一般社団法人日本分析機器工業会、一般社団法人日本科学機器協会

ヒトゲノム解読完了20周年特別企画　 JASIS 2023／トピックスセミナーで開催

イベント

2023年8月2日 10:00

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA、所在地：〒101-0054　東京都千代田区神田錦町2-5-16、会長：足立正之／株式会社堀場製作所代表取締役社長)と一般社団法人日本科学機器協会(JSIA、所在地：〒103-0001　東京都中央区日本橋小伝馬町14-9、会長：長谷川壽一／英弘精機株式会社代表取締役社長)は、JASIS 2023(9月6日～8日／幕張メッセにて開催)に於いて、国際ヒトゲノム計画日本代表としてご活躍された榊佳之博士はじめ当時の国内主役メンバーの方々にご協力を仰ぎ、ヒトゲノム解読完了20周年特別プログラムを企画いたします。

20世紀終盤に日本発の技術で製品化されたDNAシークエンサー(塩基配列分析装置)は、2003年国際ヒトゲノム解読計画を完成に導きました。そして2023年は、ヒトゲノム解読完了から20周年になります。21世紀に入り、現在に至るまで、さまざまな新技術が海外にて発明され、私達の日常におけるヘルスケアや医療が目覚ましい進歩を遂げ、改革に至る多くの進歩が続けられ、ゲノム解析データはより身近なものになりつつあります。しかしながら、ヒトゲノム解読完了という人類にとって革命的役割を果たし、世界を大きく動かしたDNAシークエンサーが日本における優秀な技術者達の努力により完成されたものである事実を、私達日本人は忘れようとしています。

そこで、今回は当時活躍した日本の技術陣営による革命的遺伝子解析技術の発明をアーカイブで語り、現代の若い技術人に勇気をもって未来における日本発技術をリードしていただきたいという熱いメッセージを送る想いを込めて本企画といたしました。

合わせて当時ヒトゲノム解析を実現させたDNAシークエンサーを永久保存として保管されている国立科学博物館のご厚意により、JASISスクエア(JASIS展示会場内)に実機展示および歴史紹介のエリアを設けます。

セミナー内容の詳細は下記の通りです。

【ヒトゲノム解読完了20周年記念特別企画プログラム概要】

日時：2023年9月7日(木)　10:30～12:30

会場：幕張メッセ／国際会議場コンベンションホール(200名収容)

テーマ：ヒトゲノム解読完了20周年記念特別企画

　　　　～先人の熱い思いに学び、現在の諸課題に挑戦し、未来を拓く～

1. 「ヒトゲノム計画から30年、医学・生命科学・バイオテクノロジーの大変革」

　　榊佳之　東京大学名誉教授(国際ヒトゲノム計画日本代表)

2. 「DNAシーケンサーから組織解析用微小切片採取装置開発まで」

　　神原秀記　フロンティアバイオシステムズ株式会社代表取締役