご案内およびBIOMEの移転に関するお知らせとなります。

    BIOME Kanjiru(Art)展覧会のご案内

    写真家 宮本 敏明 作品展
    「ポートレート つくるひと」
    ~「たからもの for おくりもの 2026」Special版~

    2026年初の展覧会であり、また現住所・中山手での最後の展覧会についてのご案内となります。
    毎年恒例のグループ展「たからもの for おくりもの」。 “宝物”と“贈り物”をテーマに、1アーティスト1作品を出展いただく企画として行ってまいりましたが、2026年につきましてはSpecial版として、写真家・宮本敏明氏の作品展「ポートレート つくるひと」をお届けいたします。

    宮本氏をお迎えするのは、2023年の個展「イカリエ」以来となります。30年にわたるパリを拠点とした活動を経て、2021年に日本へ帰国。「イカリエ」は、帰国後初の個展となりました。独自の視点と幻想的な表現のみならず、作り方や額装の仕方など、アカデミックな共有もあった個展となり、多くのお客さまを魅了するだけでなく、新たな写真の世界へとお連れしました。

    2026年1月10日(土)からはじまる「ポートレート つくるひと」では、手をつかい、ものをつくる人に焦点をあて、真摯に向き合い、撮影した“つくるひと”たちの姿を、迫力のあるポートレートとしてご紹介いたします。BIOMEでも、これまでに多くの“つくるひと”たちと協働し、寄り添い、また訪れていただいた方々へと伝播する場となってまいりました。これからも、新たな地で次章へと向かうBIOMEにとって、とても意味のある展覧会を、宮本氏の見応えのある作品とともにおたのしみください。

    <展覧会概要>
    タイトル:写真家宮本敏明作品展「ポートレート つくるひと」
    ~「たからもの for おくりもの 2026」Special 版~
    会 期:2026年1月10日(土)から1月30日(土)まで
    時 間:12:00 - 17:30(最終入場は17:00までとなります)
    1月30日(土)は11:00 - 15:00となります。
    休 廊:水曜・木曜・金曜
    在 廊:Instagramなどにて随時告知
    作 品:約10点を予定
    会 場:〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-16-14BIOME Kobe
    ※時間・休廊日は予告なく変更する場合があります。公式ウェブサイトおよびInstagramなどで
    ご確認ください。

    <宮本敏明氏からのメッセージ>
    長いあいだ人を撮りながら、どこかで“写真には嘘がある”と思っていました。
    モノクロに逃げたり、構図の理屈に寄りかかったり、被写体の力に頼りすぎたり──。
    自分の撮る写真の根っこに、なにかをごまかしている感覚がつきまとっていたからです。
    気がつけば、アイフォンで撮られた何億枚という写真が日々生まれ、そこには技巧ではない
    “ただ生まれる喜び”が宿っている。それなのに、自分は方法論にしがみつき、写真を
    「こうあるべきもの」と定義しようとしていた。その滑稽さに、ようやく気づくようになりました。
    人がなにかをつくるとき、そこに嘘はありません。手が覚えている動き、積み重ねてきた時間、
    迷いや葛藤までも含めた“その人そのもの”が姿をあらわす。今回、私はその表情を、できるだけ
    虚像のないまま、ただカメラを向けて受け止めたいと思いました。好きなカメラとレンズで、
    カラーのまま、撮影したそのままのプリントをつくる。ようやく、そんなシンプルなことに
    向き合えるようになった気がします。
    BIOMEの中山手での最後の個展として、「つくるひと」に宿る静かな強さをぜひ見て
    いただければと思います。
    宮本敏明

    <アーティスト紹介>
    宮本敏明(Toshiaki Miyamoto)
    神戸市生まれ
    30年にわたりパリを拠点に活動し、2021年に日本へ帰国。

    主な活動:
    • 竹中大工道具館企画「フィリップ・ワイズベッカーが見た日本」カメラワーク担当
    • ギャラリーEko Sato(Paris)での個展多数
    • 佐藤絵子氏主宰ギャラリーでの展示
    • MUJI「Life in Art」関連展示 ギャラリートーク記事
    • NEWポストセブン 伊集院静氏の記事掲載 ほか

    主な個展・グループ展・出版・動画:

    [個展]1992 Renault / France
    1994–2022 ギャラリーエスパス446
    2020–2021 Galerie Eko Sato / Paris
    2021 Salon de la photographie – Paris
    2023 BIOME Kobe ほか

    [グループ展]
    1995 Moscou Russe
    1997 大阪府立現代美術センター
    National Portrait Gallery(London)ほか英国巡回
    2003 芦屋市立美術館
    2011 東京「写真本 24h」出版記念
    2018 大阪茶屋町画廊ほか多数
    2022−2025 ギャラリーエスパス446

    [パブリックコレクション]
    フランス国立図書館

    [出版]
    写真本「写真本24H」(日経BP)
    『Ikebana au musée Cernuschi』〈仏〉
    フィリップ・ワイズベッカー著「ホモ・ファーベル(MUJI BOOKS)
    「大人の流儀」伊集院静(講談社)『フランスの針仕事 ブティ 布の彫刻』(日本ヴォーグ社)
    『白の優美 ブティ』(文化出版局)全12巻 表紙撮影

    [動画]
    MUJI 無印良品「MUJI CONNECTS ART #01 」
    IDEE Life in Art Philippe Weisebecker 「HANDMADE ハンドメイド」展#l〜#4
    竹中大工道具館企画「フィリップ・ワイズベッカーが見た日本」展示映像
    竹中大工道具館企画「植物×匠めぐるいのち、つなぐ手しごと」展示映像
    「阿蘇山の茅」「伊勢神宮の川口萱地」

    宮本 敏明氏のプロフィール画像:

    写真家 宮本敏明
    写真家 宮本敏明

    DM画像:

    BIOMEの移転に関するお知らせ― 新BIOMEは御影へ ―

    2019年、神戸元町の下山手でスタートしたBIOMEは、コロナ禍を含む社会環境の変化や、建物事情による移転などの困難を経ながらも、さまざまな分野で活躍するアーティストや多くのお客さまに支えられ、現在の中山手で活動を続けてまいりました。
    2026年5月、BIOMEは中山手から東灘区・御影エリアへと拠点を移し、新しいBIOMEを開設いたします。
    利便性と静けさが共存する御影の街で、これまで以上に生活者の視点に寄り添いながら、魅力あふれるアーティストと作品、そして学びの時間の提供を行ってまいります。

    新住所
    〒658-0047
    兵庫県神戸市東灘区御影2丁目6番11号
    BIOME御影 Alcove 1階

    新住所での営業は、2026年5月を予定しております。
    現住所での営業は、写真家・宮本敏明 作品展
    「ポートレート つくるひと」
    ~「たからもの for おくりもの 2026」Special版~
    をもって終了し、2026年2月末をもって完全クローズいたします。
    なお、Meeting You Online(オンラインストア)は、引き続き営業してまいります。
    これまでお支えくださった多くの皆さまに、心より御礼申しあげますとともに、ここにお知らせいたします。
    誠にありがとうございました。

    お問い合わせ
    本件に関するお問い合わせは、メールにて承ります。
    email:artroom@biomekobe.com
    BIOME(バイオーム) 栗山典

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