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    「家事は仕方なくやっている」という意識の既婚女性が半数超  “包丁”の使用頻度は減少、“ぶんぶんチョッパー”等の 簡便・時短に繋がるアイテムは伸長  最新レポート「家事スタイルに関する調査2024」を発表

    調査・報告
    2025年4月16日 11:15

    株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、20~79歳の既婚女性を対象として“家事”をテーマとした「家事スタイルに関する調査」を実施しました。この調査は、3年に1回実施している調査で、食事づくり、食品の購入・保存・調理の実態・困りごとを捉える《調理行動編》、キッチン設備・機能、調理家電・機器の保有実態、後片付け・掃除実態を捉える《キッチン編》、生活家電・設備と汚れニーズ、掃除行動・洗濯行動の実態を捉える《掃除・洗濯編》、家事の分担、簡便化・外部化ニーズを捉える《家事スタイル編》の4編で様々な角度から“家事”を捉えます。本調査レポートは有償にて販売していますので、詳細は最下段をご参照ください。

    本リリースでは調査結果の一部を抜粋し、時系列比較や性年代別の結果をご紹介させていただきます。


    「家事スタイルに関する調査2024」 https://www.jmar.biz/report2/housework2024/


    「家事スタイルに関する調査2024」

    「家事スタイルに関する調査2024」


    調査結果のポイント紹介

    > 既婚女性の半数が「家事は仕方なくやっている」と感じており、特に30~40代では6割を超える

    > 「キッチン」「浴室・洗面所」「トイレ」の掃除代行ニーズは20代で高く、2割を超える

    > 包丁の使用頻度は徐々に減少する一方で、電子レンジの使用頻度は高い状態で推移

    > 「ぶんぶんチョッパー」「電子レンジ用パスタゆで容器」など、簡便アイテムの保有率が伸長

    > よく使う掃除機1位は「スティック型の掃除機」、「ロボット掃除機」も1割前後にまで普及



    ■調査概要

    調査名 :家事スタイルに関する調査2024

         ※今回のリリースでは、上記調査に収録されている調査結果の

          一部を抜粋してご紹介致します。

    調査期間:2024年12月2日(月)~2024年12月15日(日)

    調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」

         一都三県(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)

         中部圏(岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)、

         近畿圏(京都府・大阪府・兵庫県)に居住する20~79歳の既婚女性(主婦)

    調査方法:郵送調査

    回答者数:1,700名

    ※年代・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠してサンプル設計し回収を実施



    【調査結果1】既婚女性の半数が「家事は仕方なくやっている」と感じており、特に30~40代では6割を超える

    家事への考え方として「家事は仕方なくやっている」という考えにどの程度あてはまるかを5段階で確認したところ、全体で半数が「とてもあてはまる」「まああてはまる」のいずれかに該当した。

    長期でデータを確認できる20~60代のデータでは、2006年→2024年で15ポイント以上増加している。年代別でみると、30~40代は6割強があてはまり、70代は「あてはまる 計」が3割強で、「あてはまらない 計」が3割強と他の年代と比べると仕方ない感が最も低い。


    Q. 次にあげる家事への考え方について、あなたのお気持ちにどの程度あてはまりますか?(単一回答)


    図表1

    図表1


    【調査結果2】「キッチン」「浴室・洗面所」「トイレ」の掃除代行ニーズは20代で高く、2割を超える

    今後おこないたい・始めたい“代行サービス”では、「エアコンのクリーニング」が最も高く2割強、次いで「片づけ・収納」が16.4%。20代は他の年代と比べて、掃除代行サービスのニーズが高く、「キッチン」「浴室・洗面所」「トイレ」の掃除代行がいずれも2割を超える。なお年代があがるにつれ、掃除代行のニーズは低下する傾向で70代は1割前後に留まる。最も高い「エアコンのクリーニング」は30代が特に高く3割弱。


