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廃棄花に新たな命を-大阪・関西万博ブルガリアパビリオンでフラワーカーペット展示

SDGs×フラワーロス削減 スマイルフラワープロジェクト

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2025年5月16日 17:35
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大阪・関西万博ブルガリアパビリオン
大阪・関西万博ブルガリアパビリオン
当協議会は2025年5月18日(日)、ナショナルDAYにあわせて大阪・関西万博ブルガリアパビリオン前において、富山県で廃棄予定となったチューリップや関西地区で調達された廃棄バラを活用したフラワーカーペットを展示します。この取り組みは、ブルガリア大統領夫妻の来日を歓迎し、両国の親善を深めるとともに、フラワーロス削減という社会課題に貢献するものです。

SDGs × フラワーカーペット 命を大切にするデザイン

フラワーカーペットデザイン柄※イメージ図
フラワーカーペットデザイン柄※イメージ図
万博のコンセプトである「命輝く未来のデザイン」を基に、フラワーカーペット(縦幅3m×横幅6.7m)は花1輪ずつの命を大切にすることを旨として設計されています。

企画を通して、フラワーロスのゼロの社会実現、フラワーロスのない新たな花の価値を示し、一人ひとりの命の多様性を表現します。
更にはブルガリアの伝統的デザインをモチーフにしており、世界一のバラ生産国であるブルガリアを象徴する「薔薇」をテーマにしたデザインが採用されています。
デザインのポイントにはブルガリア国旗も含まれ、両国の交流を視覚的に表現しています。

SDGsへの貢献

富山県で球根栽培用に摘み取られたチューリップ
富山県で球根栽培用に摘み取られたチューリップ
使用される花は、富山県の球根栽培用にで摘み取られたチューリップと、関西エリアで出たバラブルガリアダマスクローズ系のもの(ロス予定のもの)を活用してフラワーカーペットを作ります。
ロスバラ
ロスバラ
このフラワーカーペットの展示は、以下のSDGs(持続可能な開発目標)に貢献します

- 目標12「つくる責任、つかう責任」
→ 廃棄予定の花を活用し、持続可能な消費と生産を促進します。
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」
→ 花の廃棄を減らすことで、環境負荷を軽減します。
- 目標15「陸の豊かさを守ろう」
→ 持続可能な農業と花の流通を支援し、地域経済の活性化に寄与します。

「フラワーロス」とは

「フラワーロス」とは、新鮮であるにもかかわらず、消費者に届く前に花が廃棄されてしまうことです。出荷できず廃棄されてしまう花は、なんと生産量の約2~3割を占めると言われています。

フラワーロス原因は、主に2つあります

・仲卸業者が定めている検品基準を満たさないために買い手がつかず、市場に出回らない。
・花屋などの小売店に並んだものが売れ残ってしまう。

新型コロナウイルスの影響で結婚式など多くのイベントが中止になったことが追い風になり、さらに問題を深刻化させました。

フラワーロスは、花の大量廃棄の問題だけではなく、花農家や花農園などの経営にも関わる課題なのです。
お花の廃棄が減らないと、花農家の収入は減り、経営が苦しくなってしまいます。それに伴い、私たちの人生を彩るお花の流通量が減っていくかもしれないのです。

大阪・関西万博でブルガリアと日本の絆を彩るフラワーカーペット

ブルガリア大使館では昨年、能登半島支援のためのチャリティーコンサートが行われておりマリエタ全権大使より持続的な能登半島支援活動を万博を通じて行いたい趣旨のご相談を賜り、フラワーカーペットイベントが企画されました。この企画を通して、被災地復興支援さらには両国の関係をより深めることが期待されています。
イベントを通してフラワーロスに理解を深めるとともに、ブルガリアと日本=バラ文化の架け橋に

フラワーカーペットは大阪・関西万博ブルガリアパビリオンのエントランス前に展示され、両国の薔薇文化の交流を象徴する記念的な行事となります。
このイベントは、今後の両国の歴史に寄与する重要な機会となるでしょう。

「オール北陸で能登復興支援」を掲げる物産ブース開設

北陸お花ごっつおマルシェJAPANマルシェ
北陸お花ごっつおマルシェJAPANマルシェ
万博会場の東ゲート入場口付近には北陸の復興支援活動を目的として先月オープンした「北陸お花ごっつおマルシェ」にてグルメ、スイーツ、伝統工芸品などを展示・販売しています。万博を通じての消費応援を喚起します。この取り組みによって、震災支援活動を持続的に支援してます。

フラワーライフ振興協議会

「フラワーライフ振興協議会」は、「花のある生活は人生の価値を高める」という花文化の浸透・発展と、それに伴う新たな需要創出を目指す一般社団法人です。
2020年に任意団体として設立され、2023年6月、一般社団法人として新たなスタートを切りました。

イベントについてのお問い合わせ

フラワーライフ振興協議会
info@flower-life.org
※現地写真の提供も可能