水辺のプラごみフォトコンテスト2025募集開始しました。

オーシャンスイープ協会が『水辺のプラごみフォトコンテスト2025』の応募を開始。応募期間は 7月20日~8月31日。

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2025年7月21日 09:00
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一般社団法人オーシャンスイープ協会(埼玉県狭山市、山本知子理事長)は、海や川など水辺に流出したプラスチックごみの問題やマイクロプラスチック健康被害について一人でも多くの人に知ってもらうため、一般社団法人オーシャンスイープ協会は、2025年7月20日~8月31日の期間で『水辺のプラごみフォトコンテスト2025』の応募作品を募集します。

●海のプラごみ問題とは
1) 海のプラごみによる『見えない汚染』が私たちの健康も脅かしている
プラスチックの分子構造はとても安定していて、紫外線や波によって小さなマイクロプラスチックになっても分解されているわけではありません。消化器官にプラスチックを詰まらせた生物が死んでいる写真はよく知られていますが、もっと恐ろしいのは極小のマイクロプラスチック(ナノプラスチック)が体内に運んでくる『見えない汚染』です。見えない汚染の正体は、乳がんや生殖機能異常などの原因になると言われている『POPs(残留性有機汚染物質)』で、製造時からプラスチックに含まれているものもあれば、水中で有毒物質を吸着するプラスチックの性質のために海水の10万~100万倍に濃縮されることもあります。

2)日本近海のマイクロプラスチック濃度は全海洋平均の27倍!
環境省からの委託で九州大学の磯辺篤彦教授たちの研究チームが2014年~2016年の間に実施したマイクロプラスチックの実態調査によると、プラごみ流出量が多い国の周辺から黒潮が流れてくる日本の周辺海域はマイクロプラスチック量が多く、世界中の海の平均値に比べて27倍も含まれていました。

3)2030年に3倍、2060年には4倍!放置は現状維持ではない
プラスチックの使用量が年々増えるに従って不法投棄も増え、陸から海に流れ出る海洋プラごみ量は急増しており、今や世界で年間800万トンも流出しています(環境白書およびWWFジャパンのサイトより)。
 現状のままだと日本周辺や北太平洋中心部の海域では2030年までに海洋上層での重量濃度が2016年比で約2倍になり、2060年までには約4倍となると予測(九州大学・礒辺研究室サイトより)されている状況ですから、何もしないことは現状維持ではなく悪化していくことです。

4)海洋プラごみの半分以上が家庭ごみ、誰もが他人事ではない
たとえば、屋外のごみ箱からこぼれ落ちたペットボトルは風や雨に流されて川に流れてしまうことなどがフィールド調査で指摘されています。消費者のひとり一人が、海洋プラごみの原因になるような生活習慣がないか自己確認して、改善すべきところを改善していくことで、川や用水路を通じて海に流れてしまうプラごみも減らしていくことができます。
海洋プラごみのうち51%が家庭ごみ、34%が漁業ごみ、15%が農業や工業からのごみです(環境省資料および愛知県海岸漂流物環境学習サイトより)。海ごみの半分以上が街由来の生活ごみで誰もが他人事ではないので、プラごみの発生を抑制する生活習慣が浸透しなければ流出の元栓は閉まりません。

●海のプラごみ問題の解決方法
海洋プラごみの問題を解決していくためには、既に流出してしまったプラごみの「回収」と、流出しないようにしていく「抑止」という2つのアプローチが必要です。特に流出の抑止は、プラスチックを使う消費者一人ひとりが、何を、どう使い、捨てるときにどうするのかといった生活習慣の影響が大きいので、プラごみ問題について知っていただき、簡単なことからでも参加していただくことが解決につながっていきます。

●フォトコンテストの目的
全国各地の海、港、河川にどれぐらいのプラスチックごみが漂流しているのか、統計的な数字だけではなくリアリティあるビジュアルによって現場の実態を伝え、今後たくさんの方が海洋プラごみ問題に関心を持っていただく一助となることを目的としています。このため、応募していただいた写真は当社団が運営するインターネット上の『プラごみ流出マップ』や、自治体・学校等に貸し出しされる展示パネルに掲載するなどして一般公開させていただきます。

◇プラごみ流出マップ
https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&mid=1XNK19S6Cuqbq7NnIhcYj7GquK00W66IG&ll

●応募期間
フォトコンテストの応募期間は2025年7月20日(日)~2025年8月31日(日)23:59までです。応募期間を過ぎた作品は審査の対象にはありませんが、プラごみ流出マップには掲載させていただきます。

●審査基準
応募写真は下記の審査基準に基づいて審査します。
・見る人の心を動かし、プラごみ問題に取り組んで行こうと思える作品か

●副賞と発表方法
大賞または奨励賞に選ばれた方には下記の副賞を進呈せていただきます。なお、入賞者の発表は2025年9月中旬に当協会のホームページ等に掲載して発表します。
・大賞(3名):ステンレス保温ボトル
・奨励賞(7名):ホットマン1秒タオル(ブルーグリーン)

●詳細はこちら
https://ocean-sweep.com/photocon2025/

●応募はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe8aFcGIJ3-U_1Sv-s8YpTMjDttuiCWwD9tyA4GBoCuTxSSOg/viewform?usp=header

