本屋大賞受賞作家・町田そのこ初の大長編『ハヤディール戀記』12月23日に上下巻同時発売

    デビュー前から温めてきた王道ファンタジーをPHP文芸文庫15周年記念作品として刊行

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    2025年12月5日 14:00

    株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『ハヤディール戀記(上・下)』(町田そのこ 著/各1,056 円税込)を2025年12月23日に発売します。著者の町田そのこさんは、2021年の本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)から、来春NHKでドラマ化が決定した『コンビニ兄弟』まで、幅広い作風で多くの書店員や読者の支持を集めている人気作家です。デビュー前から温めてきたという本作は、「いつか書きたい」と考えていた王道ファンタジー。町田さんの新境地であることは、自身初となる上下巻の大長編となったことからも見て取れます。PHP文芸文庫の創刊15周年を記念しての、2冊同時発刊です。

    10年かけて遂に完成。大好きな設定をすべて盛り込んだ念願の作品

    本作品は、町田さんがデビュー前の作家志望だった頃から書き始め、プロデビュー後も10年以上の歳月をかけてコツコツと書き進めてきた渾身の作品です。しかし、書き進めるうちに原稿用紙にして1200枚を超す、町田さんの小説の中で最も長大な作品が完成しました。
    中世ヨーロッパ風のハヤディール王国という異世界を舞台に、巫女や騎士団長など、王宮の人々が事件に巻き込まれていくという、大人も心躍る展開です。町田さんは本作について、「私の大好きな設定をすべて詰め合わせており、夢と希望と憧れのオリジナルスペシャルパフェ」と、熱く思い入れを語っています。

    『ハヤディール戀記』について

    あらすじ

    かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれあっていたが、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。しかし神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。一方、王宮では第一王女が毒殺され……。エスタはなぜ攫われたのか、彼女の生い立ちに秘められた謎が明らかになるとき、ハヤディール王国の血塗られた宿怨が蘇る。

    著者紹介

    町田そのこ(マチダ・ソノコ)
    1980年、福岡県生まれ。2016年、「カメルーンの青い魚」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年、同作を含む短編集「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞。
    著書に『蛍たちの祈り』『月とアマリリス』『宙ごはん』『夜明けのはざま』『わたしの知る花』『ドヴォルザークに染まるころ』『星を掬う』、「コンビニ兄弟」シリーズなどがある。

    書誌情報

    書名:ハヤディール戀記(上・下)
    著者:町田そのこ
    定価:各1,056円(税込) 
    判型・製本・頁数:文庫判・並製・(上)400、(下)392ページ 
    ISBN:978-4-569-90531-0(上)
       978-4-569-90532-7(下)
    レーベル:PHP文芸文庫
    発行:PHP研究所
    発売日:2025年12月23日

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