重版決定!『渦巻いて 三河牧野一族の波瀾〈上巻〉』 ~202...

重版決定!『渦巻いて 三河牧野一族の波瀾〈上巻〉』  ~2022年2月1日に下巻も発売予定~

書籍のPRを手掛ける株式会社プレリアが、話題の新刊をご紹介いたします。


愛知県豊川市生まれの岩瀬 崇典さんが、2021年11月1日に発売した書籍『渦巻いて 三河牧野一族の波瀾〈上巻〉(文芸社、1,650円)が、重版となりました。


この本は、戦国時代に東三河地方(愛知県東部、豊橋市を中心とした現8市町村地域)で勢力をふるった牧野氏を巡る物語で、極力史実に基づいて書かれた歴史小説です。

牧野氏が何代にもわたってこの地域を治めてきた経緯や、「牧野城」「一色城」「今橋城(後の吉田城)」「牛久保城」という城を巡る攻防、廃城までの流れも綴られ、戦国時代からの時の流れに思いを馳せることができます。

中盤には、三河西部の領主松平氏として後の徳川家も登場。三河東部の有力武将であった牧野氏が、駿河・遠江の戦国大名である今川氏と、新興勢力であった松平氏との間で翻弄される模様も描かれています。


書籍『渦巻いて 三河牧野一族の波瀾〈上巻〉』

https://www.amazon.co.jp/dp/4286230597


※下巻は2022年2月1日に発売予定です。


書影


■戦国乱世を生き抜いた牧野成時(しげとき 法名:古白)

戦いが絶えない戦乱の時代に、土地や家族を守り抜こうとする思い、先に討たなくてはやられてしまう恐怖心、平和への希求、勢力拡大への欲望などが「渦巻いている」様子を描き出した本作。冒頭は、共に平家の血を受け継ぐ田口成富と牧野成興が出会い、寝食を共にしていく場面から始まります。田口成富はその後牧野姓に改姓し、牧野家の一員となり、その子である牧野成時が、牧野城、そして一色城、その後今橋城の城主となります。

冒頭の平穏なシーンから、だんだんと不穏な空気が流れ、後に激動していきます。特に牧野成時が、「古白」という法名を授かり、今橋城主となるところから物語は急展開。今橋城を周辺大名に攻められ、敵の計略により孤立無援となって2週間以上も籠城し、自害に追い込まれますが、この本では驚きの方法で城外の味方と連絡を取り、我が子を逃がします。そしてその子供が、後に今橋城を奪還して雪辱を果たすことになるのです。



■年末年始にじっくりと読むのがおすすめ

古白没後の牧野氏は、今橋城を奪回し、一色城主であった牧野成勝が牛久保城を築いて、徐々に勢力を回復していきます。しかし、西三河から進出してきた松平清康(家康の祖父)に今橋城を攻められて一族の多くが討ち死にし、松平氏が東三河を平定します。しかしその松平清康も暗殺され、東三河は再び混乱に陥っていきます。。。

本の中では、牧野家の盛衰だけではなく、敵対武将も含めた性格や心理描写もあり、様々な登場人物について丁寧に書かれていることで、多くの歴史小説ファンに喜ばれる作品となっています。また地名の由来や家族構成なども、伝承の域から史実の裏付けも含めて詳述されていて、世代交代を経ながら、牧野氏がどうやって時代を生き抜いてきたかという足跡を丹念に描きたいという筆者の思いも強く感じられます。

年末年始のお休みの時間に、一般的にはあまり知られていない三河牧野氏の栄枯盛衰を通して、大河ドラマのような壮大な歴史ロマンに身を委ねてみるのがおすすめです。



◆書籍概要

書籍名: 渦巻いて 三河牧野一族の波瀾〈上巻〉

著者 : 岩瀬 崇典

発売日: 2021年11月1日

出版社: 文芸社

体裁 : 247ページ

価格 : 1,650円

URL  : https://www.amazon.co.jp/dp/4286230597



◆目次

・出会い

・動乱の幕開け

・仇討ち

・築城と城包囲網

・時を待つ

・一族の行方



◆著者 岩瀬 崇典(いわせ・たかのり)プロフィール

1984年7月7日 愛知県豊川市生まれ。

愛知県立時習館高等学校卒業、東京理科大学理工学部工業化学科卒業、服部栄養専門学校パティシエ・ブランジェ専攻科終了、KAPLAN Aspect Sydney 語学留学。

現在は、株式会社 白惣 取締役製造部長、HAKUSOH BAT, INC. (米国) CEO。


大学在学時に地元を離れ、自分の生き方を考えた際に、祖先や生まれ故郷の歴史に興味を持ち、その歴史を全国へ伝えたいと執筆を開始。在学中に2/3を書き上げたが、その後卒業・留学・仕事と忙しくなり一時中断。

2020年、新型コロナウイルスの流行で海外出張が出来なくなり、再び日本や自分自身を見つめ直し、未完のままにしていた14年前の作品に再び向き合う。

現在は全く別の仕事をしながら、本作を書き上げ、小説家としてのデビューを果たした。

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