「すすぎ1回洗濯」が日常になる社会の実現へ 「Choose one Project」活動始動から1年 すすぎ1回の実施率が59%※に向上 ※NANOX one公式X アンケートより
ライオン株式会社(本社:東京都台東区)は、サステナブルな社会の実現に向け、生活の中のお洗濯のエコ習慣として、“すすぎ1回”と“衣類のロングライフ化”を提唱する「Choose one Project」を2024年4月から推進しています。
今回、プロジェクト開始から1年が経過したタイミングにあたり、生活者のお洗濯の意識、行動の変化に関するアンケート調査結果や、各企業とのコラボレーションの実績、当社社員の「すすぎ1回洗濯」の実施率の変化などについて報告いたします。
1. 「Choose one Project」の概要
「Choose one Project(チューズワンプロジェクト)」( https://fabric.lion.co.jp/sustainability/chooseone/ )は、2024年4月22日(アースデイ)に始動した当社によるサステナビリティプロジェクトです。
“服に、地球に、ちょっといいセンタクを。”というコンセプトのもと、生活の中で誰もが実施しやすいエコアクションとして、“すすぎ1回”と“衣類のロングライフ化”を啓発しています。
当社の衣料用液体洗剤はすべて「すすぎ1回」に対応しており、節水・節電・時短、さらにCO2削減にもつながります。ただ、本活動以前の調査で、「すすぎ2回」を実施されている生活者がまだ多い実態が浮き彫りとなりました。そこでエコ習慣として「すすぎ1回洗濯」を推奨する活動を始動し、この1年、様々な情報発信や各企業様との共同企画、SNSキャンペーンなどを通して推進してまいりました。今後もすすぎ1回洗濯の啓発により、“CO2の削減”と“衣類のロングライフ化”が実現する社会を目指してまいります。
Choose one Project
2. 生活者の「すすぎ1回洗濯」の実施率が59%に向上
生活者の「すすぎ1回洗濯」の実施状況の変化について、NANOX one公式Xアカウント(@TOP_superNANOX)によるアンケートを実施しました。その結果、本プロジェクト始動時と比べ、1年が経過した2025年3月は「すすぎ1回洗濯」の実施率が14%増え、情報発信等の取り組みを通じて生活者に浸透しつつある結果が得られました。
2025年3月にご回答いただいたすすぎ1回実践者が1年間すすぎ1回洗濯をすると、なんと合計約153万Lもの節水になります。これは、お風呂約7,645回分(200L/回)に相当します。
※既婚世代の平均洗濯回数(約310回/年)及び主要4社縦型洗濯機における衣類3kg・標準コースで洗濯した場合の平均水量(すすぎ2回約123L/回、すすぎ1回約87L/回)より算出(ライオン調べ)。浴槽での使用水量を200Lとし毎日溜めた場合として算出。
<アンケート結果> ※いずれもNANOX one公式Xアカウントにて実施
2024年4月25日:すすぎ1回 45%/すすぎ2回 51%/その他 4%(n=344)
2025年3月24日:すすぎ1回 59%/すすぎ2回 39%/その他 2%(n=233)
すすぎ1回実施率/NANOX one公式Xアカウント調査比較
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3. 企業/団体コラボレーションの実績
本プロジェクトは、多くの企業やスポーツチームの皆様のご賛同やご協力を賜り、プロジェクトの社会的意義やメッセージを協業しながら広めることできました。今後もパートナーの皆様と連携しながら、「すすぎ1回洗濯」をきっかけとしたエコアクションの輪を広げてまいります。
<コラボレーション企業/団体様のご紹介>
■株式会社ツインバード様
ツインバード様は「Choose one Project」の“生活の中で実践できるお洗濯のエコ活動”という趣旨に共感し、企業活動を通じて脱炭素を含む持続可能な社会づくりに貢献したいという想いから本プロジェクトに賛同いただきました。
本プロジェクトへの賛同ニュースリリースの発表や、公式SNSでのプレゼントキャンペーンなど、プロジェクトの推進にご協力いただきました。
株式会社ツインバード様/プロジェクト賛同リリース
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株式会社ツインバード様/公式SNSキャンペーン投稿
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■株式会社FABRIC TOKYO様
“愛着のある一着を手にする体験”によって服の価値や消費のあり方を見直す活動を実施しているオーダーメイドビジネスウェアブランドのFABRIC TOKYO様。「消費だけでなく洗濯も見直し、衣類を長持ちさせることで少しでも廃棄される服を減らしたい」という想いから、本プロジェクトにご賛同いただきました。
公式Xでのキャンペーン実施、スーツの洗い方についてのYouTube動画作成、当社の情報メディアLideaとのコラボなど多角的な施策を共同で実施。
2025年2月には、FABRIC TOKYO様の販売担当者様向けに「お洗濯研修会」を実施。直接お客様と接点を持つ販売担当者の皆さまへ“すすぎ1回洗濯”や“衣類のロングライフ化”に関するレクチャーをさせて頂きました。
株式会社FABRIC TOKYO様 お洗濯研修会の様子
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■株式会社LIFULL様
「しなきゃ、なんてない。」というメッセージのもと、自分らしく生きられる社会の実現を目指すLIFULL様。本プロジェクトの、“環境のために何か特別なことをするのではなく、一人ひとりが取り組みやすい洗濯習慣から未来を変えようとする姿勢”に共感をいただきました。
「私のセンタクで未来は変わらない、なんてない。」をテーマに、NANOX oneとのコラボキャンペーンを実施しました。リプライ欄で、地球のためにあたらしくはじめたことや行動を変えたことを募集。「すすぎ1回洗濯」の啓発とともに、プロジェクトへの参加を促進いただきました。
