洗濯物の部屋干しの盲点浴室に干したタオルには、カビの胞子が付...

洗濯物の部屋干しの盲点 浴室に干したタオルには、カビの胞子が付着していた!

ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)リビングケア研究所は、多くの人が不快に感じている住まいの汚れのひとつであるカビについて研究を進めています。近年、洗濯物の「部屋干し」が一般化する中、梅雨から秋にかけてはカビが増殖しやすいことから、部屋干しした洗濯物にカビが付着することが懸念されます。そこでこの度、部屋干しすることが多いリビング、寝室、浴室に洗濯物を干した際に洗濯物に付着するカビの数を比較したところ、以下のことが明らかになりました。

図1
図1

(1)浴室では、天井にカビが潜んでいることが多いことから、リビングや寝室と比べて100倍以上となる約5,000個ものカビ胞子が洗濯物へ付着する。
(2)浴室の天井に潜むカビを除菌することで、洗濯物へのカビ付着数は減少する。


■研究の背景
浴室のカビを不快に思う人は多く、「見た目」だけでなく、88%の生活者は健康への影響を不安に感じています。当社リビングケア研究所は、浴室のカビを予防する技術開発を進めるなかで、浴室では天井に目に見えないカビが存在しており、黒カビの原因となるカビ胞子が多い場合では一晩に1万個以上も浴室内に飛散しうることを確認し、浴室全体のカビの汚染源となっていることをつきとめました。
一方、当社の調査によると、日常的に洗濯物を室内に干している人は9割にのぼり、干す場所はリビング(43%)、寝室(17%)に続いて16%の人が浴室に干しています。梅雨から秋にかけては、カビが増殖しやすい季節なので、浴室に洗濯物を干した場合、天井から降ってきたカビの胞子が洗濯物に付着することが懸念されます。
そこでこの度、部屋干しした際の洗濯物へのカビ胞子の付着実態について調べました。


■研究の結果
(1)浴室に干したタオルには、天井から降ってきたカビ胞子が付着していた
実験はまず、部屋全体の汚染源になると考えられる天井のカビの量を比較するため、一般家庭5家庭のリビング、寝室、浴室の天井に存在するカビの量を測定(※1)しました。その結果、全家庭において、浴室の天井には10cm四方あたり100~100万個と、リビングや寝室と比べて多くのカビが存在していました(図1)。
次に、5家庭のうち浴室の天井にカビが最も多かったA宅を対象に、それぞれの部屋に干したタオルに付着するカビ胞子の数を測定(※2)したところ、浴室では他の場所に比べて100倍以上となる約5,000個と、最も多く付着していることがわかりました(図2)。

※1:各部屋の天井をリン酸緩衝生理食塩水で10cm×10cmの範囲をふきとり、培地にて25℃、5日間培養後、菌数を測定。
※2:34cm×82cmのタオルを洗濯し、脱水後に滅菌。滅菌タオルを各部屋の中央に10時間干した後、タオルからGlucose Peptone Broth with Lecithin & Polysorbate80(GPLP)60mLでカビを抽出し菌数を測定。
A宅条件|戸建て、築年数20年、浴室:1.6畳、リビング:8畳、寝室:8畳

(図1)
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_1.jpg
(図2)
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_2.jpg


(2)天井に潜む見えないカビを除菌することで、洗濯物へのカビ胞子の付着が防げる!
続いて、浴室のカビを除菌する前後での、天井に潜む目に見えないカビの量と洗濯物へ付着するカビ胞子の数を測定(※3)しました。煙の力で抗菌剤である銀を飛ばす製剤(『ルック おふろの防カビくん煙剤』)を処理する前後で、天井のカビの量を比較すると、処理後には天井にカビは認められませんでした(図3)。一方、洗濯物に付着したカビ胞子の数についても、天井のカビを除菌する前のタオルには5,000個ものカビ胞子が付着していましたが、くん煙処理により天井のカビが除菌された後浴室に干したタオルにはカビ胞子の付着が全く認められませんでした(※4)(図4)。
このことより、浴室に干した洗濯物をカビ汚染から守るためには、天井のカビを除菌することが有効であることが明らかとなりました。

※3、4:A宅浴室(160cm×160cm×225cm)にて天井を「ルック おふろの防カビくん煙剤」で除菌処理。天井をリン酸緩衝生理食塩水でふきとりPDA培地にて25℃、5日間培養後、菌数を測定。また、34cm×82cmのタオルを洗濯し、脱水後に滅菌。タオルを浴室中央に10時間干した後、GPLP60mLでカビを抽出し菌数を測定。

(図3)
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(図4)
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以上の内容は、日本家政学会第66回大会(2014年5月24日 柳曽聡美ほか)で発表しています。


■洗濯物のカビ対策【1】
<『ルック おふろの防カビくん煙剤』で浴室の天井に潜む見えないカビを除菌しましょう>

この度、ライオン株式会社リビングケア研究所が行った研究結果より、浴室に洗濯物を干すと、天井から降ってきたカビ胞子が5,000個も付着しうることがわかりました。
『ルック おふろの防カビくん煙剤』は、天井に潜む目に見えないカビ(黒カビ原因菌)を銀イオンの煙でまるごと除菌するので、使用後は浴室全体のカビ発生を防ぎ、浴室に干した洗濯物へのカビ胞子の付着も防ぎます。


