世界の消費者の9割がブランドとの関係に満足していない

世界の消費者の9割がブランドとの関係に満足していない

~エデルマンの消費者意識調査「ブランドシェア」の調査結果~

世界最大のPRコンサルティング会社エデルマンの日本法人エデルマン・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:ロス・ローブリー) は本日、世界12カ国で15,000人を対象に実施した消費者意識調査「ブランドシェア」の日本の調査結果を発表しました。

今年で2回目となる「ブランドシェア」調査は、調査会社エデルマン・バーランドが実施した30分のオンライン調査で、今回の調査より日本も調査対象国のひとつとなりました。日本全国より1,038人が参加し、48のグローバルブランドと7つのローカルブランドについて回答しました。

本調査結果によると、日本国内及び国外において、世界の消費者の9割がブランドとの関係に満足していないということが判明しました。日本人回答者の半数以上が、ブランドとの関係を一方的で十分な価値をもたらしていないと考えており、65%が、ブランドが消費者と情報や価値観をシェアするのは、自社の利益を増加させるための利己的な理由に他ならないと考えています。ブランドと消費者の関係性において、日本人は他の国と比べるとブランドをやや肯定的に捉えているものの、世界の消費者はより強い不満を示しています。(ブランドとの関係を「一方的」と回答した世界の消費者の割合が66%であるのに対し、日本の消費者の割合は51%)

また、世界の消費者の87%がブランドとのより価値のある関係性を求めており、ブランドが消費者のニーズを満たしていると回答したのはわずか17%でした。日本では、ブランドとの関係に対する消費者の要求はそれほど高くないものの、実際のパフォーマンスに満足している日本の消費者はわずか11%で、調査を行った全12か国の中でもイギリスと並び最も批判的な結果となりました。

「消費者は自身のコンテンツや情報をシェアし、ブランドの製品を購入し、ブランドを他人に対し推奨もしていますが、その見返りを得ているとは感じていません。」とエデルマン、コンシューマー・マーケティングのグローバル統括、ミッシェル・ハットンは述べています。「全ての市場において、ブランドに対する消費者の期待は高まっており、ブランドとの関係から現在得ている価値よりも、さらなる価値を求めています」

エデルマン・ジャパンの代表取締役社長、ロス・ローブリーは次のように述べています。「現在、日本の消費者のブランドに対する期待値は、世界の消費者に比べて低いという結果が出ていますが、これは今後もその傾向が続くことを意味しているのでありません。既に日本人はブランドからより多くの価値を得たいと言っています。海外で展開しているブランドは、世界の消費者の要求が高まっているというこの調査結果に注目すべきです。なぜなら、消費者の満たされていないニーズに応え、国内外における新たなレベルの関係性を消費者と築くことで、ブランドのビジネスチャンスへとつながるからです」


第2回「ブランドシェア」主な調査結果

ブランドは合理的ニーズと情緒的ニーズの両方を満たす必要がある
ブランドが消費者の合理的ニーズと情緒的ニーズを同時に満たすことは、消費者がブランドの製品やサービスを購入し、推薦し、ブランドを擁護することにつながります。本調査結果によると、消費者はブランドに対しより迅速な対応と多様な機会を提供すること、また製品やサービスの透明性と製品開発などのプロセスへの参加の機会を提供することを求めていることが明らかになっています。世界の消費者の78%が、ブランドが「消費者の懸念や不満に迅速に対応する」ことは重要であると考えており、68%が「製品の調達・製造方法をオープンかつ透明性のある方法で伝える」、52%が「製品の開発・改良プロセスに消費者を参加させる」ことがブランドにとって重要であると回答しています。

消費者の新たなニーズ「ソサエタル・ニーズ」の出現
上記に加え、本調査結果により、消費者の新たなニーズとしてソサエタル・ニーズがあることが分かりました。ソサエタル・ニーズとは、単なるCSRの領域を超えたものです。ブランドは社会的使命をまっとうする信念を消費者とシェアしなければなりません。このソサエタル・ニーズを満たすことで、消費者が個人情報やブランドのコンテンツをシェアする可能性が高まることが明らかになっています。

これら3つのニーズ (合理的ニーズ、情緒的ニーズ、ソサエタル・ニーズ)を同時に満たした場合、ブランドに対する消費者行動を促進させることが判明しています。具体的には、ブランドの製品やサービスを購入する(グローバル:8%、日本:6%)、推薦する(グローバル:12%、日本:13%)、ブランドを擁護する(グローバル:10%、日本:11%)、個人情報をシェアする(グローバル:11%、日本10%)、ブランドのコンテンツをシェアする(グローバル:12%、日本:12%)といった行動で、ブランドが3つのニーズを満たしたときに消費者が上記の行動を取る可能性は、平均で11%高まることが明らかになっています。

「消費者とブランドの関係性を修復するには、合理的ニーズと情緒的ニーズを満たすことは必須ですが、それでけでは十分とは言えません。」エデルマン・グローバルのプラクティス・セクター部門、プレジデント、ベン・ボイドは述べています。「消費者のソサエタル・ニーズを満たすことも必要です。そして、3つのニーズが満たされれば、ブランドと消費者との関係に計測可能なインパクトを与え、ビジネスの向上につながります」


ブランドシェアの調査結果の詳細については、下記をご参照ください。
http://www.edelman.jp/sites/jp/pages/insights.aspx


お問い合わせ先:エデルマン・ジャパン株式会社
大野 Tel: 03-6858-7711 / Email: brandshareJapan@edelman.com


エデルマン・ジャパンについて
世界のPRをリードするエデルマンは、目まぐるしく変化する状況に対して常に新しいアプローチでクライアントのニーズにこたえています。現在、PRコミュニケーションは、マーケティング全体の戦略として、メディアリレーションだけにとどまらず、デジタルの有効活用を含めた複合的な活動が不可欠となっています。エデルマン・ジャパンは、世界最大のPR会社の日本支社として、グローバルな独自調査などに基づいた効果的なサービスを提供しています。世界65都市に拠点を構える世界最大級のネットワークを活かし、日本国内におけるコミュニケーションマーケティングのみならず、日本企業の海外におけるコミュニケーション活動支援も展開しています。詳細はhttp://www.edelman.jp をご覧ください。

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