    Q. 始めたかどうかにかかわらず、あなたが今後、行いたいこと・始めたいことは?(複数回答)


    図表2

    図表2


    【調査結果3】包丁の使用頻度は徐々に減少する一方で、電子レンジの使用頻度は高い状態で推移

    包丁を使用する頻度は、全体で「1日2回程度」が3割に近くボリュームゾーン。1日あたりの平均回数は「2.6回」。時系列(20~70代)でみると、2013年調査時は1日あたりの平均回数が「3.1回」だったが、調査のたびに減少が続いている。特に「1日4回以上」は40.7%→26.5%へと低下。

    対して、電子レンジのレンジ機能を使用する頻度は、全体で「1日4回以上」が37.8%とボリュームゾーン。1日あたりの平均回数は「2.7回」。過去調査と比較しても1日あたりの平均回数は、高く推移している。


    Q. お宅では、「包丁を使う」・「電子レンジを使う(電子レンジ機能で)」調理行動をどのくらいの頻度で行っていますか?(単一回答)


    図表3-1

    図表3-1


    図表3-2

    図表3-2


    【調査結果4】「ぶんぶんチョッパー」「電子レンジ用パスタゆで容器」など、簡便調理アイテムの保有率が増加

    キッチンアイテムの保有において伸長したものをみると、「ぶんぶんチョッパー・みじん切り器」「電子レンジ用パスタゆで容器」といった簡便・時短に繋がるアイテムが前回調査と比べて5ポイント以上増加していた。またその他には、「トング」や「調理スプーン(シリコン製等)」が増加傾向。対して、「すり鉢」「すし桶」「落としぶた」は2013年と比べて15pt以上減少している。その他「シリコンスチーマー」は2016年調査時では4割を超えていたが、2024年調査では3割を下回り27.6%と減少傾向。


    Q. あなたのお宅で保有しているものは?(複数回答)


    図表4

    図表4


    【調査結果5】よく使う掃除機1位は「スティック型の掃除機」、「ロボット掃除機」も1割前後まで普及

    自宅でよく使っている掃除機のタイプを確認したところ、「スティック型の掃除機:充電式・コードレスタイプ」が44.4%で最も高い結果となった。過去調査データと比較すると、前回調査では「スティック型の掃除機」「サイクロン掃除機」「電気掃除機(紙パック式)」はほぼ同程度だったが、2024年調査で順位が入れ替わった。なお、「ハンディタイプ掃除機:充電式・コードレスタイプ」は14.3%、「ロボット掃除機」が9.8%。「ロボット掃除機」は前回調査と今回調査で1割前後で推移。


    Q. お宅でよく使っている掃除機はどのようなタイプですか?(複数回答)


    図表5

    図表5


    ― 本レポートについて ―

    今回のリリースでご紹介した「家事スタイルに関する調査2024」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった日常の食事作り行動、調理方法、キッチン・リビング等の間取り、気になる臭い・汚れ等、幅広いトピックを有償版では多数掲載しています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

    ※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。



    【レポート販売のご案内】

    ■アウトプット

    『家事スタイルに関する調査2024』

    (1)調査報告書(PDFファイル):2025年3月完成

    (2)集計データ(Excelファイル):ローデータ・単純集計表・クロス集計表一式


    ◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にて承ります。

    【都度お見積りさせていただきます】


    ※当社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。

    ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。

    ※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。



    ■調査購入のご案内

    《調理行動編》・定価370,000円(税別)・MDBメンバー価格345,000円(税別)

    《キッチン編》・定価370,000円(税別)・MDBメンバー価格345,000円(税別)

    《掃除・行動編》・定価370,000円(税別)・MDBメンバー価格345,000円(税別)

    《家事スタイル編》・定価370,000円(税別)・MDBメンバー価格345,000円(税別)

    ◆4編セット価格・定価1,330,000円(税別)・MDBメンバー価格1,270,000円(税別)

    ◆3編セット価格・定価990,000円(税別)・MDBメンバー価格950,000円(税別)

    ※3編セットはいずれかより3編をお選びいただけます。

    ※MDBメンバー価格は、当社会員制情報提供サービス「マーケティング・データ・バンク」にご登録いただいている事業所に限らせていただきます。



    【お問い合せ先】

    株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部

    〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22

    担当 : 山口・荒木

    TEL : 03-3578-7607

    FAX : 03-3432-0109

    Email: info_mlmc@jmar.co.jp


    本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。

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