新日本無線、パルスオキシメータや脈拍計に最適な  反射型センサ「NJL5501R」を開発

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    2013年4月25日 15:00

     新日本無線株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小倉 良)では、パルスオキシメータ(酸素飽和度計)や脈拍計などに最適な、近赤外光(波長940nm)、赤色光(波長660nm)の2つのLEDとフォトトランジスタを1つのパッケージに搭載したフォトリフレクタ、「NJL5501R」を開発しました。

    NJL5501R


    【概要】
     現在主流のパルスオキシメータ※は、指など体の突出した部位をLEDとフォトトランジスタで挟み、その透過光を測定する構造のため、装着時の圧迫感や血流の阻害といった課題があります。

     新日本無線では近赤外光、赤色光の2つのLEDとフォトトランジスタを1つのパッケージに搭載することで、挟み込むことなく反射光での測定を実現し、この課題を解決可能としました。

    ※パルスオキシメータは、血液中の“ヘモグロビンの、酸素との結合の有無による近赤外光と赤色光の吸収率の違い”を利用して動脈血の酸素飽和度を計測する機器で、現在は近赤外光及び赤色光の“透過光”を検知する形での計測が主流です。


    【特長】
    1.反射式パルスオキシメータの開発に貢献
     「NJL5501R」は、近赤外光と赤色光の反射光を測定することにより、パルスオキシメータを指など体の突出した部位を挟み込む形でなく、貼り付ける構造にできます。

    2.パルスオキシメータで要求される発光波長範囲を採用
     「NJL5501R」は、パルスオキシメータで要求される発光波長範囲を採用しているため、精度の高い測定を可能にします。

    3.パルスオキシメータ用2波長フォトリフレクタの1チップ化
     「NJL5501R」は、2つのLEDとフォトトランジスタを業界で初めて1チップ化しました(※)。
    ※2013年4月‐新日本無線調べ


    【製品機能】
    ・発光波長
    660nm ±3nm(赤色光)
    940nm ±10nm(近赤外光)
    ・出力電流
    1.0mA~4.3mA(赤色光)
    145μA~580μA(近赤外光)
    ・外形
    COBパッケージ(1.9mm×2.6mm×0.8mm)
    ・鉛フリー、ハロゲンフリー
    ・RoHS対応


    【アプリケーション】
    ・パルスオキシメータ(酸素飽和度計)
    ・脈拍計


    【生産予定/サンプル価格】
    サンプル配布:2013年4月より開始済
    生産予定  :2013年5月より月産5万個で生産可能
    サンプル価格:@¥300


    【企業情報】
    会社名 : 新日本無線株式会社
    所在地 : 東京都中央区日本橋横山町3番10号
    URL   : http://www.njr.co.jp/