夏にチョコを売れ!10年で売上70億円を達成『明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上』9/25発売
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2025年9月25日に『明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上』(山本実之著/税込1,100円)を発売します。著者の山本実之さんは、明治製菓が創業83年目にして、初めて業務用チョコレート原料を企業に売る「営業部隊」カカオ事業部の課長として売上70億円を達成させた立役者です。本書は、僅少予算、モチベーション低めの年上メンバー、社内からの期待値ゼロなど、決して恵まれた環境ではなかった著者の下剋上物語。新規事業やチームマネジメントに悩んでいる人にぜひ読んでいただきたい一冊です。

実績ゼロで全く相手にされなかった
1999年、明治製菓は創業83年目にして、初めて対企業への原料販売に進出しました。これが新規事業の営業部隊「カカオ事業部」です。BtoCでは業界トップ企業でしたが、原材料の販売は全くの新規参入で営業先のリストもないところからのスタート。既に完成しているレッドオーシャン市場での営業は、実績がゼロでは全く相手にされず「何しにきたの?」と言われる始末でした。しかし「切り替え」時期を狙ったり、自分たちの強みであるBtoCの知識を駆使したり、開発部門に協力を仰いだりと愚直に取り組む中、部設立から10年目で70億円を達成。本書では、営業戦略だけではなく、どのようにチームの結束を強め、目標へのモチベーションを高めていったか、具体的なエピソードを交えて紹介しています。
リーダーはビジョンを示し、何度も語ることが大切
本書では、チームや個人の目標を掲げるキャッチフレーズや言葉が数多く登場します。「日本のチョコレートのレベルを引き上げる」「ここをみんなが来たがる部署にしよう!」「孫に語れるような事業にしよう」「行くぞ、売上40億」「自分株式会社」など、著者は売上70億達成の原動力は、目標であり、ビジョンだと強調。それをイメージさせる言葉をチームのメンバーと共有してきたのです。その上で、リーダーの役割は、「まず、リーダー自身が『やれる』と信じること。そしてビジョンは一度や二度ではなく、何度も、折に触れて言うこと。何より、不安なときに山頂の旗を見せることが大事」と語っています。
『明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上』について
目次
序章 乱高下のキャリア序盤に、種が蒔かれた
第1章 ゼロからのスタート――突然、寄せ集められた社員たち
第2章 市場を知る――未知のレッドオーシャンを攻略せよ!
第3章 チーム力を高める――仲間と共に挑む
第4章 心を鼓舞する―― ビジネスも人も急成長
第5章 勝ち続ける組織の条件―― 0 から70億へ、そして100 億へ
第6章 夢半ばで、新たな夢へ――「教え育てる」面白さ
終章 チャレンジが人生を変える―― 学び、歓び、未来を拓け
著者略歴

山本実之(やまもと・みつゆき)
明治ビジネスサポート株式会社 元代表取締役社長/ナトラ合同会社 代表
1984年に、明治製菓に入社後、原料の輸入販売、製品輸出の業務で海外経験を積み、イギリスとの合弁会社で営業企画管理部長を経て、新規事業「カカオ事業部」の立上げのリーダー、営業部長として活躍。「売上0」から約10年で70億円の売上規模に拡大させる。その後、研修部長として人財開発を担当。グループ会社の社長を経て独立。マネジメントに悩んでいた時に国内外の社長を歴任した師匠である新将命氏からデール・カーネギーのリーダーシップの教えを教わり開眼。マネジメントやグループ会社の経営で実践する。現在は、世界100カ国以上、900万人が受講するデール・カーネギー・トレーニングジャパン公認トレーナー、GCDF-Japanキャリアカウンセラーをはじめ国内外の人材育成関連の資格及びFP1級(ファイナンシャルプランニング技能士、国家資格)、CFP資格等を数多く有し、PHP研究所研修講師・人財開発コンサルタントとして大手企業から中小企業まで人財開発を指導。また、社長のメンターとしても活躍している。ミッションは「世界中の人々に愛とゆめと勇気を与えること」。
書誌情報

書名:明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上
著者:山本実之
定価:1,100円(税込)
判型・製本・頁数:四六判・並製・224ページ
ISBN:978-4-569-86010-7
レーベル:PHPビジネス新書
発行:PHP研究所
発売日:2025年9月25日