受賞歴のある早稲田生らが企画!緊急事態条項、震災、 戦争、性暴力をテーマにした社会派青春映画の クラウドファンディングを5月23日まで実施
国連の動画アワードなど数々の映画や映像の受賞歴がある太田慎一郎監督(22)が、震災や戦争や緊急事態条項など想定される不安定な「未来とそのあと」を高校を舞台に描く最新作『虐殺前夜/GrayFiction』のクラウドファンディングを実施します。
作品公式ポスター
【クラウドファンディング概要】
タイトル: 現役早稲田生が描く!
震災、原発、戦争、緊急事態条項、見えない暴力…
起こりうる未来を舞台にした青春映画を作りたい!
募集期間: 2025年5月23日(金)23:59まで
URL : https://motion-gallery.net/projects/grayfiction
ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルによるパレスチナガザの侵略と虐殺、今もなお問題になっている原発や、相次ぐ災害と被災地での二次被害(性暴力)、SNSの悪用による情報拡散や扇動、「未来を生きる」ということに希望を持ちづらい社会にいる現代。
早稲田大学で平和学を学び、モンゴルやドイツなどでの国際プログラムに参加しながらも、400万円規模のミュージカル舞台を演出し、映画上映企画運営や自主映画製作を続けてきた太田監督は、
「もしもこの先、大災害が起きて原発事故が再発したら?その先どんな二次被害が?」
「もしも日本が戦争に巻き込まれたら?徴兵制が敷かれたら?」
「我々は、そして若者は実際にどのような選択をし、生きていくのか?」
をテーマに2025年1月、本作の製作を開始しました。
国内外から30人以上のスタッフと42人ものエキストラを集め、学生の自主映画の規模を超えた製作を実現させました。現在すでに撮影を終えており、ポストプロダクション(編集作業)も9割が完了しています。
撮影の渡辺雅海(左)と太田慎一郎監督(右)
撮影風景1
太田監督は次のようにコメントをしています。
「起こりうる未来での若者を描く作品はあるものの、『本当に私たちはそんな選択をするだろうか』と思うものも少なくありません。私たちだからこそ予期できるもの、描けるものを考えながら脚本を執筆しました。企画アイデアを考えてから2年、世界7カ国を周りながら、大学で平和について勉強しながら、この社会と未来について常に考えてきました。今と未来の社会の写し鏡のような作品を作りたい一方で、「社会派すぎる」映画は時にプロパガンダとして消費されることは歴史が証明していますし、私も「政治映画」は作りたいとは考えません。誰が観ても面白い作品でありつつ、観終わったあとに、描かれた世界の本質を語り合えるような、そんな芸術を作りたいと考えています。少しでもご支援いただけると大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。」
クラウドファンディングの集まり次第で国内/海外の映画祭の提出数が変わることになっています。
目標金額34万円の『虐殺前夜/GrayFiction』のクラウドファンディングは5月23日(金)23:59まで受け付けています。
本作のクラウドファンディング専用サイト
https://motion-gallery.net/projects/grayfiction
【あらすじ】
大地震により西日本の原発が爆発した数年後の日本。緊急事態条項の発令によって政府に権力が集中し周辺国の戦争危機に伴って軍や若者の徴兵制が復活していた。政府の原発処理に対する過激暴動が相次ぎ、西日本はすでに世間から差別の対象となっている。そして主人公「りか」もその地域の出身であった。その事実を隠したまま転校先で学校生活を送る「りか」。あるとき、クラスの人気者「リサ」が徴兵から1年振りに帰ってくる。しかし「りか」だけは、「リサ」が実は徴兵に行っていないことを見抜いてしまい…。起こりうる未来の日本を舞台に、トラウマを抱える高校生たちの日常と非日常の境界線を描く、新しい形の青春映画。
映画『虐殺前夜/GrayFiction』予告編(60秒)
https://www.youtube.com/watch?v=fdL_SM7qBlQ
劇中場面写真1
【監督プロフィール】
太田慎一郎 2002年生まれ
今年の3月に早稲田大学文化構想学部卒業。中学3年の頃から映画製作を始める。映画甲子園eiga worldcup2019 自由部門優秀音楽賞&地域部門全国2位優秀作品賞受賞。米大使館協賛KACビデオ甲子園2019 日米総合優勝。第2回国連SDGsクリエイティブアワード普及促進映像大賞受賞&ANA国内線及び国際線にて1年間上映。2022~2023年、400万円予算100人出演規模のミュージカル舞台を3度演出監督として手掛ける。2021~2023年に製作監督した、コロナ禍に制作したミュージカル映画、腐敗した社会で映画を作る若者を描いた群像劇青春映画の2作品は高円寺国際学生映画祭で、高円寺シアターバッカスにて上映。地元国立市の上映イベント「くにたち映画館」では、4年間多くの映画上映を一般向けに企画し、上映権を交渉し、『雨に唄えば』(1952)『たまらん坂』(2019)『ロシュフォールの恋人たち』(1967)『オッペンハイマー』(2023)などを上映。大学では平和学を専攻し、「修復的正義」を研究。日本、韓国、中国、台湾、モンゴルの研究者が集まるトレーニングに参加し、2023年はモンゴルで2週間、2024年は宮崎で1週間、世界中の平和学研究者と対話を深めた。2024年夏には、ドイツ大使館協賛のプログラムで国内10人の1人に選ばれ、ベルリンに赴き現地の若者との歴史対話に参加。
【本作のクラウドファンディング専用サイト】
プレスリリース動画
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