大阪信愛学院大学で「超少子化社会からの脱出計画」を中高生と考える体験プログラムを9月に開催 ひらめき☆ときめきサイエンス採択事業
日本の少子化問題を次世代と共に考える

大阪信愛学院大学(大阪市城東区・鶴見区)は、令和7年(2025年)9月21日(日)に、教育学部教育学科 渡部昭男教授が文部科学省の科学研究費助成事業(科研費)によって行う研究を基にした体験型プログラム「超少子化社会からの脱出計画を練ろう~ライフステージに沿った切れ目ない支援の探求~」を開催します。
本プログラムは、日本学術振興会が主催する「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」の一環として実施されます。
本件のポイント
●「超少子化社会からの脱出計画」を中高生と考える体験プログラムを開催
●さまざまな視点から少子化に関する支援や施策を分析
●研究者との関わりを通じて学問の素晴らしさや楽しさを体感できる機会を提供
本件の内容
日本の合計特殊出生率は2023年に1.20まで低下し、出生数は過去最低を更新し続けています。このペースで少子化が進めば、2050年台には総人口が1億人を下回ると予測されています。超少子化は日本社会における喫緊の課題であり、将来を担う若い世代にも関わる重要な社会問題です。
本プログラムでは、渡部教授の科研費研究の成果をもとに、日本や韓国の少子化の現状や課題を学ぶ演習、ライフステージに沿った自治体の支援の分析、少子化脱出のための具体的な支援策について考えるワークショップ等を実施します。参加者は科学的な視点から少子化問題を理解し、自分たちなりの「脱出計画」を立案します。最後に各グループの発表を行い、互いの意見を共有する時間も設けられています。
開催概要
日時 :令和7年(2025年)9月21日(日)12:00~16:45
場所 :大阪信愛学院大学
(大阪府大阪市城東区2-7-30、今里筋線「新森古市」駅1番出口より徒歩約5分)
対象 :中学生、高校生
参加費 :無料
定員 :20名(申込先着順)
申込締切:令和7年(2025年)9月16日(火)
タイムスケジュール:
12:00~12:30 受付
12:30~12:40 開講式・オリエンテーション
〇セッション1:日本と韓国の政策分析:超少子化の日本と韓国の現状と課題を探ろう
12:40~13:00 演習①[渡部昭男]日本:超少子化・人口減少社会の予測とこども未来戦略
13:00~13:20 演習②[多胡太佑/尹太佑(ユン・テウ)]韓国:学校生活と無償教育
〇セッション2:自治体の施策分析:ライフステージに沿った切れ目ない支援を探ろう
13:30~13:50 演習③[渡部(君和田)容子]妊娠出産から乳幼児期の支援を探る
13:50~14:10 演習④[國本真吾]学齢期から高校生・大学生の支援を探る
14:10~14:30 演習⑤[近藤剛]学校外活動の現状と課題:体験格差を探る
○ワークショップ:5グループ(中高生数名、各講師、補助学生)に分かれての探究活動
14:50~15:50 グループワーク 探究活動
15:55~16:35 意見発表・討論
16:35~16:45 修了式(講評)、記念撮影
16:45 終了・解散
渡部昭男教授プロフィール
教育学部教育学科 教授
渡部 昭男(わたなべ あきお)
専門分野 :教育学、教育行政学、特別支援教育、人間発達環境学
学位 :教育学修士
最終学歴 :京都大学大学院教育学研究科博士後期課程 所定の研究指導認定退学(1982.3.31)
研究テーマ:発達保障の思想と実践、子育て教育の地域共同システム、高等教育の漸進的無償化
「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは
「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」は、科学研究費助成事業(科研費)によって行われている最先端の研究成果を、次世代を担う小・中・高校生に体験してもらうプログラムです。研究者自身が講義や実験を通じて科学の面白さを伝えるとともに、研究者の歩みや人柄に直接触れることで、学問の素晴らしさや楽しさを体感できる機会を提供しています。
関連リンク
学院概要
大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置する、認定こども園から大学までを擁する総合学院です。1884年の創立以来140年にわたり、カトリック精神に基づいた人間教育を土台に、時代に応じた質の高い教育を提供し続けています。

■本件に関する問い合わせ先
取材をご希望の方は、お手数ですが下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
学校法人大阪信愛女学院
法人事務局広報部 担当:大隈(おおくま)
TEL:06-6939-4391(ダイヤル9番)
FAX:06-6939-7161
E-mail:houjin-kouho@osaka-shinai.ac.jp