■『ルック おふろの防カビくん煙剤』

<商品特長>
(1)「銀イオン」の煙で、浴室全体の黒カビ原因菌をまるごと除菌できる
除菌成分「銀イオン」の煙が、天井や換気扇の裏までいきわたり、黒カビの原因菌をまるごと除菌します。
(2)黒カビが生えにくくなり、カビ掃除が楽になる
使用後は、黒カビが生えにくくなり、カビ取り剤を使う掃除の回数が減るので、掃除の負担が軽くなります。
(3)定期的に使うことで効果が高まる
1~2ヵ月に1回の定期的な使用によって、「銀イオン」の防カビ効果が高まります。カビ取り剤を使わない普段の掃除だけで、きれいな浴室を維持できます。

<容量・価格>
『ルック おふろの防カビくん煙剤』
5g、オープン価格
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_5.jpg

『ルック おふろの防カビくん煙剤3個パック』
3個パック(5g×3個)、オープン価格
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_6.jpg


ブランドサイト:http://look.lion.co.jp/bath/boukabi/


■洗濯物のカビ対策【2】<洗濯槽をケアしましょう>
洗濯物へのカビ付着のリスクは、洗濯槽からも・・・・
菌・カビから衣服を守るお洗濯
ライオン株式会社 お洗濯マイスター
山縣 義文

梅雨時期から秋にかけて、気温と湿度の高い季節はカビが気になります。浴室のカビも気になりますが、実は、洗濯機の中も浴室と同じように温度や湿度が高く、菌やカビの増殖に適した環境なのです。

ライオンの調査(※)によると、9割以上の人が「自宅の洗濯機の洗濯槽は汚れている」と思っており、「洗濯後の洗濯物に汚れが付着する(42.2%)」、「くず取りネットに汚れが付く(42.0%)」など、目に見える「汚れ」を確認することで、洗濯槽が汚れていると感じる人が多いことがわかりました。また、約6割の人が「洗濯槽が汚れていると、洗濯物に洗濯槽の菌やカビが移る」と思っていることも明らかになりました。
※全国の20~50代女性 1,113名 2014年

多くの人が感じている通り、洗濯機を使い続けていると、洗濯槽も汚れてきます。洗濯槽の裏側は菌やカビなどの汚れが付着しており、さらに菌が作り出す“バイオフィルム”は、菌が増殖する過程で、外的環境から保護するために形成するもので粘膜状に被います(下写真)。

洗濯槽の裏側の汚れ
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_7.jpg


≪洗濯槽の裏側の汚れ(菌・カビ)をケアする対策!≫

【定期的なお手入れ】
■洗濯槽クリーナーを使用する
洗濯機の取扱説明書を参考に、定期的に洗濯槽クリーナーを使用しましょう。すでに付いてしまった洗濯槽の裏側のカビや汚れなどを取り除くことができます。
洗濯槽クリーナーを使用しても洗濯物に汚れが付着したり、洗濯槽のニオイが気になるようでしたら、洗濯槽クリーナーを使用する頻度を増やしてみましょう。


【日常のお洗濯でのポイント】
■抗菌効果やバイオフィルム汚れを分解・除去する効果のある洗剤を使用する
洗濯槽クリーナーで汚れを取り除いても、しばらくするとまた洗濯槽は汚れてきます。そこで洗濯槽クリーナーを使用した後は、バイオフィルム汚れを分解・除去する効果のある洗剤を使って、きれいな状態を維持しましょう。

■洗濯機のフタを開けておく
洗濯槽内の湿度を下げて、バイオフィルムが発生しにくい環境にしましょう。
そのほか、くず取りネットのゴミや汚れが溜まっていないか、また嫌なニオイがしないかなど、日頃からこまめにチェックしましょう。

詳しい情報はこちら⇒ http://kaiteki.lion.co.jp/meister/post/fabric20140502_01/


≪洗濯槽の菌・カビの巣窟“バイオフィルム汚れ”まで分解除去する≫
超コンパクト衣料用液体洗剤『トップ HYGIA(ハイジア)』

<商品特長>
(1)優れた抗菌性能を発揮するプラスイオン抗菌成分と、菌の栄養となるタンパク汚れをしっかり落とす確かな洗浄力を併せ持つことで洗うたび高まる抗菌力を発揮
「プラスイオン抗菌成分」が洗うたびに衣類の繊維表面に吸着し、抗菌性能を発揮します。
さらに、繊維に絡みついたタンパク汚れをしっかり落とす洗浄力も加えて抗菌力を高め、洗濯物に残存する菌を抑えます。
タオルや肌着など、使用中に湿り、菌の増殖が気になる衣類のお洗濯におすすめです。

(2)洗濯槽の菌が作るバイオフィルムまで分解・除去
多糖分解酵素を配合。洗濯槽のバイオフィルム汚れを直接分解・除去します。

(3)洗濯中の移菌・移カビを抑える
衣類の菌や洗濯槽のカビが、洗濯中に他の衣類に移るのを抑えます。

(4)衣類の菌の増殖を防ぐことで高い防臭効果を発揮

<容量・価格>
『トップ HYGIA(ハイジア)』
本体 450g/つめかえ 360g/つめかえ大 660g オープン価格
http://www.atpress.ne.jp/releases/48370/img_48370_8.jpg

ブランドサイト: http://top.lion.co.jp/products/hygia/

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
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