株式会社LIFULL様 公式SNSキャンペーン投稿
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■ラグビーチーム LION FANGS
社会人ラグビーチームとして日々活動するLION FANGSは、スポーツをする人でもすすぎ1回で汚れをしっかり落とせるということを知ってほしいという想いから本プロジェクトに参画。
秩父宮ラグビー場の試合では、来場の皆様に『NANOX one』を配布し多くの方にプロジェクトを認知していただく機会になりました。
https://fangsrugby.lion.co.jp/
ラグビーチーム LION FANGS/NANOX one サンプリング画像
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4. すすぎ1回の輪を広げるoneの日
「Choose one Project」では、「すすぎ1回洗濯」を定期的に意識していただくきっかけとして、毎月1日をoneの日と設定し、“すすぎ1回”や“衣類のロングライフ化”の情報発信や、生活者参加型のXキャンペーンを年間通して展開しています。Xキャンペーンでは、総リポスト数が3万人を超える結果となりました。
■oneの日 Xキャンペーン
<実施概要>
内容:NANOX one公式Xアカウントのキャンペーン投稿のリポスト+フォローでコラボ企業の「すすぎ1回」にちなんだアイテム(家電やスーツ等)に加えて『NANOX one』をプレゼント
<成果>
総リポスト数 :約33,000件
総インプレッション数:約3,223,000件
SNS上では「これなら自分もできそう」「周りのひとたちに勧めたいです」「毎日の事なので、かなりの節水になりますね」といったポジティブなコメントも多く寄せられて共感とともに拡散され、多くの新規層への認知拡大にもつながりました。
oneの日キャンペーン 投稿例
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5. ライオン社内での取り組み
当社社員に向け、日常のエコ活動についての理解をより深めるための取り組みとして、本プロジェクトの「すすぎ1回洗濯」を実践する社内活動を推進しました。約4,000人の社員に向けて【自分にとって良いことが、結果環境にとってもよいこと】をテーマに、「すすぎ1回洗濯」がもたらす社会的意義や節水、衣類の長持ちのメリットについて情報を発信。その結果、当初50%だった実施率が、69%にまで上がりました。
<成果>
社員の「すすぎ1回洗濯」実施率は、Choose one Project開始前の2024年4月時点の50%から、開始後約半年の10月時点で69%まで向上。
特に「洗濯時間の短縮」「水道代の節約」「節水できること」が実施理由の上位を占めており、日常生活での利便性が行動の変化をもたらしたと考えられます。
<「すすぎ1回洗濯」を開始した社員のコメント(一部抜粋、個人の感想です)>
・すすぎ回数を減らすと洗剤が残る懸念があったが、試してみるとそんなことはなかった。すすぎ回数を減らせば水の使用量を減らせるし、服が多少長持ちするのではないかと思った。
・すすぎ1回でも洗浄力に変わりなく、水道代がかなり安くなった。
すすぎ1回実施率/ライオン社内調査比較
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6. 取り組みを振り返って/今後の目的
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部
ホームケア事業部 ブランドマネジャー 長池 英二
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この度、当社の洗濯洗剤『NANOX one』のサステナビリティ施策「Choose one Project」が1周年を迎えました。
皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
本プロジェクトは、環境負荷の軽減を目指し、節水・節電・衣類のロングライフ化を推進することを目的としています。この度、NANOX one公式Xのアンケートでは、「すすぎ1回洗濯」の実施率が1年間で45%から59%へと大きく上昇する結果となりました。加えて、ライオン社員の実施率は、プロジェクト開始前の約50%から約70%に向上しました。生活者の間にも確実に意識変化が起きつつあることを実感しています。
また、「Choose one Project」の生活者向けキャンペーンには合計3万人以上に参加いただき、エコアクションへの共感と行動が広がっています。これらの成果は、エコ活動への関心の高まりと、身近な行動の変化が両輪で進んでいることを示していると感じています。
本プロジェクトは、一般生活者だけでなく企業やスポーツチームの皆様にも多くのご協力を賜ることができました。特にツインバード様、FABRIC TOKYO様、LIFULL様、社会人ラグビーチームの皆様など、賛同の輪が広がっています。
しかし、プロジェクトはまだ道半ばです。課題として、「すすぎ1回洗濯」の実施率がまだ広く根付いていない点があります。NANOX one公式Xのアンケートでは「すすぎ1回」実施率は59%に向上したとはいえ、多くの方にとってはまだ馴染みが薄い状況です。私たちは「すすぎ1回洗濯」をより多くの方に取り組んでいただけるよう、安全面や環境貢献面の情報発信を続けてまいります。また、洗剤の機能も改善し、「すすぎ1回洗濯」をさらに取り組みやすくする工夫を進めてまいります。
2025年下半期には、FABRIC TOKYO様との取り組みで大きなご報告を予定しています。また今後は、「すすぎ1回洗濯」の実施率が60%を超えることを目標に、“すすぎ1回”と“衣類のロングライフ化”のさらなる定着を目指して取り組みを続けてまいります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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