●募集要項
<撮影場所>
日本の流出状況を周知したいというきっかけで始まったプロジェクトではありますが、世界の海はつながっていますので、流出プラごみ写真の撮影場所は海外でもかまいません。

<応募者>
年齢や地域の制限は特にありません。学生でも社会人でもシニアや家事専業の方でも、法人や団体でもご参加いただけます。
ただし、安全面・近隣住民の方々との関係などについて自己責任(または保護者の責任において)で撮影し、著作権・肖像権など他者の権利を侵害しないよう、自ら撮影した写真を無償で提供していただける方に限定します。
また、一般データ保護規則(GDPR)の対象国籍(EUおよび米国)にお住まいの方で、EUユーザーの同意ポリシーにご同意いただけない方はご参加いただけません。
また、下記のいずれかに該当した場合は、当団体は登録を直ちに取り消し、参加を拒否すことができるものとします。
(1) 登録情報の内容に虚偽や不正があった場合
(2) 登録者及び保護者が暴力団、暴力団員、暴力団関係者、その他反社会的勢力であると判明した場合
(3) 反社会的問題行動(暴力行為・暴走行為・窃盗・恐喝・暴言・いじめなど)を行った場合
(4) その他、当社団は不適格と判断する事情がある場合

<経費について>
参加にあたってお支払いいただく費用はありません。無料でご参加いただけます。
また、当社団からお支払いできる経費や報酬はありません。撮影にかかる経費を自己負担し、撮影した写真(使用権)を無償で提供していただける方だけご参加ください。

<写真のサイズ>
・画素数は最低でも640ピクセル×480ピクセル(縦横どちらでも可ですが、横長写真が推奨です)より大きな画素数で撮影してください。
・プラごみをわかりやすくするため画像を明るくしたりトリミングさせていただく場合があります。予めご了承ください。

<1回の枚数制限>
お送りいただく写真は1応募につき4枚までとします。(4枚以上送付された場合は当協会の一存で選定しますが、選定が原因で審査委員の入賞選定からもれても責任は負いかねますので予めご了承ください)

<活動証明書>
活動証明書が必要な場合は、このフォームの「活動証明書」の項で「必要」を選択してください。なお、活動証明書は実名記載となります。

<第三者の権利保護>
ご応募いただく写真は、第三者の著作権や肖像権等の諸権利に抵触しないものに限定します。

<写真の使途>
写真や動画の使い方としましては、下記を想定しています。ただし、海洋プラごみ問題の解決・改善という目的に合致する場合には使い方を予告なく追加することがあるかもしれません。予めご了承ください。
・行政等に提出する書類の中で、海ごみの現状を伝えるための説明文の補足として
・Google Mapの機能を使った「プラごみ流出マップ」等で海・川・港のプラごみ分布マップに掲載
・社団HPや公式SNSやYoutubeチャンネル等で流出プラごみの状況を伝える記事の補足として

●個人情報の取り扱いについて
当社団では、プライバシーポリシーに則っり「個人情報保護方針」を定めその保護に努めています。詳しくは社団概要ページの「プライバシーポリシー」をご覧ください。なお、利用目的の範囲内として、当社団の活動トピックスが生まれたら、メールにてお知らせはお送りさせていただきたいと存じますので、予めご了承の上でご参加ください。また、引き続き環境問題にご関心を持っていただけると幸いです。
<プライバシーポリシー(社団概要ページ)>
https://ocean-sweep.com/aboutus/#policy

●撮影時の注意
毎年水難事故のニュースが流れるとおり、流れのある海や川は十分に注意を払うべき怖いものです。当社団では事故やトラブル等の責任は負いかねますので、自己責任の範疇で安全確保に十分な注意をして撮影してください。
・水流に巻き込まれない(特に、川の激流や深淵、海岸の離岸流は危険です!)
・けがをしない(特に、鋭利な金属ごみや注射針は危険です!ごみ拾いもされる場合は手袋やトングを使って安全に)
・毒をもった生物(たとえばカツオノエボシが海岸に打ち上げられていることもありますが、猛毒を持っていて死体でも刺胞を触ると危険です)

また、砂浜にあるビーチサンダルやモノが入ったレジ袋などは、海水浴やサーフィン等のマリンスポーツを楽しんでいる人たちの荷物かもしれません。判断がつかないものは手を触れないようにしましょう。

●一般社団法人オーシャンスイープ協会とは
<わたしたちのスローガン>
ぼくらの海をプラ汚染から守ろう!

<プロポジション(パーパス)>
 オーシャンスイープ協会は「ぼくらの海をプラ汚染から守ろう!」というスローガンの『オーシャンリボン運動』を推進する一般社団法人です。
オーシャンリボン運動は、海のプラ汚染について動画や写真で社会に共有し、プラごみの発生抑制に取り組む人や会社を増やすことや、海からプラごみを回収・処分するしくみの社会実装を推進することで、マイクロプラスチック汚染から海洋生物と海産物の安全を守ります。
◇社団ホーページ
https://ocean-sweep.com/

<法人概要>
団体名: 一般社団法人オーシャンスイープ協会(Ocean Sweep Assoc.)
所在地: 〒350-1311 埼玉県狭山市中新田1083-3
代表 : 理事長 山本 知子
設立 : 2021年2月22日

●お問い合わせ
この件に関するお問い合わせは下記までメールアドレに宛に送信してください。
oceansweepofficial@gmail.com

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