<自転車の安全利用促進委員会レポート>沖縄県教育委員会主催 「令和7年度 高等学校交通安全指導者連絡協議会」にて 「自転車通学指導セミナー」を開催  沖縄県内の高等学校等の教職員約100名が参加

自転車の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、沖縄県教育委員会主催のもと、2025年5月8日(木)県立武道館会議室(那覇・南部地区)・9日(金) 県立北谷高等学校(北部・中部地区)・13日(火) 県立宮古総合実業高等学校(宮古地区)・14日(水) 県立八重山高等学校(八重山地区)で行われた『令和7年度 高等学校交通安全指導者連絡協議会』にて、自転車通学指導セミナーを実施し、県内の高等学校等の教職員約100名が参加されました。


沖縄県は、県全体の自転車利用率は全国と比較し少ないものの、高校生の自転車事故時に加害者となる割合が高い結果となっています(当委員会調査)。本講演では、沖縄県の高校生に自転車事故の多い要因について考察したほか、ヘルメット着用努力義務化によるヘルメットの重要性、他都道府県における自転車通学指導の好事例紹介、さらに、現在事故が多発している特定小型原動機付自転車(特定小型原付)の定義や、電動アシスト自転車との違いについても解説しました。また、見落とされがちな自転車自体の安全性(BAAマークについて)の大切さについても説明しました。


講師の遠藤まさ子(自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト)は、2026年4月から施行予定の16歳以上が対象となる「青切符制度」について解説しました。「ながらスマホ」による自転車関連の事故件数やその危険性を体験できる動画を紹介し、「自分事」としてとらえることの重要性を訴えました。また、「万が一事故が発生した際には、ヘルメットの着用有無が被害の大きさを左右します。令和5年における沖縄県高校生の事故時ヘルメット着用率は3.4%と非常に低いため(当委員会調査)、事故を“起こさない・遭わない”ための教育だけでなく、“起きてしまった場合”を見据えて、ヘルメットの着用や自転車保険への加入をしっかり指導していくことが重要です」と強調しました。

さらに、「通学自転車は毎日使うものであり、1年間で日本縦断に匹敵する距離を走行する生徒もいます。BAAマークなどの安全基準を満たした自転車を選び、定期的に点検・メンテナンスを行うことが大切です」とも述べました。

講演後は、「自転車通学の登録について、自校の現況の情報交換しつつ、課題の整理と保護者の理解を深めるための方策」をテーマに各校の教職員による意見交換と発表が行われました。

新年度を迎え、新入生の自転車通学も本格的に始まります。当委員会の調査では、中学生・高校生の自転車通学事故は5月・6月に最も多く発生しています。ルールやマナーの指導に加え、自転車本体の安全性についても改めて理解を深めていただき、他県の好事例も参考にしながら、自転車通学の安全指導について考える機会となりました。



【参加した教職員の感想】

・自転車通学に関する指導について、非常に参考になる内容でした。今後は、交通ルールの継続的な指導に努めるとともに、保護者の理解を深めていくことの重要性も改めて実感しました。

・BAAマークをはじめとする自転車の安全基準について、改めて確認する良い機会となりました。今後の指導に、今回学んだ内容をしっかりと活かしていきたいと思います。


当日の様子(那覇・南部地区)

当日の様子(那覇・南部地区)

当日の様子(北部・中部地区)

当日の様子(北部・中部地区)


■参考資料

≪講師略歴≫


遠藤 まさ子

遠藤 まさ子


遠藤 まさ子

自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト

自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い各誌に寄稿。自転車の中でも子ども乗せ自転車、幼児車、電動アシスト自転車を得意とし、各種メディアで自転車の利活用、安全指導等解説を行う。



≪自転車の安全利用促進委員会≫

自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送っていただくため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しています。

https://jitensha-anzen.com/



≪BAAマーク≫

BAAマークは、一般社団法人自転車協会が定める自転車安全基準に適合した自転車に貼られています。自転車安全基準には全部で約90項目の検査項目があり、ブレーキ制動性能、フレーム・駆動部の強度、ライトの光度、リフレクターの反射性能などの検査に合格する必要があります。


BAAマーク1

BAAマーク1

BAAマーク2

BAAマーク2

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