9月29日~10月1日開催「第2回 国際 文具・紙製品展【関西】」に 日本文具大賞受賞「mahora(まほら)ノート」の 限定デザインや廃棄米で作ったノートなどを初出展

発達障害者の困りごとやフードロスなど、社会課題をノートで解決

昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工株式会社(所在地:大阪市生野区/代表取締役社長:大栗 康英)は、2021年9月29日から10月1日にインテックス大阪で開催される「第2回 国際 文具・紙製品展【関西】」に出展します。「日本文具大賞」受賞の、発達障害当事者の声から生まれたmahora(まほら)ノートとシート全36アイテムや、初出品となるイラストを箔押しした限定mahoraノートと、廃棄米を活用した紙素材「kome-kami(コメカミ)」で作ったノートなどを展示します。



■発達障害当事者の声から生まれた「mahora(まほら)ノート」

mahoraノートは、発達障害者を支援する一般社団法人UnBalanceと共に、当事者約100人の声を集めて開発し、2020年2月に発売しました。「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴です。新たに届いた要望に応え、2021年2月に追加発売した22種が、「第30回日本文具大賞」のデザイン部門で優秀賞を受賞しました。「日本文具大賞」は、機能面・デザイン面それぞれにおいて、その年もっとも優れた文具を選定するアワードです。マイノリティの小さな声にも耳を傾け「紙のチカラ」で解決した社会貢献度の高いノートと評価されました。当展示会では、今後寄付つき商品として販売予定の、イラストを箔押しした限定デザインも初披露します。


光の反射を抑えた目に優しいノート


■廃棄米を活用した「kome-kami(コメカミ)ノート」

フードロスをなくすことを目指して、企業や自治体が災害用に備蓄し、賞味期限が切れてしまったお米を活用してできたのが「kome-kami」です。お米を混ぜた紙の、強いコシと独特な表面のせいで、ノートの生産は困難かと思われましたが、紙やマシンの微調整を数十回と繰り返して完成した、商品開発中のノートも初出展します。また、学校や企業など、それぞれの要望を取り入れて作ったオリジナルノートのサンプルも展示予定です。


kome-kamiノートイメージ


【第2回 国際 文具・紙製品展【関西】概要】

通称: ISOT(イソット)【関西】

主催: RX Japan株式会社(旧社名:リードエグジビションジャパン)

会期: 2021年9月29日(水)~10月1日(金)

会場: インテックス大阪

URL : https://www.lifestyle-expo-k.jp/ja-jp/about/isot.html



【一般社団法人UnBalanceについて】

一般社団法人UnBalance(所在地:大阪市平野区、代表:元村 祐子)は、2013年に大人の発達障害の当事者自助グループとして発足。2016年に法人化し、当事者サロン、臨床心理士などの専門家を招いた勉強会、当事者が得意な分野で講師を務めるワークショップ等を開催するほか、他の当事者グループとの交流や、発達障害の子を持つ親の会、当事者が自由に過ごせる居場所づくりにも力を注いでいます。



【mahoraノート 限定デザインについて】

「こどもとうたう♪NHKのうた」楽譜表紙など書籍や絵本、CMや広告のイラストを手掛けるイラストレーター・絵本作家のYOSSANが、「やさしい」をテーマに制作。セミB5サイズのmahoraノートの表紙に、「まほらのよる」、「うちゅうからのおくりもの」、「まほらのもり」の3種類のイラストを箔押ししました。今秋、寄付つき商品として発売予定です。



【kome-kami(コメカミ)を使った環境配慮型ノートについて】

ノートの中紙に「kome-kami」を使用した、オリジナルノートを商品開発中です。当展示会では、稲穂のイラストと「Eliminate Food Loss」のメッセージなど、イラストとメッセージが入った5種類の表紙のB6サイズのノートを参考出品の予定です。


mahoraノート限定デザイン「まほらのよる」イメージ


kome-kamiを使った環境配慮型ノート表紙イメージ


【mahoraノートの特徴】

■光の反射を抑えた、中紙を採用

mahoraの中紙は、白い紙に比べ光の反射を抑えられる、13色の国産色上質紙の中から、発達障害当事者の皆さまに選んでいただき、その中でもまぶしさがもっとも気にならなかった「レモン」「ラベンダー」「ミント」の3色を採用。また、今回採用した国産色上質紙は、通常のノートの中紙に比べ約10%程度厚くなっているので、強い筆圧でも紙がへこみにくく次のページへの影響が軽減されます。さらに紙肌がなめらかなので、消しゴムで消す際も紙がクシャクシャにならず綺麗に消すことができます。


■行の識別がしやすい、mahora独自の罫線

発達障害当事者の皆さまの中には「中紙に印刷された罫線が見分けにくく、書いているうちに行が変わってしまったり歪んでしまったりする」との声がありました。それらの悩みを解消させたのが、アンケートやヒアリングによってうまれた、mahora独自の2種類の罫線です。


■ノートの開きが良く、耐久性も優れた無線とじ製本

長年ノート製造に携わってきた製本技術による業界トップクラスの高品質な無線とじ。ノートの開きが良いのでページの端まで文字が書きやすく、また耐久性にも優れているので長期間の使用でもノートがばらける心配はありません。


■無駄な要素をなくしたシンプル設計

「中紙に印刷された日付などの余計な情報が気になり集中できない」との声にも耳を傾け、中紙の印刷からは日付欄などの罫線以外の情報は全てなくしました。またそのことによって、横書き・縦書きも気にすることなく使える自由なノートになりました。



【mahoraシートの特徴】

■レポート用紙のように1枚ずつ自由に使えます

■パンチ穴をあければバインダーにまとめて綴じることができます


mahoraノート新色登場


シートタイプが新登場!


レモン太細交互横罫使用例


ラベンダーあみかけ横罫使用例


【mahoraノート概要】

mahoraノート概要


mahoraオンラインストア: https://www.oguno.jp/

mahora紹介ページ   : http://og-shiko.co.jp/mahora/



【『mahora(まほら)』という名前について】

『まほら』は「住みやすい場所」や「素晴らしい場所」、「すぐれたよい所・国」を意味する日本の古語で、『まほろば』の元となった言葉です。

私たちが作るノートがみなさまにとって「使いやすいノート」「心地よく使っていただけるノート」であってほしいという願いから、『mahora』と名付けました。

そして日本だけでなく、多くの国の人々に使っていただけるノートになってほしいという願いも込めて、アルファベット表記の『mahora』としました。



【発達障害とは】

発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。(出典:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」から)

そうした発達障害と診断された人は48万1,000人と推計されます(H28年「生活のしづらさなどに関する調査/厚生労働省」)が、実態は全人口の6%~7%は存在するとも言われます。

その中には「視覚過敏」と呼ばれる特性を持つ人もいて、特定の光や色によって受ける視覚のストレスが大きく、日常生活に支障をきたしてしまうこともあり、例えばノートを開くだけでも辛いと言う人もいて、決して知的能力に問題があるわけではないにもかかわらず、学習に支障が出るケースと言うのも起こりうるのです。



【会社概要】

社名  :大栗紙工株式会社

代表者 :代表取締役社長 大栗 康英

所在地 :〒544-0004 大阪市生野区巽北3-15-7

設立  :創業 昭和5年/設立 昭和40年

資本金 :1,000万円

社員数 :32人

事業内容:無線とじノートの製造 2,700万冊(年間)・電解水生成装置の販売

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