大正製薬株式会社(以下、当社)は、熱中症対策として「リポビタンアイススラリーSports」(清涼飲料水)を横浜市消防局へ提供させて頂き、消防局職員の熱中症対策の一環として活用し、横浜市消防局の職員88名を対象に消防職員の熱中症に関する実態等、アンケートを実施しました。
消防職員の熱中症リスク ~86%がリスクを感じている~
今回のアンケートの結果、2024年5~9月の期間に熱中症のリスクを感じた方の割合は86%になり、そのリスクを感じた場面としては、消火活動時69%、訓練時65%、救助活動時34%と順番に多いということがわかりました。

防火服着用による想像を超える過酷な環境
また、同アンケートの結果から、防火服を着て活動することによる熱中症リスクについて、99%以上の職員がリスクが高くなると感じていることがわかりました。消防職員のコメント(一部抜粋)からも、想像を超える環境であることが考えられます。

消防局における熱中症対策例 ~50%がプレクーリングを実施~
近年、熱中症対策に「プレクーリング」という手法が取り上げられますがその内容はあまり知られていません。消防職員に「プレクーリング」についてのアンケートを実施したところ、事前に冷水を浴びるなどのプレクーリングを行っていると回答した方が50%となりました。
(プレクーリング:運動前や活動前に体温を意図的に下げることで熱中症リスクを下げる手法)

また、横浜市消防局では、このような過酷な環境で活動を行う際には市場の商品(スポーツドリンク、塩分飴等)の活用や簡易水槽を使用し熱中症対策を行っています。

リポビタンアイススラリーを現場で活用 今後も利用したい90%
今回のアンケートでは、当社から「リポビタンアイススラリー Sports」を提供させて頂き、実際の現場での活用についても調査致しました。
冷感を感じられる「リポビタンアイススラリー Sports」を今後の活動の中で利用したいと回答した方の割合は90%となり、満足度(「満足」、「どちらかといえば満足」の合計)も93%という結果でした。一方で災害発生時の飲用を考えた際には、冷凍後に解凍して飲用することが大変であるというご意見などもありました。

【アンケート結果に関する纏め】
今回、横浜市消防局の活動内における「リポビタンアイススラリー Sports」の活用についてアンケートを実施し、熱中症対策への活用について検証致しました。
アンケートの結果、職員の方は夏場の日々の業務の中で約86%が熱中症リスクを感じており、横浜市消防局は熱中症対策を様々な形で行っています。消防職員の方個人でも熱中症対策や日々の身体を考えた活動を行われる方が多くいる結果が得られました。
「リポビタンアイススラリー Sports」の活用については災害現場において検討の余地があるものの、満足度は93%であることがわかりました。
当社は引続き、生活者の皆様の健康づくりのため、「リポビタンアイススラリー Sports」を通じ、熱中症対策の検証を進めて参ります。